聖誕
今日はクリスマス。
よって相応しい絵をこれに、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「聖誕」。
子供が生まれるということは、命をつなぎ未来が開かれるということ。
生き物にとって、なんとすばらしいことだろう。
寿ぎだ。
ラ・トゥールの絵は、それを慎み深く新たな命にスポットを当てて表している。
大切なこと、本当の幸せとは、こういうことなのだろう。
それがなされてから、他が始まるのだ。
このことを忘れないがしろにするならば、生き物としての道を踏み外し滅んでしまう。
命の輝き、その儚さ。
幼子はその象徴としてあるのであった。