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今、ザックJAPANに必要なこと 【コンフェデレーションズカップ2013】

2013年06月17日 | コンフェデレーションズカップ2013
■ 日本サッカーの原点に戻ってみる

◆ オフ・ザ・ボールの動き
ブラジルは意外と難しいプレーはしていなかった。
局面では個々のテクニックの高さが目立つものの、試合全体としては少ないボールタッチでシンプルにプレーしていた。ブラジルは、パスを出して動いて動いてパスを受けてというプレーをきちんとこなしていた。日本は「攻撃だ」というスイッチが入った時には積極的な走りを行っていたが、それ以外では、オフ・ザ・ボール動きが少なかった。ブラジルは、ボールがあるサイドと逆のサイドの選手も歩きながらも常に動きを止めずに攻撃時のタイミングを見計らっていた。

マイ・ボールになった際、自分たちのリズムを作る為にボールを回そうとする。この時が、いわゆるボール・ポゼッション率が高くなっていく時である。そして、ボールを持っていない選手のパスコースを作る動き、相手ディフェンスラインへの裏を狙ったりというオフ・ザ・ボールの動きが攻撃にダイナミズムを与える。これはプレミアリーグでもJFLでもどんなチームでも同じである。現代サッカーにおける絶対的な摂理である。

◆ 日本サッカーの原点に戻ってみる
ブラジル戦、日本はオフ・ザ・ボールの動きが少なかった。ブラジルのコンディションが良く攻守の切り替えも早かったという点もあるものの日本はマイ・ボール時に攻撃のルートが限られてしまっていた。結果、無理な攻撃ルートを選択して、いや、難しいルート(路地へ)と追いやられてしまいゴール前へと侵入することが出来なかった。そして、ボールを失い、再び守勢へと回る機会が多かった。

個人技にばかり目が行きがちなブラジルだが、このような基本的なプレーをしっかりと行っている。テクニックは一朝一夕では身につかないが、このようなオフ・ザ・ボールの動きは、(適切なポジショニングというレベルは抜きにして)意識さえすれば少年サッカーの子供たちでさえマネすることが出来る。こんな時こそ、日本サッカーの原点に戻ってみるべきではなかろうか。

◆ コンディション調整
欧州でプレーする選手が多い日本。
どこの国の代表チームも同様だが、本来であれば、シーズン中の疲れを抜き身体のケアと共にメンタル部分のケアをする時期である。そういう状況でイラクとの予選もあったので、今、日本はフィジカル的には一番きついと思う。しかし、大会中に出来ることはほとんどない。まずは、一日も早くフィジカルコンディションを整えてチームとしての連携(意識の擦り合わせ)を行い、チーム全体として運動量を上げオフ・ザ・ボールの動きを少しだけ増やしてみるのが良いと思う。(過剰にラン・ゲームをする必要はない)

◆ ザックJAPAN、最大の試練
もう一つ、フィジカルの問題と同じくらいメンタルの問題も気になる所である。特に、ブラジル戦のショックは、選手たちも感じているはずである。日程がタイトなので、この辺の気持ちの切り替えを上手く行い、もう一度チームとしての方向性をきちんと定めて頑張って欲しい。今回の敗戦、ザッケローニ監督の采配、チームマネージメントという部分でも分岐点だと思う。残り2試合、ブラジルに0-3と敗れたチーム(選手、スタッフ)の気持ちを立て直して、もう一度、船頭としてチームを率いなければならない。このままブラジルの地で日本が沈没するのか、再び浮上するのかは選手の力以上に、船頭である監督の力が問われる時である。監督(リーダー)とは決断するのが仕事である。

今こそがザックJAPANの最大の試練の時期だと思う。

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