ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

JWPの3大選手権プラス

2009年07月19日 16時47分34秒 | ROSSY's EYE
 JWPの後楽園大会は3大タイトルマッチ。やっぱり団体プロレスは、ベルトをめぐる闘いが定石だ。誰が強くて、誰がチャンピオンだということが、プロレスを見る上で最もわかりやすいテーマだからだ。
  JWP無差別級王者の春山は、生え抜きの選手。挑戦者は、かつてJWPに在籍し転校して行った不良生徒の木村響子というイメージだ。試合はノールールの反則自由。木村はバルコニーからダイブし、急降下のフットスタンプには場内騒然。春山がなかなか起き上がって来なかったから、ドラマはクライマックスを迎えた。両者流血のシバキ合いは、春山が制した。春山はすっかり安定した王者になってきたが、体を張っているところが団体を守る姿勢に徹している。
  タッグ王座は挑戦者の、米山香織&さくらえみの”ヨネザクラ”が奪取した。さくらは文字通りタッグのエキスパート。無限のアイデアを持つ才能の持ち主だ。ジュニア二冠王の大畠美咲に挑戦した、ピンキー真由香は膝の負傷がたたり不完全燃焼。とてもタイトルマッチを行う、コンディションではなかったのだ。
  唯一の同門対決、日向あずみVS闘獣牙Leonのシングルマッチは、JWPの誇る模範試合。スリリングなテクニックの応酬こそ、JWPの世界。Leonの充実したハイスピードは、当代一だろう。だが日向の牙城は高い。日向こそ、JWPの17年に及ぶ歴史で最大の功労者だと思う。それだけの闘いを、長きに渡り魅せてくれたのだ。引退まであと5カ月…最後までハイクオリティーのプロレスを思う存分披露して貰いたい。

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