とくおかレディースクリニック~ブログ~

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どうか宜しくお付き合い下さい。

5月の看護部・検査部便り その2

2014年05月10日 | 看護部・検査部便り

5月の看護部・検査部便り その2


本日は、昨日の続きとしまして、
プロゲステロン注射に関して、
皆さんから多く受けるご質問や接種後の注意点について書かせて頂きます。



Q.注射後にしてはいけないことはありますか?

A.特にありません。普段通りの生活ができます。
運動や入浴、アルコールによって注射の効果が変わることはありません。


Q.注射後にしこりになってしまい、腫れているのですが、問題ありませんか?

A.問題ありません。
徐々に引いていきます。
効果には問題はありません。


Q.注射部位が赤く腫れ、熱を持っています。どうしたらいいですか?

A.冷やして楽になるようであれば、注射部位を冷やしましょう。
炎症が和らぎます。


Q.注射部位がかゆいのですが、どうしたらいいですか?

A.注射部位を冷やすと、かゆみも和らぎます。
そして、かゆくても掻かないようにしましょう。
また、針の刺入部以外はかゆみ止めを塗っても大丈夫です。


Q.注射部位を腫れさせないためには、どうしたらいいですか?

A.注射後に刺入部周辺ををよく揉みましょう。
注射の液は筋肉の深い部位に注入していますので、しっかりと深部を意識して強く揉みましょう。
また、運動して全身の血流を促進していくことは、とても大切です。
成分は、血流を利用して、運ばれていくものとお考え下さい。


Q.今日は注射の日です。しこりが残っていますがどうしたらいいですか?

A.注射をした部位が炎症を起こしていることが考えられます。
揉んで痛かったり、赤く腫れている場合には注射部位を変えます。
痛くてよく揉めない部位に、また同じ様に注射してしまうと、
再度炎症を起こし、しこりが引きにくくなってしまいます。
しっかりと揉める部位を選んで打ちますので、
痛みがある場合は、事前にその部位をおっしゃってくださいね。
また、しこりがあれば、皆さんその部位を避けて打ちますが、
しこりがないからといって同じ部位に何度も打ってしまうことで、
急にしこりが出現する場合もあります。
中で小さな炎症を繰り返し起こしていたものが急に表面化するのです。


Q.ずっと打っているお注射なのに以前よりも痛いと感じました。何故ですか?

A. 迷走神経や交感神経が過敏になると、痛みをいつもより感じます。
副作用なども出現しやすくなると言われているので、
規則正しい生活とリラックスした気持ちで注射できるといいですね。


プロゲステロン注射を継続して注射されている患者さんで、
全くしこりになったことがないという方がいらっしゃいます。
お話しを聞くと、毎日体を動かしているそうです。
立ったりしゃがんだりする動作や物の上げ下ろしをしているので、
お尻や肩の筋肉を使っているからかなとおっしゃっていました。
注射した薬剤は血液に乗って全身に運ばれていきます。
注射部位をしっかり揉むこと以外にも、血流を促すための全身運動も効果的なのですね。

また別の方は、注射したあとに全身のリンパマッサージに行ったら、
しこりにならなかったとおっしゃっていました。
マッサージで全身の血流を促進させということも効果的ですね。
このようにして皆さん、お注射と上手に付き合っていらっしゃるようですね。

注射の反応は、その時々の体調にも大きく左右されます。
どんな方法をしてもさほど変わらない結果だったという方や、
以前は無症状だったのに今回は腫れてしまったという方も中にはいらっしゃいます。
反応は日々変わります。
ですから、あまりご心配されないでください。

また、何か気になることがございましたら、いつでも看護師におっしゃってください。
皆さんの、一日でも早い妊娠をスタッフ一同願っております。


とくおかLC看護部・検査部スタッフより



とくおかレディースクリニック

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