スッピンの理由

今日は木馬亭の本番。
私はいつも、仕事がある時はスッピンで現場に向かいます。先日の名古屋の時も、スッピンで新幹線に乗りました。
撮影の時は、たいていヘアメイクさんがいて現場でお任せする、と云うのもありますが、舞台等、自分でメイクをする時でも「本番直前に顔を作りたい」って云うのがあるんですよね。鏡に向かって顔を作りながら、気持ちも作って行くと云う感じでしょうか？
自宅からきちんとメイクして来て手直しだけする人、一旦落として作り直す人、人それぞれのやり方はあるみたいです。
家の中ではいつもスッピンですし、バスや電車に乗る必要のない範囲は、私にとってはスッピンエリアなので、三茶・下北辺りに買い物に行く時は、ノーメイクの事も多いです。一応、芝居を観に行く・人に会う、と云う目的がある時は、それなりにメイクして出掛けるようにしてはいますが。
仕事の時は、ただ単に「何度もメイクするのが面倒だ」と云うスボラな性格もあるのですが、ノーメイクでエリア外に出ると云う非日常な行為が「これから仕事に向かうんだ」と云う緊張感に、微妙に作用している気がします。
まぁ、個人的なこだわりと云うか、一種の儀式ですね。