沖野俊太郎Blog「Talking Shadows On The Wall (Ⅲ)」
うわ、ビックリした。そんなこともあるんだ。
Venus Peter、なんだかんだいっても好きだったな。CDも全部買ったし。当時で言うところの和製Primal Screamっていってしまうとミもフタもないんだけどね。
最初にインディーでのアルバム『LOVEMARINE』を買ったときには、ギターロックみたいなのを期待していたのとまだハウスっぽいサウンドへの免疫がまったくなかったのとで「ありゃ?」と戸惑いを隠せなかったけど、続くメジャーデビュー盤『Space Driver』1曲目「Every Planets Son」を聞いた瞬間に完全にヤラレタなあ。なんといっても冒頭の宇宙通信SEからイントロのギター、ベースと続き、ドラムフィルとともにボーカルが入る瞬間がたまらなかった。
サウンドは当時のマンチェ~インディーギターロックそのものだったんだけど、それに加えてツボを押さえた泣きのメロディとVo.沖野の独特の声と歌い方(英語の発音はそれほどでもないって話もあったけどね)、さらにはアルバム全体のコンセプトになっていたのであろうレトロフューチャーSFチックな歌詞がサイケかつスペーシーな曲とバッチリ合っていて、当時雨後の筍のように出てきていたインディーギターロックバンドの中ではダントツだった(もちろんインディーギターポップバンドではフリッパーズね)。
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「Every Planets Son」(訳詞)一部
悲しみはナンバー9に
数奇な運命を思い起こす
大好きな君の写真、愛にあふれている
そうさ、もう泣かないんだ
すべての惑星の子供
悲しむってどんな感じ?
解ってる、この漂う世界は
一時的な輝きに過ぎないんだ
さあ飛ぼう、ナンバー9に
フラッシュ・ライトが蘇る場所へ
僕の心全部
プラスティック・ピルに戻るんだ
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キラキラしたギターとブイブイ唸るベース、バタバタとオカズの多いドラムにパパパパーと高らかに響くトランペット、加えて上記の歌詞(ほんとは英語詞だけど)と沖野の独特のボーカル、とまあホントに名曲でした。
他にもこれぞギターロックって感じの曲が満載なんだけど、その中でしっとりとしたメロディーが印象的な「Reflection」とスローなハウスビート(なんで最近はハウス=BPMがやたらと早いものばっかりなんだろう?)に乗って展開する「Life On Venus」が好きだったなあ。
そういえば彼らがメジャーデビューする前(だったかな)、早稲田大学の学園祭で、Secret Gold Fish→Venus Peter→The Collectorsというすごい取り合わせのライブを見に行ったなあ(もちろんCollectorsがいちばんの目当てだったんけど)。沖野がMCで「前座はツライです(苦笑)」みたいなことを言っていたのを今でも憶えているよ。ちなみにそのときに会場外で配られていた白黒コピーのチラシでこれまたデビュー前のThee Michelle Gun Elephantを初めて知ったんだよね。
12inchシングル『Star Parade』を挟んで続くメジャー2枚目アルバム『Big Sad Table』では、いきなりハーモニカ吹きまくりのストーンズサウンドに日本語詞で最初違うバンドなのかと驚いた(まあこれもPrimalがストーンズに傾倒したことを思えばなるほどねというわけなんだけど)。でもシンプル8ビートギターロックな「マインド・バイク」や「この恋に賭けよう(しかしすごいタイトルだな)」や、メロディのよさが引き立つ「僕だけの世界」なんかはやっぱりいいなあ、と。
その後12inchシングル『Shotgun Blues』を最後にバンドは解散してしまうんだけど、沖野のソロプロジェクトであるIndian Ropeもつい買ってしまった。VPサウンドとはかなり違っているけど、これはこれで抑制の効いた感じが好きだったな。
というわけで、再結成と聞いて久しぶりにいろいろと思い出してしまったわけだけど、当然ライブだけでなくアルバムも出してくれるんだろうなー? 限定1年間とあるから少なくとも制作期間はあるんだろうし。沖野Blogでは「ただオレたち、もう全員40才前後のおっちゃん?って事をみなさん忘れないようにっ!」みたいなコメントがあったけど、K.O.G.A.社長はRocket Kでハジケまくってるわけだし、やっぱりここは緩急自在なアルバムを期待しないわけにはいかないでしょう。
なにはともあれ、今から楽しみです。
うわ、ビックリした。そんなこともあるんだ。
Venus Peter、なんだかんだいっても好きだったな。CDも全部買ったし。当時で言うところの和製Primal Screamっていってしまうとミもフタもないんだけどね。
最初にインディーでのアルバム『LOVEMARINE』を買ったときには、ギターロックみたいなのを期待していたのとまだハウスっぽいサウンドへの免疫がまったくなかったのとで「ありゃ?」と戸惑いを隠せなかったけど、続くメジャーデビュー盤『Space Driver』1曲目「Every Planets Son」を聞いた瞬間に完全にヤラレタなあ。なんといっても冒頭の宇宙通信SEからイントロのギター、ベースと続き、ドラムフィルとともにボーカルが入る瞬間がたまらなかった。
サウンドは当時のマンチェ~インディーギターロックそのものだったんだけど、それに加えてツボを押さえた泣きのメロディとVo.沖野の独特の声と歌い方(英語の発音はそれほどでもないって話もあったけどね)、さらにはアルバム全体のコンセプトになっていたのであろうレトロフューチャーSFチックな歌詞がサイケかつスペーシーな曲とバッチリ合っていて、当時雨後の筍のように出てきていたインディーギターロックバンドの中ではダントツだった(もちろんインディーギターポップバンドではフリッパーズね)。
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「Every Planets Son」(訳詞)一部
悲しみはナンバー9に
数奇な運命を思い起こす
大好きな君の写真、愛にあふれている
そうさ、もう泣かないんだ
すべての惑星の子供
悲しむってどんな感じ?
