Early Venetian Lute Music
この数日好天に恵まれ、それだけで気持ちがいい。
その恩恵を取って置きたくて、毎日布団を干す。
すると、布団の中に小さな陽だまりが宿って、至上の眠りが保証されるのだ。
気力と体力の回復を万全に近くしてくれるけれど、余裕までは作れない。
その仕上げは、瞑想にある。
陽だまりに接した日陰で、リラックスした状態で軽く目を閉じ、瞑想する。
さらによりよいひと時を期待するならば、リュート音楽を微かに漂わせるのがいいだろう。
曇りない柔らかな弦の響きが、深い瞑想へと導いてくれるはずだ。
日常の雑事、社会の喧騒、欺瞞に満ちた世界から離脱して魂の安らぎを得よう。
十分に休み心と体に力が満ちてきたら、また戦場へ踏み出す。
そしてまた心に弾性が失われたなら、リュートの音色の助けを借りて静寂の世界へ降りていく。
心の水球の下降と上昇。
今、私に必要なサナトリウムだ。
Silvius Leopold Weiss Lute Suites N 4,5,6,Cardin