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とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

OC(Oral Contraceptives)=低用量経口避妊薬

2006年03月20日 | Weblog
OCとはOral Contraceptivesの略で低用量経口避妊薬または低用量ピルのことをいいます。
OCには、合成された卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれています。
ピルというと、避妊目的に使うものと思い込んでいる方が多いのではないでしょうか?
避妊効用以外にもいろいろなメリットがあるのです。それを、ピルの副効用といいます。
・月経周期が規則正しくなる
・月経痛が軽くなる
・月経量が減る
・貧血の改善
・ニキビや多毛症の改善
・卵巣がん・子宮体がんの予防
・良性の乳房疾患の減少          など・・・

ピルは、なんといっても避妊効果が高く、女性自身が行えることです。また、避妊効果以外のメリット(副効用)があります。
ピルのメリットとデメリットのバランスは、飲む人の年齢や健康状態・ライフスタイルなどにより異なります。一般的に、タバコを多く吸わない人であれば、メリットがデメリットを上回るといわれています。

ピルは薬局では買えません。ピルを買うには必ず医師の処方箋が必要です。
問診票に現在の健康状態などのご記入をいただき、医師の問診・診察を受け、ピル服用の為の検査を受けて、処方されるものです。

当院では ”トリキュラ” ”アンジュ” というピルのお薬をお出ししております。”トリキュラ” ”アンジュ” の成分は同じです。製薬会社が違います。

次回からまた数回にわけて、ピルについてのご説明をさせて頂きます。
ーby事務長ー
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日本テレビ放送 「女王の教室」

2006年03月19日 | Weblog
貼付写真は、ー日本テレビ「女王の教室」-ラストの一瞬の画像です。
注)著作権は、日本テレビにあります。

本日(18日)は、「女王の教室」の特別版(スペシャル版)の後半が放映されましたね。
後編は、しっかりと観ました。後日ゆっくりと前編・後編を拝見したいと思います。

イジメ・反抗・暴力・不登校・脅迫・自殺(脅迫による自殺となるのでしょうが)・・・など、重いテーマを投げかけてきたスペシャル版でした。
このドラマは、現代版”問題提起ドラマ”ですね。

今回のスペシャル版は、成績の良くない子供にテストを拾わせるような成績至上主義的場面はなかったので安心しましたが、実の子供の事故死とか・離婚とか・小学生でのイジメとか・暴力とか・・・嫌な場面が多々ありました。でも、そのような場面から目を背けてはいけないのだと思います。

この世の中には、「かなりおかしいよね?」と思うような現状が多々あります。
そのひとつには「少年犯罪」における刑の軽さがあります。少年だったら守られるのか?私個人的には(あくまでも”個人的”には、です)、犯罪は犯罪だと思います。今の時代でしたら、中学生になったら成人と同じにしても良いと思うくらいです。今日の放映でも「なんて悪知恵がまわるの??」と思うような場面が幾つかありました。それが現代の少年犯罪の多さの原点なのだと思います。
青少年に対する性犯罪も、刑を重くするべきです。特に、男の子の親は、自分の息子に対して、きちんとした”性教育”をするべきです。きちんとした”性教育”が出来ていないから、変な犯罪が蔓延しているのではないでしょうか。ご自分では「なかなか言えないわ」と思う保護者の皆様は、ご子息を当院までお連れ下さい。医学的な立場からも・人間として相手(女性)を思う立場からも、きちんとしたアドバイスをさせて頂きます。学業の成績よりも、人間として大切な事です。

さて、話は戻ります。
阿久津まや先生のお言葉は、正解だと思います。厳しいようですが、的を得た発言ばかりです。そのように厳しい事を言ってくれる人は少ないのです。厳しい事を言ってくれる人こそを大切にするべきなのです。

