ダーク オブ ザ ムーン ① Aパート

さて皆さん、二年の歳月を経て今回もやってまいりましたムービーTF！現在失業中の私ですので、今までほど扱えないとは思いますが、出来る範囲で
レビューしていこうと思います。あ、もちろん就職活動はしてますよ？


ムービーTF3「ダーク　オブ　ザ　ムーン」レビュー第一弾を飾るは、このオートボット“センチネルプライム”。第一弾製品の中で発売されたリーダークラス二種
の内の一つ、鎧を纏いマントを羽織った老騎士を思わせるフォルムがかっこいいですなー。そして映画予告編に登場しているのも彼。


ご尊顔拝見…ギミックの都合で口が半開きになっているのがイヤン。口元の髭を思わせるディテールが特徴ですが、
額にあるガンダムみたいなアンテナは…。デザイン的なアクセントにはなっているんですけど、TFじゃあんまり見たく
無かったなぁ。過去にもスターコンボイとかありましたけど、ガンダムのイメージが強過ぎて。

本編では…っつーかまだ映画が上映されていないので分かる範囲で。付属カードに記載されているテキストによると、
“強い意志と圧倒的な剣術のスキルを持つ伝説の戦士。遠い昔から行方不明になっていたが、地球での戦いで姿を
現す。”となっています。名前にプライムとある所から、前作でザ・フォールンを封印した13人の古代プライムの一人の
様です。が、前作の時点でザ・フォールンは“オプティマス・プライムが生き残っている最後のプライム”と言ってました
…センチネルプライム死んで無いじゃん！
行方不明設定だから死んだと思い込んでいたか、もしくはあの爺さんも結構な年なので、きっと忘れていたのでしょう。


ガンダム角に気を取られがちですが、横から見ると司令官同様に羽状パーツが。この事から、ムービー司令官との
共通点が汲みとれます。


可動は中々良好。首左右、肩回転、脇開閉、肘可動、肘ロール軸、手首、指、股関節、膝、膝ロール軸、足首前後左右可動となっています。
手足のロール軸は上腕と太股では無く関節にあるので若干融通は利きませんが、前作司令官に匹敵する可動を誇ります。両肩のマント状
パーツも移動するので、可動の邪魔にはなりません。が、リーダークラスのクセに足首関節が極端に弱く、上半身に重心が集中している事も
有り非常に転倒しやすいです。肝心な所が駄目だなぁ…。


首関節に付いてちょっとだけ触れます。首は左右に回転しますけど、その可動範囲は極端に狭く、右画像が限界です。
ぶっちゃけ、殆ど動かないも同然です。


拳は指が開閉可能、人差し指から薬指の間に出っ張りがあり、拳を閉じるとそれが武器を持つグリップと同じ
径のジョイントとなります。


では武器に付いて触れましょう。取り説にはソードと書かれているこの武器、これはソードと言うよりランサーでは…？
テッカマンブレードが持ってそうな。大きさもリーダークラスのセンチネルプライムが持つにピッタリの大きさで、これは
良いものだ。ただギミックが変形時の折り畳みしか無いのがちょっと残念かな、グリップを真ん中から分割して剣に！
みたいなギミックがあっても良かったんですが。


そしてもう一つがこのエナジョンシールド。こちらもリーダークラスに相応しい巨大なシールド…TFにシールドって
珍しいですが、ここまでしっかりした形の物も珍しい。裏側にグリップが有り、それを拳で握って保持します。
しかしシールドがそこそこの重さが有り、指で握る形で保持するのでその保持力は今一つで、すぐに左右に傾い
てしまうので、かっこ良く真っ直ぐ向けるのは困難です。そして、本シリーズ最大の特徴である“メックテックウェポ
ン”、センチネルプライムのメックテックウェポンはこのエナジョンシールドとなります。


メックテックとは、掻い摘んで説明すると“スイッチ入れるとスプリングで展開ギミックが発動する武器”
の事で、例を挙げると“銃が剣に変形する”物も有ります。エナジョンシールドのギミックは、中央上部
の黒いラインの入った逆さ扇形パーツがスイッチになっており、これを押すと左画像から右画像の状態
へとスプリングでバシャッ！と変形します。これがまた小気味良いのですが、可動箇所が多くて手に持
ってメックテックギミックを発動させた場合、指が変形部分の何処かを抑えてしまってそこだけ変形せ
ずに残ってしまったりします。ですから、これをやる時はセンチネルプライムの手に持たせてやった方が
良いでしょう。



下腕部に凹ジョイントがあるので、そこにエナジョンシールド裏側にある凸ジョイントを差し込めば、グリップを使わず
腕に装備する事が出来ます。が、その場合は凸ジョイントの位置の都合で上下逆さになってしまいます。


