とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

9月の看護部・検査部便り

2009年09月29日 | Weblog
9月の看護部・検査部便り


<注射について>

当院で不妊治療中の多くの方が注射をされておりますが、初めてされる方の中には、やはり抵抗感を抱かれる方もいらっしゃいますよね。
「何の為に注射をするのか?」、「なるべく薬や注射は使いたくない」といったお声もよく耳にします。

注射の効果とは、ズバリ!【質の良い卵をしっかり育てる】という事です。
また、飲み薬は長期間飲み続けていると、子宮内膜が薄くなってしまったり頚管粘液が減ってしまうといったデメリットが発生する場合もありますが、注射にはそれがありません。
あるデータでは、注射をすると、タイミング療法で約7%、人工授精でも約10%妊娠率が上昇するとあります。

しかし、注射は痛みを伴うという難点がありますよね。
まだ注射をされていない方にとっては、とても不安な事でしょうし、既にされている方にとっても毎回のお悩みであろうと思います。
注射の痛みは針が刺さる瞬間より、薬液が注入されてくる時に感じます。
“ぐっと押されるような重たい感じ"、“ピリピリとしみる感じ"など、薬液の種類によって痛みが異なります。
また、薬液の注入のスピードによっても感じ方は変わります。
スピードが速いほど刺激を強く感じますので、私達は普段ゆっくりめに注入しております。しかし、痛みの感じ方は人それぞれですよね。
「すごく痛くても、一瞬で終わる方がイイわ!」とお感じになる方もいらっしゃるでしょうから、そのような場合は注入のスピードを早くするようにお申し付け下さいね。
また、今より更にゆっくりがイイという方も遠慮せずおっしゃって下さい。

そして、注射とうまく付き合っていくために注射をする部位の選択も大切でしょう。
当院で使用している注射は、主に肩とお尻(腰の少し下あたり)に打ちます。どちらでも効果は同じですので、皆様のお好きな方をお選び下さいね。
現在の割合としては肩にされている方のほうが若干多いようですが、「お尻は、注射した後の痛みが残らない」といった‘お尻派’の方々のお声もありますよ!

注射について不安な事などがあれば、いつでもご相談下さいね!

とくおかLC 看護部・検査部スタッフより
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