”軽い人”というのは、自分をチヤホヤしてくれる人に流れていき、厳しい事を言ってくれる人を遠ざけてしまいがちです。その段階で、自分の成長がなくなるのです。自分に厳しい事を言ってくれる人の意見を聞きましょう。必ず、人生のプラスになると思います。
注意を受けて単純にキレルような人間ではいけません。そして、すぐに文句を言うような人間ではいけません。何を大切にし、何を必要とするのかをよく考えて下さい。敢えて厳しい事を言ってくれる人を、心から大切にするべきなのです。

「女王の教室」を観ての、感想のひとつに ”なぜ教師に対して、母親が偉そうな態度に出てくるのか?」と思うような母親達のヒステリックな態度でした。
教師というのは、本当に大変な職業です。ストレスフルの職業です。でも、どの先生も子供達の事を考えて、一生懸命に頑張っていらっしゃいます。未熟な人間を、まともな人間になるように導いて下さる方々です。感謝をすれど、対等に文句を言うような対象ではないと思います。
母(妻)がヒステリックであったら父(夫)は冷静であるべきですし、反対に父(夫)がヒステリックであったら母(妻)は冷静であるべきです。
そして、母(妻)がいい加減であったら父(夫)が頑張るしかないですし、反対に父(夫)がいい加減であったら母(妻)が頑張るしかないですよね。
両方がヒステリックだったり・いい加減だったりしたら、良い人生はめぐってきません。親子・夫婦などのかかわりあう人間関係は、プラスマイナス・凹凸です。そのプラスマイナス・凹凸をうまく作用して、更に良い人生を築き上げていきましょう。

それにしても、天海ゆうきさんはとてもお綺麗ですね。素敵な方だと思いました。
ーby事務長ー
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赤ちゃんが欲しいあなたを応援します

2006年03月17日 | Weblog
「女王の教室」スペシャル版が、今日・明日と放映されますね。
毎週、楽しみにして観ていたのでとても楽しみにしていましたが、今、かなり辛い場面になってしまったので、一時中断してブログ書き体制に入りました。疲れていない時に、じっくりと拝見したいと思います。

話を変えて、昨日、書かせて頂きましたお話の続きとしまして・・・

「たまごクラブ」4月号の”プレたまクラブ”(P181~183です)、決して立ち読みなさらずに、どうぞお買い求めになられて下さい、皆様。

”治療に対してあなたのパートナーは・・・”という文章を読んで、思わず反応してしまった自分がいます。
不妊治療を頑張っている方々は、もっと深刻な思いを必死に乗り越えて頑張っていらっしゃるのが現実です。
私個人的には、人工授精は自然妊娠と同じだと思っています。年季をつんだ自分自身の経験(もちろん患者側として、です)もあるので、そう感じるのかもしれません。

婦人科系の病気や不妊というものは、背後から突然やってくるものです。健康に自信がある日々だったのに、いきなり「あなたは妊娠しづらいです」とか「あなたは子宮筋腫です」とか「あなたは卵巣のう腫です」とか「ホルモンのバランスが崩れています」とか・・・婦人科系に関して自分自身いろいろ経験(こちらも、もちろん患者側として、です)していますので、そう感じるのかもしれません。

そのうちに”人生の切り売りをする”事務長になっていたりするかもしれません。

婦人科系の病気だけでなく病気というもので痛い思いをされていらっしゃる皆様・不妊という病気とは違う角度から痛い思いをされていらっしゃる皆様、『神はあなたの器にあった大きさの荷物を授けて下さっています』。そして、人生の最終的なる荷物の重さは、必ず平等になるはずです。
辛い今を乗り越えてこそ、明るい未来があるのでしょう。その未来は神のみぞ知る!神のみぞ知るから’未’来というのでしょうね。