この凹ジョイントは右腕にも有るので、他のTFのメックテックウェポンを付ける事も可能です。が、リーダークラスじゃ
ないと大きさが足りないので、ボイジャークラス以下のメックテックウェポン付けてもどうにもイマイチ。


リーダークラス名物、自己紹介ギミック。今回は胸元の黄色く塗装されたパーツを押し込むと、いつものように目をビカビカ光らせながら
“I am Sentinel Prime！”と自己紹介してくれます。しかし今回は、それと連動して口を開閉するギミック付き。アニメイテッド版リーダー
クラスにも見られたギミックですね。


グレーのスイッチパーツが喉元から伸びている黒いパーツに接触しています、これが本体側の口パク&サウンドギミック
のスイッチとなっています。


左肩の方に長方形のスイッチが有りまして…。


これを押すと、両肩のパトライトを点滅させながらサイレン音が鳴り響きます。この時、発光するのはパトライトだけで
両目は発光しません。結構大きな音で鳴るので、場合によっては家の人がビックリするかも。


もう一度上から見てみましょう。すると、それぞれ左右の方に二つずつ凹ジョイントがあります。つまり合計四つですね。


よって、メックテックウェポンを取り付ける事が出来ます。画像では外側の凹ジョイントに取り付けていますが、穴と穴の間隔が
メックテックウェポンの横幅よりも狭いので、四つ付けるのは不可能なんですよ。平たい物だったら何とか付けられますが。


右肩内側の凹ジョイント、よく見るとそこだけ底にスイッチらしきものが有ります。


ここにメックテックウェポンを取り付けると、ウェポンの凸ジョイントによって凹ジョイント内のスイッチが押され、両目と
パトライトを発光させ合体サウンドが！こうなると内部のサウンドギミックが切り替わり、背中側のスイッチを押すとサ
イレン音から銃撃音に変化し、台詞も先程の自己紹介から“What happened to the Allspark?（オールスパークに何
が起きているのだ？）”と“　Good see you alibe Optimus.（オプティマス、生きて会えてよかった）”となります…多分
これで合ってる筈。


一応エナジョンシールドも付けられますが、流石にデカ過ぎてギリギリです。
しかもなんだかよく分からない形になってるし…サーフボード担いだサーファーにしか見えん。


逆向きにすると、中央にある銃口らしきものが正面に向くので良い感じに…恐らく最初からそう言う意図で設計された
のでしょうきっと。余談ですが、この時にメックテックギミックを発動すると、先端に平たいパーツがセンチネルプライム
の右頬を直撃します。信じられない事に、このサウンド切り替えギミックが取り説には一切書かれていません！センチ
ネルプライムに付属するメックテックウェポン、そして凸ジョイントこと5ミリジョイントのあるパーツがこのエナジョンシー
ルドしか無い、つまりセンチネルプライム単体ではこの状態で無いとサウンドギミック切り替えが出来ないと言うのに、
なのに取説には一切触れられていないのは不親切にも程がある。シールドの大きさから他のメックテックウェポンを使
った方が向いているのは確かですが、だったらその事もシールド使う剣も含めて記載しなきゃ駄目だろうタカラトミー…。


先程ジョイント感覚の都合でメックテックウェポン四つ装備は不可能と書きましたが、従来TFの手持ち武器も5ミリジョイントを使用している
ので、それらの平たい武器を使えば両肩に四つ装備も可能です。


そして、センチネルプライムの
メックテックウェポン&普通の武器フル装備。近接武器メインのセンチネルプライムですが、火器も付けてみればなかなか様になってます。


ビークルモードは消防車…ロボットモードはあんなんだったのに、ビークルモードは意外に地球の機械をスキャンして
ます。かなり纏まった形になっていますが、察しの通りガワ変形です。


ギミックは中央にある放水アームの可動、先端部分は軟質パーツなので破損の心配ご無用。


長方形スイッチを押すと、ロボットモード同様に発光&サイレン音が。むしろビークルモード用なのですねこのギミック。


ちなみに、先のエナジョンシールドは底面に取り付けてあります。
大きさも厚さもそこそこあるので、ビークルモードでは左右から見るとはみ出してます。が、ほんの少しなので許容範囲。


そしてソードは、グリップから折り畳んでここに収納してます。こっちは形状からして察しがついたんじゃないでしょうか？


収納と言えば、少しだけここに触れます。これは上の画像の状態で中身を見たのですが、ロボットモードの爪先パーツ
が互い違いに収まっているのが分かります。これが私にはどうも苦し紛れの処理に見えて、収まりが悪く気持ち悪くて
しょうがない。


ご覧の様に、後ろから見るとはみ出してますし…。シールドは我慢出来るけどこれはちょっと見過ごせないぞ。


→次回に続く。