セルティック戦、カカのゴールを分析

■ カカのゴールを分析

◆ これがマリーシア！！
今日は、セルティックを沈めたカカのゴールシーンを分析してみます。
『 マリーシア、Ｗ杯ドイツ大会の日本代表に足りなかったものは？ 』以前のエントリーでカカのプレーとマリーシアについて書きましたが、今回のセルティック戦でのゴールもカカの得意な形からのゴールでした。意外とカカのドリブルは、スピードが速いのですが、それよりも最後の抜いてからゴールまでのプレーが秀逸です。その辺について下記をご覧下さい。

	【シーン１】 カカ（ＡＣミラン）のドリブルをリトリートするセルティックＤＦ陣。 ちなみに、以前も２度ほど紹介しましたが、この試合のゴールを決めたカカのプレーは、得意のスタイルだと思うのです。 ちょっとＪリーグではカカのようなプレーはお目にかかったことがありませんね。（Ｇ大阪のマグノアウベスならスピードありシュートの振りも早いのでやってそうかな？） どうしても、ＪリーグのＦＷは、相手ＤＦ陣がリトリートしてドリブルのコースやパススペースを制限するとそれに“お付き合い”してしまっている感があります。
	【シーン２】 セルティックのＤＦのスペースにパスという選択肢もあったが、ドリブルで仕掛けるカカ。 右サイドから上がって来たＡＣミランの選手の動きは、セルティック左ＤＦ（誰だろう？）は、カウンター開始時に確認しているはずです。 これでカカだけを意識するわけにもいかず・・・しかし、次の瞬間には、“捨て”ましたね。
	【シーン３】 このシーンがカカのプレーの最大の特徴。 相手ＤＦから逃げるのではなく、相手ＤＦと純粋な１対１のようなシチュエーションを自ら作り出します。その為に自分からＤＦに向かってドリブルを仕掛けます。 このプレーにより相手ＤＦは、ゴールから遠ざけるプレーから対人プレーに意識とプレースタイルを変化させられざるを得ない状況となるのです。
	【シーン４】 自分のスタイルに持ち込んだカカ。 あとは、一瞬のスピードでセルティックＤＦを抜き去りシュートを打つだけ。 多分、この瞬間にＧＫの飛び出しは確認しているはず。
	【シーン５】 セルティックＧＫボルツの股間を狙っていた？ もしかしたら、抜いた時点ではサイドネットを狙っていたかもしれないが、コースがないとみて、すぐに切り替えた可能性もあり。
	【シーン６】 最高レベルのプレーでセルティックを奈落の底へ突き落とした瞬間。 こうやってみると後から追いかけて来たセルティックの選手は、結局最後までカカのドリブル突破からシュートへ行くまでに追い付けていない。それだけ、カカのドリブルスピードは早いんでしょうね。

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■ カカのマリーシア - 『ブラジル 対 アルゼンチン 親善試合』

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