今日よりも楽しい明日をお迎え下さい。

背後で流れていた「女王の教室」スペシャル版前編が終わりました。黒服だったまや先生が、ナチュラル服からジャージ姿となり、明日の後編へと繋がります。辻褄がよく合っています。スゴイと思いました。このドラマ、とてもよく考えられていますし、賛否両論を引き起こす面白いドラマですね(じっくり観ていないといえども、PCにむかいながらも、結局チラリチラリと観ていたという事になりますね)。
夜にじっくりと見るには個人的(あくまでも個人的に、です)に辛かったので、元気な時に前編・後編合わせて、じっくりと観たいと思っております。
そして、同時放映の「夜王」もしっかりと録画しております。
ダブ録(ダブル録画)お薦めです。
ドラマ話と不妊話とゴチャゴチャのようになってしまいましたが、核心は”不妊治療で頑張っている方々を応援したいお話”です。
ーby事務長ー
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「たまごクラブ」4月号ーベネッセコーポレーションーその2

2006年03月16日 | Weblog
春が近づいてきております。
梅の花も満開となりました。貼付写真の紅梅は8部咲きといったところでしょうか。

本日、都内の某Y通りに向かって運転していたところ、某Y通りをゆっくりと走っていった車の中にタレントのYOUさんが乗っていらっしゃいました。
TVで見覚えのあるYOUさんのお顔に反応してしまい、「まさか、あれはYOUさん?」という表情でいた私にニッコリと微笑まれて過ぎていかれました。
タレントさんは、車に乗っていても、どこで人に見られているか分かりませんので大変ですが、その微笑で誰か一人でも幸せになれるのなら、それがその方のオーラのひとつなのだと思います。YOUさんは、とても綺麗な方でした。
芸能界のお話になりましたのでそのまま続きますけれど、広い芸能界の中でも大きく深いオーラを感じるのは、”黒木瞳さん”ですね。ブラウン管を通しても、その素敵さ(外見のみならず内面も含め)がドーンっと伝わります。"黒木瞳さん”をお見掛けした事がありますが、ブラウン管よりも更に更に美しい方です。お顔が小さくて瞳が大きくて美しい方です。大きなオーラを感じます。更なるご活躍を祈っております。女優さんとしても一人の女性としても、一生輝かれていかれる事でしょう。
芸能界のみならず、お友達の方にも、素敵なオーラで輝かれている方がいらっしゃいます。この1年間もいろいろお世話になった方です。その方もとても美しい方で、その方といると心からホッと出来るのです。そういうものが、その方々のオーラというものなのでしょうね。

さて、昨日、書かせて頂きました「たまごクラブ」4月号の当院の院長のインタビューについて~ですが、「たまごクラブ」4月号の中程くらいに掲載されております”プレたまクラブ(赤ちゃんが欲しいあなたを応援します)”という隔月連載ページとなります。
次号(「たまごクラブ」5月号)の’プレたまクラブ’は、双子以上の赤ちゃんのいるママのための’ふたご&みつごクラブ’が掲載されます。’プレたまクラブ’と’ふたご&みつごクラブ’は交互の連載です。

今月号のインタビューは、”心身の疲れを取り治療効果を促す漢方薬治療”というタイトルです。
漢方薬には即効性はありませんが、西洋薬と比べると副作用が少ないですし、ひとつの漢方薬でいくつかの症状に対応する事が出来るという点で、西洋薬と違う角度からの治療が可能です。
当院は、漢方薬に頼って治療をするというわけではなく、西洋薬の足りないところを補っていきましょう~という考えです。
現在、健康保険が使える漢方薬はおよそ150種類ありますが、ストレス病によく使われる漢方薬は約20種類です。おおよそで分けると a「冷え」 b「不眠・イライラ・不安」 c「頭痛・めまい・のぼせ」 d「食欲不振」となります。
当院では、数多い漢方薬の中から、婦人科系や不妊治療系に効く漢方薬を院内処方にてお出ししております。
a「冷え」でいえば”当帰芍薬散”、 b「不眠・イライラ・不安」 でいえば”柴胡加竜骨牡レイ湯””桂枝フク令丸””加味帰碑湯””加味逍遥散”、 c「頭痛・めまい・のぼせ」でいえば”桂枝フク令””加味逍遥散”、d「食欲不振」でいえば”補中益湯” など。

