ポルト vs リバプール【CL07/08】

■ UEFA CHAMPIONS LEAGUE 2007/2008　　Group A　第１戦

ＦＣポルト（１－１）リバプール 　　　　・前半　８分　ルイス・ゴンサレス（ポルト）【PK】 　　　　・前半１８分　ディルク・カイト　　（リバプール） 　　　選手交代 　　　　・後半１８分　ラウル・メイレレス　　⇒　マリアノ・ゴンサレス （ポルト） 　　　　・後半１８分　タリク・セクティウイ　　⇒ エルネスト・ファリアス （ポルト） 　　　　・後半３１分　フェルナンド・トーレス ⇒ アンドリ・ヴォローニン （リバプール） 　　　　・後半４０分　ライアン・バベル 　　　⇒ ファビオ・アウレリオ （リバプール）

この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。

■ リバプール、アウェイで勝ち点１

◆ チャンピオンズ・リーグ07/08シーズン開幕
今シーズン、リバプールを追いかける理由の一つにこのチャンピオンズ・リーグがありました。昨シーズン、大方の予想を翻して決勝まで残った２チームの一つ。しかしながら、決勝で敗れたリバプール。このリベンジを今シーズン、リバプールが出来るかどうか？ってのも注目するに値すると思っていたからです。つまり、決勝で敗れた悔しさをチームとして推進力と出来るか？ってことです。（個人的には、プレミア優勝をして欲しい）

リバプールは、グループＡ

『 リバプール、ポルト、マルセイユ、ベジクタシュ 』

いきなりアウェイでＦＣポルトでしたが、結果は、１－１のドロー。
アウェイということを考慮すれば、まず良しとしなければならないと思います。
ちなみに、同グループのマルセイユvsベジクタシュは、２－０でマルセイユがホームで先勝。


この試合、一番気になったのは、リバプールの守備面とチームとしてどこか覇気がない感じがしたことです。そもそも、国内リーグでポーツマスとの一戦もスコアレスドローでしたが、点が入らなかったことよりも、リバプールの守備の悪さが気になりました。それを引きずった状態で、このポルト戦を迎えたように思いました。この辺のリバプールの守備の問題にクローズアップして今回は進めていきたいと思います。

◆ 試合展開
ポルトのフォーメーションは、[4-3-3]。リバプールはいつもの[4-4-2]。
今回は、リーセ、シャビ・アロンソ、シソコが怪我により、ベンチにも入っていませんでした。

リバプールは、前半８分にいきなりポルトにPKを与えてしまいました。詳しくは後述。
その後、セットプレーからリバプールが同点においつき試合を振り出しに戻したものの、どうも内容が良くない・・・そのまま後半へ。
ところが、後半ペナントが２枚目のイエローカードで退場。１０人になってしまい。これでリバプールとしては、スキを突いてカウンターを狙いつつもこのまま試合を終わらせるという方法を取り最終的には、１－１で終えました。勝ち点１をアウェイで得たことは十分だったと言えるような試合内容の悪さでした。

■ 気になるリバプールの守備

◆ [4-3-3]と[4-4-2]の問題
前半８分のPKを与えたシーンですが、ちょっと前の所から動画をご覧下さい。しかし、ヒーピアの守備というか、足の遅さは・・・


リバプールは、３トップのポルトの攻撃、サイドからの攻撃に苦戦していました。
中盤の構成を見た場合、[4-3-3]の方が優位で、[4-4-2]のチームは１トップを２CBで見るような形になります。中央の守備ブロックは堅くなるものの、サイドで数的均衡を保った状態では、中盤で劣勢になります。
この場合、FWが守備に回り、特に相手のフォアリベロ（ボランチ）にプレッシャーを掛ける必要がありますが、この辺が明確ではなかった。

トーレス、カイトの２トップと中盤の４人の連携が悪い。
例えば、昨シーズンのPSV戦の場合は、非常に中央良い守備をしていまいたから、今回のこの３トップ、また、リーグ戦でも３トップ気味に来たアストン・ビラとかにも苦戦していたので、ちょっと気になる所です。
　　　

さらに、４人のDFラインと中盤の４ラインの２ラインで守備ブロックを構成して迎撃するリバプールの守備があまりにもルーズというか覇気が感じられませんでした。国内リーグ（ポーツマス戦）の時にも書いたのですが、リバプールのチームとしてのバランスや好不調を見るには、この中盤と最終ラインの守備を確認するのが一番だと思っています。

その中盤でのプレスが決まってないシーンがこちらです。【動画】 リバプールの守備の問題（中盤のプレスより）
結局ボールを奪ったものの、繋いでポルト陣内まで侵入出来ずロングボールを放り込みます。
また、ボールを奪ったのは引いてきたカイトです。本来であれば、ポルトのサイドへの展開の時、もしくは、中央で“潰す”のがリバプールが好調の時の中盤での守備ブロックだと思うのです。

◆ カイトのゴール
多分、ポルトにすれば、初のゴールに直結するようなFKを与えたシーンだったと思うのですが、その１発でやられた。リバプールは逆に１つのチャンスを確実に決めたシーンでした。【動画】 リバプールゴール
このシーンもよく見ると、ポルトのゴールから離れた、ファーサイドに入れて（多分、ヒーピア）折り返してゴール正面でカイトがゴール。カイトの動き出しも絶妙です。

■ 次は、ホームでマルセイユ

とりあえず、次はホームゲームですので、確実に勝ち点３を得ることが必要となります。ここで、マルセイユに引き分けたり負けたりしたら、マルセイユを独走、場合によってはポルトとマルセイユの背中を追うような形は避けたい所です。

■ Liverpool - UEFA Champions League 07/08 Group Ａ

第１節	９月１８（火）	ポルト　１－１　リバプール	［Ａ］
第２節	１０月　３（火）	マルセイユ	［Ｈ］
第３節	１０月２４（水）	ベシクタシュ	［Ａ］
第４節	１１月　６（火）	ベシクタシュ	［Ｈ］
第５節	１１月２８（水）	ポルト	［Ｈ］
第６節	１２月１１（火）	マルセイユ	［Ａ］

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	◆ リバプール　07/08シーズン◆ 　１．アストン・ビラ戦 　２．チェルシー戦 　３．サンダーランド戦 　４．ダービー・カウンティ戦
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