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思い立ったが吉日、鹿島神宮

2013-12-29 23:34:38 | 旅先から
朝からよく晴れて気持ちの良いドライブ日和。
昨夜テレビでやっていた鎌倉特集を見て、家人がブツブツつぶやく、「明日は鹿島へお参りに行こうか・・・」と。
それで、今日は鹿島神宮へ子供たちを連れて出かけた。
大晦日と元日を明後日に控え、神宮近辺は参拝客受け入れの準備を始めていた。
年も押し迫った日曜日にしては、思いかけず参拝客がいる。
まずは水舎で禊をし、子供たちを引き連れ、「二礼 二拍 一礼」と丁寧に参拝してあるく。
もちろん「要石」のところにも行き、来年9月に行われるもう一つの要石のある香取神社の祭神が水上で出会う
御船祭(おふなまつり)の話をした。
この祭りは、12年に1度、午年に行われるもので、家人と私にとっては縁のあるものに思えてならない。
出来ることなら一度は見てみたいものである。
そして最後に御手洗池まで行き、参拝の全行程をこなした。

帰りに、神宮近くのコンビニに寄り軽食用の食べ物を買い、おなかが空くと頭痛を起こす家人は駐車場で食べていた。
すると、駐車場にひょっこり現れた三毛猫が、家人の食べているパンをねだってにゃあにゃぁ可愛い声で鳴いている。
家人によっていく動物はあまりいないので、食べ物狙いなのだろう。
食べ物に執着している家人のことだからきっと分けてあげないだろうと見ていたが、3口分ほど与えているではないか。
どうした風の吹き回しかと訊ねれば、「神様に参ってきたのだから、ご利益のおすそ分け」なのだそうだ。
それもあるだろうが、空腹を抱えた獣同士の憐れみといったほうが近いかもしれない。
ともかく、今日の鹿島参りは、家人の第六感によるものだから、その行為は叶ったものだったに違いない。

原生林かと思うほどに古い木々が生い茂る鹿島神宮の境内を歩くのは、とても気持ちのよいものだ。
よくぞ守っていてくださると、人々の信仰心と努力に頭が下がる。
どうかこれからもこの素晴しい木々たちを守り育てて欲しいと願う。
だからまた来よう、1400年の歴史を持つこの古刹に。

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