もうひとつの漢方薬の役目は、血の巡りを良くする役目を担っています。血の巡りを良くするには、漢方薬以外でも ”毎日少しでも身体を動かす(少し散歩をするのでもよし・階段を使うのでもよし・掃除機かけでもエクササイズ感覚でetc・・・)” ”身体を冷やす食べ物をさける(火を通した野菜をとる・冷え過ぎた果物を多くとらない・温かい飲み物を飲むetc・・・’個人的には生姜をお薦めしてしまいます’)” ”冬でも夏でも冷えると感じたらひざ掛けでも肩掛けでも1枚用意する” ”血行をよくするツボマッサージをする” など、ご自分にあった何かをひとつトライされてみて下さい。
ーby事務長ー
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ーget up and tryー 「たまごクラブ」4月号

2006年03月15日 | Weblog

本日、発売されました「たまごクラブ」4月号に、
当院の院長のインタビューが掲載されております。
半ページですが、
今回は”不妊症における漢方薬治療”の効用についてお話をさせて頂きました。


皆様、ストレス発散されていますか?
ストレス発散は大切です。

"get up and try"
直訳すると「起きろ、そして、挑戦するんだ」となりますが、
”立ち上がって、前に進もう”という事ですね。

転んだら、自分自身で立ち上がらないといけませんね。

子育て中のお母様、
ご自分のお子様(小さいお子様に対しては全く別です)が転んだ時に、
「大丈夫?痛かったよね、痛かったよね。」と起こしていませんか?
「自分で立ってごらん。」と言って、お子様が痛いのをこらえて自分で立ち上がった時に、
「自分で立ち上がったね。痛いのを我慢できたね。偉かったね。」と、
お子様が自分で立ち上がれる力を養って差し上げて下さい。

自分にとって嫌な事に対して、発想の転換が出来ないといけませんね。

お子様が「〇〇ちゃんにこんな事言われた。こんな事された。」と言った時に、
「〇〇ちゃんってひどいわね。そんな事言ってきたら、こう言いなさい。
そんな事してきたら、こうしてあげなさい。」と同意していませんか?
「〇〇ちゃんは、こんなふうに考えて言ったんじゃないかな?
〇〇ちゃんが、そんな事してくる前に、
あなたが〇〇ちゃんに対して何か言ったりしたりしていなかったか考えてごらん?」と、
言って差し上げて下さい。

これからを担う社会人をどのように育てるかは、お父様とお母様次第です。
それでも人間は完璧じゃないまま社会に出ます。

最終的に育て上げてくれるのは、
忍耐して努力していく社会です。
その社会に感謝出来る社会人に育てないといけません。

結局、人間は自分ひとりで生きているわけではないのです。

今現在、子育て中の皆様、それを感じられる人間に育てて差し上げて下さい。

今を必死で生きている子供(心臓を動かしている胎児を含め)は、
未来の社会の財産です。

人間は日々精進ですねーと自分にも言い聞かせる日々です。


ーby事務長ー

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花粉症対策について

2006年03月13日 | Weblog
ただ今、花粉飛散の真っ最中です。
「花粉症」といえば、今や国民病とまでいわれ、またの名を「季節性アレルギー性鼻炎」ともいいます。日本では国民の20%が「花粉症」といわれています。
この時期、日本人を苦しめる花粉の種類には ’スギ’ ’ヒノキ’ ’イネ科’ ’ハンノキ属’ があります。特に’スギ’の場合は、戦後に大量植林されたものが開花適齢期をむかえています。さらに、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。 また、排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進します。

