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日本vsブラジル 【コンフェデレーションズカップ2013】

2013年06月16日 | コンフェデレーションズカップ2013
■ 日本vs ブラジル【コンフェデ2013】
   日本(0-3)ブラジル
       前半 3分 ネイマール(ブラジル)
       後半 3分 パウリーニョ(ブラジル)
       後半48分 ジョー(ブラジル)


この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ ザックJAPAN、完敗

◆ 変更したスタメン
来年の本大会に向けてついに開催された、コンフェデレーションズカップ2013。
昨年、対戦したブラジルとの差をどれだけ埋められているか、そして、今の日本の世界との距離を測るには最高の舞台と言えよう。

結果は、0-3と完敗

力の差が如実に現れた試合だった。細かい分析は、次のイタリア戦までに書こうと思うので、今日は試合のポイントを2~3。

試合開始前、スタメンを見て驚いた。
これまで1トップとしてスタメンに名を連ねていた前田を外して清武をスタメン起用。
岡崎のワントップにして、いわゆる「ゼロトップ」のような形。
ただ、個人的には、「4-2-3-1」というよりは、本田、岡崎の2トップに近い形だったと思う。つまり、「4-4-2」のフォーメーション。これまで、このようなフォーメーションで戦った記憶がないのだが、なぜこの大一番でこれまでと違うスタメンにしたのだろうか?というのが、最初の疑問だった。ブラジルのディフェンスラインの裏を狙うという岡崎の特徴を生かすためだろうというのは、はっきりしていたが、これまでに行ってない組み合わせをこの大一番で行うというザッケローニ監督の判断に疑問が出た。試合後の会見では以下のように述べている。
今日、先発で1トップに前田(遼一)でなく岡崎(慎司)を使った理由は? またその狙いはうまくいったと思うか?
ゲームは自分の思ったとおりにはいかなかった。ただ、その変更が試合に響いた理由にはならないと思う。岡崎を1トップに起用した理由は、相手のディフェ ンスラインの特徴を考えた上で、彼が適任だと考えたからだ。相手陣内の深い場所まで行ってクロスを上げたときに、相手のセンターバックが空中戦に強いということで、そこはあまりチャンスがないと判断した。だから裏に抜け出すことができる選手をトップに、そして2列目により技術レベルの高い中盤の選手を入れることにした。
ザック「日本らしくない戦い方だった」|コラム|サッカー|スポーツナビ

◆ 早過ぎた失点
相対するブラジルは、「4-2-3-1」の現時点でベストメンバーと思われるスタメン。
日本の試合のプランとしては、前半は0-0のまま折り返して、焦りが出てきたブラジルから得点を取るというのが理想だったろう。その為には、試合の立ち上がり、前半の終わりの時間帯など失点してはいけない時間帯をしっかりと引き締めていかなければならなかったのだが、まさかの前半3分の失点。これで日本のプランは崩壊。一方、開催国のブラジルにとってはホームでのプレッシャーから解放されるという意味では、最高な先制点だった。

追う立場となった日本は、ただでさえ難しい試合をさらに難しくさせてしまった。同点にするべく前掛かりになると更なる失点を招きかねない。しかし、守っているだけでは、0-1のままいたずらに時間が過ぎてしまう。ブラジル相手に0-1と折り返せたのは、内容的には厳しかったが、結果的には悪くなかったと思う。

◆ コンディションは悪く
ところが、後半3分、パウリーニョに2点目を決められて0-2と差を広げられてしまった日本。こうなると、最低限の勝ち点1という結果が厳しくなってしまった。その後、ロスタイムに交代で入ったジョーにダメ押しの3点目を決められて試合終了。

日本は、コンディションは良くなかった。
後半20~30分には明らかに動きが悪くなっている点についてツイートをしていた。

この試合イラク戦でのスタメンが7人名を連ねていた。
W杯アジア最終予選のイラク戦から中3日で長距離の移動を経て現地入り。コンディション的には良くなかったであろう。一方のブラジルは事前にキャンプをしたりしてコンディションは万全だったろう。明らかに力の差がある両チームが、これだけコンディションに差があれば、試合の結果に影響を及ぼすことは明らかである。

イラク戦でコンディション調整の為に大幅にメンバーを入れ替えるのも有りだったのかもしれない。しかし、ザッケローニ監督としては、ブルガリア戦から続くこの期間をチームの連携・熟成の為の大事な時間と考えていたはずである。だから、イラク戦でも大きくメンバーを変えることなく、試合を通じてコンディション調整、連携の強化を図りたかったはずである。

◆ イタリア戦
明朝、イタリアとメキシコが対戦するが、日本はこのグループを突破する為には、次の試合は非常に重要である。まず、負けたらグループリーグ突破は消滅するであろう。最低でも引き分けでなければならない。ただ、残り2試合を勝利する勢いで行かなければ、来年の本大会でも同じような道を辿ることになる。つまり、ずるずると連敗したり自分たちの力を出せないまま終わるという意味である。

正直、昨年のブラジル戦との差は縮まっていなかった。
ベストメンバーのブラジル相手に前回よりも少ない失点で、さらにコンディションもベストではない状態で0-3という結果は、個人的には、悪くないと思っている。チーム力、個々の選手の能力など問題が大きく露呈したという意味でも良かった。ただ、選手は、W杯での優勝を公言しているのだから、その言葉に見合ったチーム力、選手の能力向上の為に、厳しい目で見ていくべきではないだろうか。

これまで3年間に積み上げてきたチームが崩壊しかけるレベルに打ち負かされた試合だった。今回のような大敗後に、イタリア戦に向けて、チームの状態を立て直し、どう気持ちを切り替えて前向きに持って行けるか注目したい。そして、何よりも臆することなく勝ち点3を取れるか。イタリア戦はこのチームの今後を左右する試合になると思う。

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