解ってる、この漂う世界は
一時的な輝きに過ぎないんだ
さあ飛ぼう、ナンバー9に
フラッシュ・ライトが蘇る場所へ
僕の心全部
プラスティック・ピルに戻るんだ
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キラキラしたギターとブイブイ唸るベース、バタバタとオカズの多いドラムにパパパパーと高らかに響くトランペット、加えて上記の歌詞(ほんとは英語詞だけど)と沖野の独特のボーカル、とまあホントに名曲でした。
他にもこれぞギターロックって感じの曲が満載なんだけど、その中でしっとりとしたメロディーが印象的な「Reflection」とスローなハウスビート(なんで最近はハウス=BPMがやたらと早いものばっかりなんだろう?)に乗って展開する「Life On Venus」が好きだったなあ。
そういえば彼らがメジャーデビューする前(だったかな)、早稲田大学の学園祭で、Secret Gold Fish→Venus Peter→The Collectorsというすごい取り合わせのライブを見に行ったなあ(もちろんCollectorsがいちばんの目当てだったんけど)。沖野がMCで「前座はツライです(苦笑)」みたいなことを言っていたのを今でも憶えているよ。ちなみにそのときに会場外で配られていた白黒コピーのチラシでこれまたデビュー前のThee Michelle Gun Elephantを初めて知ったんだよね。
12inchシングル『Star Parade』を挟んで続くメジャー2枚目アルバム『Big Sad Table』では、いきなりハーモニカ吹きまくりのストーンズサウンドに日本語詞で最初違うバンドなのかと驚いた(まあこれもPrimalがストーンズに傾倒したことを思えばなるほどねというわけなんだけど)。でもシンプル8ビートギターロックな「マインド・バイク」や「この恋に賭けよう(しかしすごいタイトルだな)」や、メロディのよさが引き立つ「僕だけの世界」なんかはやっぱりいいなあ、と。
その後12inchシングル『Shotgun Blues』を最後にバンドは解散してしまうんだけど、沖野のソロプロジェクトであるIndian Ropeもつい買ってしまった。VPサウンドとはかなり違っているけど、これはこれで抑制の効いた感じが好きだったな。
というわけで、再結成と聞いて久しぶりにいろいろと思い出してしまったわけだけど、当然ライブだけでなくアルバムも出してくれるんだろうなー? 限定1年間とあるから少なくとも制作期間はあるんだろうし。沖野Blogでは「ただオレたち、もう全員40才前後のおっちゃん?って事をみなさん忘れないようにっ!」みたいなコメントがあったけど、K.O.G.A.社長はRocket Kでハジケまくってるわけだし、やっぱりここは緩急自在なアルバムを期待しないわけにはいかないでしょう。
なにはともあれ、今から楽しみです。
ブログのタイトルを見て、もしや!と思ったらやはりコレクターズ好きだったのですね。
おまけにピロウズも!私も両方とも大好きなので驚きました。
この記事も読んでいたら、懐かしいことをいろいろ思い出してしまいましたよ。
「Secret Gold Fish」懐かしい!イヅル、タツル兄弟格好良かったなぁ(笑)
そう、ヴィナペ再結成のニュースを知ってからCDを聴きたくてたまらないんですけど、すべて実家にあるのでフラストレーションたまってるよ。。明日久々に実家に帰るのでCD、VIDEO持ってこなければっ。
でわ。。。
> stbさん
Secret~にも反応していただけましたね(笑)。でも僕は実はSecret~はちょっと苦手だったんですけどね。
> litaさん
はい、コレクターズとピロウズはなんといっても不動の2トップです。彼らについてはこれからもいろいろ書いていきますので、また覗きに来てください。
最近再結成のニュースを聴いて驚いています!!
セカンド・アルバムを久しぶりに聴いたのですが、やっぱり良いですね!!
ここの記事ではないですがアラームも懐かしいですね。
また遊びに来させていただきます。