”くしゃみ” ”鼻水” ”鼻づまり” ”喉の痛み” ”目のかゆみ” などの症状がありましたら、早めに「花粉症」対策を致しましょう。

ご自分が何のアレルギーを持っているのかを具体的に調べたい時には、「血中IgE検査」という血液検査があります。この血液検査で、原因となるアレルゲンに対する抗体を明らかにする事が出来ます。検査結果は約1週間で出ます。試しに、私も検査をしてみましたが、’スギ’ ’ハウスダスト1’ ’ハウスダスト2’ ’ブタクサ’ にアレルギーがあるという結果が出ました。納得した次第です。確かにこの時期は、スギ花粉で苦しむ日々となっております。

当院では、「アレグラ」というお薬を院内処方でお出ししております。
このお薬は、ヒスタミンの受容体をブロックして、アレルギー症状を止めます。アレルギーによる’くしゃみ’ ’鼻水’ ’鼻づまり’ などに有効です。主な作用はヒスタミンH1受容体拮抗作用で、ヒスタミンがくっつく受容体をブロックする作用を持ちます。広く抗アレルギー薬に分類される「ヒスタミンH1拮抗薬」で第2世代抗ヒスタミン薬です。余計な中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、眠気や口の渇きの副作用が少ないです。
比較的速効性があり、服用後60分くらいで効果がでてきます。1日2回、朝と夕に1錠づつ飲みます。

また、目のかゆみがある方には「ザジテン点眼薬」も、院内処方にてご用意しています。こちらも第2世代の抗アレルギー剤です。

花粉症は 1)天気:晴れまたは曇り 2)最高気温が高い 3)湿度が低い 4)やや強い南風が吹き、その後北風に変化 5)前日が雨 ~前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れて南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となります~。

「花粉症」では?と思われましたら、是非 当院にお越し下さい。早めに対処致しましょう。
ーby事務長ー


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ホルモン補充療法ーその3-

2006年03月11日 | Weblog
この”プレマリン”も、「ホルモン補充療法ーその2-」で書かせて頂いた”エストリール”と同じように、女性ホルモンの「卵胞ホルモン」を補うお薬です。更年期障害や腟炎・骨粗鬆症の治療にも効用があります。

”プレマリン”の場合は、「黄体ホルモン」と併用して飲む事があります。
”プレマリン”と併用してお出しする、当院の「黄体ホルモン」は、”デュファストン”または”ルトラール”または”プロベラ”などです。

その方の年齢や周期などにより変則的になることがありますので、医師の指示どおりに正しくお飲みください。また、長期に続ける時には、定期的に決められた検査を受けましょう。

「ホルモン補充療法」をはじめると、はじめる前にはなかったさまざまな症状が現れる事があります。何か気になるような症状がございましたら、ご自分で判断されずに専門家にご相談下さい。

当院にて「ホルモン補充療法」を受けていらっしゃる患者様からよせられた(HRTについての質問のいくをお受けになられていらっしゃるつかを、このブログに書かせて頂きます。

Q1:HRTを始めたら、出血があるのですが大丈夫ですか?
ー出血がおこることはあります。閉経後にHRTをなさっている方の場合でもあります。
この出血は病気の症状でおきる不正出血とは違う出血なので(あくまでもホルモンの増減によりおこるものです)心配はありません。ただ、長く続く場合には検査が必要です。
ホルモン投与の方法を加減しながら療法を続行していくと、出血をなくす事もできます。

Q2:HRTをはじめたら、乳房がはるのですが大丈夫ですか?
ー通常、HRTをはじめた直後におこりますが、しばらくすると軽くなる事が多い症状です。
これら、乳房や下腹部のはりや出血といった症状は、ホルモンによる作用なので、おこっても心配はありません。
どうしても気になるようであれば、医師にご相談下さい。当院では、乳房の超音波検査もおこなっております。触診や超音波検査で心配がなければ、まず大丈夫です。

