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片岡義男「なにを買ったの?文房具」

2011-01-13 12:27:53 | Reading
20100106 片岡義男 / なにを買ったの?文房具

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考えるためには、人は孤独であるのが、もっとも好ましい。考えるとは、心が精神作用を営んでいく過程の、全体だ。考える営みとは、心とその働きそのものだ。そして心にとって最高にクリエイティブな状態は、孤独より他にあり得ない。--片岡義男『なにを買ったの?文房具』
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前著である「文房具を買いに」を読んだ時のような感動はさすがになかった。あれは完璧すぎるので。

文章と写真のページ構成が前著のような対になっていないのでちょっと読みづらい。写真が文章の先の先に配されていたりする。片岡の性格を考えれば同様にしそうなものだが、なにか別の意図でもあったのか?まさかね。

前著が完璧な1冊の本を目指したのだとすればこちらはもう少しリラックスして、いろんな文房具を写真に撮り、それについてつらつらと書いたという印象。なので羅列的な感じはやや否めないかな。

個人的にはノートになるとなぜか萌え度がアップする(笑)。

あとがきでは一眼レフや写真、太陽光について前著と同様に語られている。相変わらずのこだわりよう。最後のほうで文房具と太陽光について述べているところが良かったな。

読んでる途中で、無印の封筒はこういうふうに写真に撮るぐらいまとめて持っているなと思いつく。真似してブログに書いてみるか。CD整理法とあわせて。