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2002年さぬきうどんの旅 その4 ~小豆島そうめん事情~谷川米穀店

2005-07-20 23:36:59 | Drinking & Eating
さて翌日。高松を後にして小豆島に向かったわけだが、さぬきうどんとは関係ないので割愛。


と思ったけど、それなりに新しい発見があった。そもそも小豆島に行った目的はそうめんなので、麺類にまったく関係ないわけではない、というかやっぱり麺類じゃん。

「小豆島=そうめんアイランド」と考えて、期待に胸と胃袋をふくらませていた(お決まりのフレーズ)我々だったが、島に渡って信じられない驚愕の事実を思い知ることになるのだった!


……なんて、安っぽいバラエティみたいだが、

なんと、
小豆島には、
そうめんを食べさせる店が、

なかった。


いや、これには驚いた。高松でのうどん屋の数を目の当たりにしていたので当然小豆島には島内にそうめん屋がひしめいていて、「おっしゃー、うどんだとそんなにハシゴできないが(←じゅうぶんしてるよ)、そうめんならバッチこーい! うるああああ!!」と胃袋が破壊王状態(橋本慎也さん、ご冥福をお祈りいたします)だったのに、ぜーんぜんないんだから。

たぶん想像するに、うどんは生活の中の食べ物だが、そうめんは贈答品なんじゃないかな、と。手延べだとそれなりに手間もかかるし。かといって、じゃあ、うどんが手間がかからないのかというとそうではないんだけど。どなたか小豆島そうめん事情に明るい方がいらっしゃったらぜひ教えてください。

さらには、実はレンタカーを借りることができず(まさか全部出払っているなんて夢にも思わなかったので予約していなかったのだ)、「瀬戸内海の地中海」(なんかヘンな表現だな)的なリゾート観光スポット(があったらしいのだ、山の向こうには)までたどり着けなかったことにも一因があるのかもしれないのだが。

そもそも小豆島って行く前にYからは「関西の人にとってはいわゆるリゾート」と言われ、関西出身の同僚Mさんからは「高校生が初めてナンパしに行く島(なんだそりゃ)」、ガイドブックを見れば「日本の地中海&オリーブ」(おいおい)と言われていたので、なんとなく80年代湘南ムービー「波の数だけ抱きしめて」中山ミポリン白いプラスチックのデッキチェアみたいなイメージを持っていたのだが、実際にはなーんにもないぞ。ぜんぜんリゾートってかんじじゃない。

もしかするとあの山を越えたところには夢のリゾート地帯(でも80年代的)、または古代エーゲ海文明を思わせるようなギリシャ様式の石柱(もちろんエンタシスね)に囲まれたそうめん屋がそこかしこにあって、人々は古代ギリシャ哲学を語りながらずーるずるそうめんをすすっていたかもしれなかったのだが……。まあ、そんなことはないな。

というわけで、麺フリークの方々は小豆島に行かれる際にはくれぐれも注意されたい(なにをだ?)。


けっきょく池田港というフェリー乗り場のレストランというよりは食堂でそうめん定食みたいなのを食べたが、まあ、そうめんだなというかんじで別段どうこうというほどのものでもなかった。


そんなわけで、そうめん十番勝負を求めて暴れる胃袋を夕食の炉端焼と焼きおにぎり(これはうまかった。小豆島といえば醤油も有名なのね。こってりした味が炭火でじゅうじゅうと…。うわ、たまらん)でなんとかおさめて、翌日ふたたび高松に戻ってきたというわけ。


(こっちはちゃんと)予約してあったヴィッツはやっぱり一昨日乗った車だった。グッドモーニング、シャルロット。また会えたね。再会を喜びつつ、快晴のもと一路谷川米穀店を目指す。

シャルロットの指示通り走っていったが途中から完全な山道で、県道なのだが対向車が来たらどうしようというような幅のクネクネ道が続く。どひー、早く抜けてくれー。そもそも谷川米穀店は徳島県との県境近くみたいで、走っていてもすっかり山の中というか道の両側に山が迫ってきているぞ、というかんじ。

「全店制覇」の案内どおりビレッジ美合を越えて進むが落合橋が見えてこない。あれーおかしいなー、通り過ぎちゃったのかなーと思っていたところに橋があった。おおっ、これじゃー!と左に曲がってすぐのところに以前写真で見たことのあるくだりの坂道が。もしかするとこれか?

でもなんだかひっそりとしているぞ? あたりにも車が全然いないし…。なんとなく不安になってYに見に行ってもらったらなんと休みだった。ガーン! ここまで来たのに! 定休日が月曜になったと書いてあったらしい。あまりのショックに店の写真をとるのも忘れてやむなく撤退。

とりあえずビレッジ美合に車を止めひと休み。うーん、今思い出しても残念だなあ。ちなみに「恐るべき…」の1巻、谷川米穀店は2軒目の紹介で出てきているが、このシチュエーションを持ってしてもなんとたったの4ページ! 連載が進むにつれて田尾団長のヨタ話がいかに増えていったかを裏付ける重要なポイントであるといえよう(笑)。


(次回はいよいよ感動のアノ製麺所が登場!)



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