Q3:HRTをはじめたら、吐き気をおぼえるのですが大丈夫ですか?
ー上記の少量の出血や乳房のはりと共に、吐き気や嘔吐なども、HRTの症状のひとつです。これらは、2~3カ月して体が慣れてくればたいてい軽快しますので、それほど心配いりません。
あまりに吐き気がひどい場合には、薬の種類や量を減らすことによって軽減されますが、それでもひどくて耐えられない場合には、「ホルモン療法-その1-」で書かせて頂きましたパッチ状の添付薬に変更する方法もあります。

Q4:HRTは、がん(乳がん・子宮体がん等)になりやすいと聞きましたが?
ーエストロゲンを単独投与した場合は、子宮体がんの発生率が増加するともいわれていますが、現在行われている「ホルモン療法(HRT)」は、エストロゲンとプロゲステロンを併用しているため、がんにすすむことがむしろ少なくなっています。ご安心下さい。

ただ、がんは、HRTに関係することなく、日本人女性でも増えている病気です。
ご自分のお身体に関心を持ち、半年または一年に一度は必ず、がん検診を受けましょう。
がんは、早期発見すれば、必ず治ります。子宮関係のがんもこわいですが、卵巣がんが一番怖い病気です。おかしいと思った時には手遅れになりがちです。
当院の院長は、不妊治療による超音波検査を得意としております。不妊治療の場合、どちらの卵巣から排卵したという事も超音波検査にてわかります。ですので、卵巣の健康状態もよく診る事が出来ますので、子宮がん検診の際には必ず経膣超音波検査(この検査は痛みは全くありません)で卵巣の健康状態もしっかりとチェックしていきましょう。

あなたの身体を守るのは”あなたご自身”です。
あなたの心を守るのも ”あなたご自身”です。
優しく・強くをモットーに、生き難いこの世の中を生き抜いていきましょう!!
ーby事務長ー
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ホルモン補充療法ーその2-

2006年03月09日 | Weblog
昨日は、「ホルモン補充療法」のその1を書かせて頂きました。
そして、「ホルモン補充療法」はいつから始められるのか?という事にもふれさせて頂きました。

本日は、「ホルモン補充療法」のその2と致しまして”エストリール”というお薬のお話を書かせて頂きます。
当院では、更年期の方や・更年期以後に不正出血を経験された方に”エストリール”というお薬を処方しております。”エストリール”は、女性ホルモンの「卵胞ホルモン」を補うお薬です。更年期障害や腟炎・骨粗鬆症の治療にも効用があります。
更年期障害は、女性ホルモンの急速な低下に体がついていけない状態であり、のぼせ・発汗・冷え・動悸・眠れない・イライラ・くよくよ・肩こり・腰痛など、程度も症状もまちまちですけれど耐えがたい苦痛になります。

このお薬は、更年期障害にともなう不快な症状が改善されます。長期に続けることで骨粗鬆症の予防効果も期待できます。 他の利点として、子宮内膜への影響が少ないこと・膣に選択的に作用することなどがあげられます。
治療目的によって飲み方が違いますので、医師の指示通りに正しくお飲みください。飲み始めの吐き気は、徐々になくなることが多いです。

また「ホルモン補充療法」を開始されていらっしゃる方は、乳房検診や婦人科検診を含め、定期的に決められた検査を受けましょう。
ーby事務長ー
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ホルモン補充療法ーその1-

2006年03月08日 | Weblog
先日は、40代・50代の女性に多いストレス病について書かせて頂きました。
そして「更年期障害」についてもふれさせて頂きました。

「更年期」とは、50代前後に訪れる閉経をはさんだ前後10年間のことをいいます。
この期間の長さ短さは、人によってさまざまです。また、症状も重さ軽さも、人によってさまざまです。
この時期には、卵巣機能の衰えによって、エストロゲンという女性ホルモンが極端に減少するために心や身体にさまざまな症状が現れます。これが更年期障害です。

それらを改善する治療のひとつに「ホルモン補充療法 ( Hormone Replacement Therapy : HRT )」があります。
「ホルモン補充療法」とは、女性の身体を支えているホルモンの分泌を補うことで、身体的・精神的な症状を改善する治療法のことです。

「ホルモン補充療法」はいつから始められるのか?
更年期に伴う不定愁訴(のぼせ・ほてり・発汗・動悸・イライラ・憂鬱・・・)など少しでも気になる症状がある方は、健康な身体と心を保つためにも、一度、医師の診断を受けましょう。
また、閉経前であっても卵巣機能の改善が認められない人や更年期を過ぎた人でも、この療法はさまざまな点において病気の予防や改善にも役立ちます。

当院では、「ホルモン補充療法」のひとつとして、「エストラダームM」を処方しています。
「エストラダームM」は、経口投与ではなく経皮投与のパッチ状の貼付薬です。
貼付薬は投与量も少なくて済み、皮膚から直接血流に吸収される為、胃腸や肝臓に負担をかけない事が利点です。
ーby事務長ー
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年代別ストレス病ーその3-

2006年03月06日 | Weblog
本日は、40代・50代の女性に多いストレス病を考えていきます。

人生の折り返し地点ともなる40代・50代は、女性の体内環境が大きく変化する時期です。
「更年期」にみられる症状は人により様々で、重い・軽いの差はあれど、女性なら誰しも乗り越えなくてはならないのが「更年期」という大きな壁です。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、骨や血管を強くしたり肌や髪をつややかにしたりする一方で、自律神経を安定させたり脂質代謝を改善させたりと、様々な働きをします。エストロゲンは、心身ともに健康でいたい女性にとって強い味方なのです。
女性の身体を心身ともに健康に保つエストロゲンが減少してくるのが「更年期」です。身体の症状はとくにないのに、疲れやすい・眠りが浅い・イライラする・やる気がおきない・・・など、精神的にちょっとおかしいなぁという症状が出てくるかもしれません。このような症状は「精神神経症状」とよばれます。

この年代でよくみられるのが
 ・めまいや動悸や息切れ
 ・のぼせやほてりや発汗
 ・倦怠感や肩こり
 ・高血圧や不整脈や慢性リウマチ
 ・空の巣症候群(疲労感・意欲低下・吐き気・めまいなど閉経前後に起こりやすい)
 ・更年期うつ症状

エストロゲンの低下が根底にある場合ならば、【ホルモン補充療法(HRT)】などの治療によってかなり改善します。

また、ここであなどれないのが漢方薬治療です(私は決して漢方薬関係のまわしものではありませんけれど、漢方薬の効用は感じています)。漢方薬は、西洋薬と比べると”即効性”というものはありませんが、続けていくと確実に体質改善出来るものです。ご自分にあった漢方薬と出会えたらラッキーです。体質が改善するまで続ければ良いだけですので、一生飲み続けなくてはいけないのだろうか?と先々までを心配される必要はありません。食間(食事と食事の間の時間)に飲もうとすると忘れやすくなりますので、食前に漢方薬を飲んでからお食事すると、飲み忘れがなくなるかもしれませんね。個人的な感想では、漢方薬は胃腸を温めてくれるような気がします。胃腸が冷えて動きが悪くなるよりは、胃腸を温めて、良いものを消化吸収出来るというのは有難いですよね。
当院の漢方薬は保険で院内処方にて(種類によっては院外処方にて)お出し出来ますので、低コストで続けていく事が出来ます。以前、自分で漢方薬を取り寄せていた時は、全額負担で購入しておりました。当院でしたら保険にて3割負担の低コストとなりますので、それだけでも続けていきやすくなります。
それ以外の場合でも、その他の治療法を考えたりご紹介出来ますので、まずは気軽に産婦人科を受診されて下さい。
ーby事務長ー
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