大きな世界の小さな部屋

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サイバーバース最後の使者

2011年12月15日 09時04分02秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、久々サイバーバースよりディセプティコン兵士“サウンドウェーブ”。ムービーサイバーバースでは最終アイテムとなる彼、
そのプロポーションは怪物的だったHA版に比べると、随分と正統派カーロボット的なデザインです。非常に纏まってはいますが、ちょっと大人し
すぎじゃないかと…。


ご尊顔拝見…サイバーバースは小サイズの割に作りこまれた頭部がシリーズ共通の特徴ですが、この
サウンドウェーブもリージョンクラスなのにこの細かいディテールが凄いです。塗装してやればかっこよく
なりそう。付属カードには、“サウンドウェーブは、次なる戦いに備えてこれまで以上にオートボットの活動
情報を傍受し、作戦を妨害する為に新しいビークルモードで地上に降りてきた。”と書かれています。いや、
情報戦だったらこれまで潜伏していた衛星軌道上でも充分なんじゃ?でもそれだと誰にも気付いてもらえ
ないし、地球に降りてきてもらわんと一視聴者の立場からも困る訳で。


HA版と比較…先程プロポーションが全く異なると書きましたが、並べると一目瞭然。両腕が貧弱になったと同時に足が太くなっていると、体
のバランスが完全に逆転しているのが分かります。サウンドウェーブは胸部がそのままビークルのボンネットになるので、シンプルな構造に
せざるを得ないサイバーバースでは、オーソドックスなカーロボット変形にせざるを得なかったのでしょう。しかしサウンドウェーブには面白い
特徴があって…詳しくは後述。


ご尊顔比較…並べるとよく分かりますが、成形色のままなので分かりにくい
ですがその細かいディテールはHAにも決して負けていません。


比較するとこれ位で、これまでのHA&サイバーバースと比べると思ったよりも小さい?それとも同じくらい?
なんか微妙なサイズ比。


可動は残念で、ラチェットと同レベルでです。脇、肩ボールジョイント、股関節ボールジョイント、太腿ロール軸、足首が
左右にのみ可動。一見動きそうな膝は固定、この辺もラチェットと同じ欠点。しかし脇が開くのでそこそこポージングは
出来るし、サイバーバースでは珍しい太腿ロール軸もあるので、個人的にはラチェットよりちょっとだけ高評価。


足首が左右に可動すると書きましたが、足の裏を平らにするにはどうしても足の開きをこの状態にしなければならない
ので、実際は余り役には立ちません。もう少し足を閉じたとしても、その分足首を動かさなければならない→サウンドウ
ェーブが内股になってしまうので、この足首は変形用と割り切った方が良いです。


膝が固定、更に足首の設置面積が見た目ほど大きくないので、非常に不安定でしょっちゅうコケます。
膝固定はラチェットも同様ですが、サウンドウェーブはご覧の通り曲がった状態で固定されているので、
これが不安定さに拍車をかけています。


サウンドウェーブの特徴は体のスピーカー状レドームですが、最低限のディテールながらサイバーバース版もしっかり
完備。これが無いと、顔がそのサウンドウェーブに似ているだけの単なるカーロボットになってしまうので、入れてもら
わんと困る。あと、ご覧の通り右腕に3ミリジョイントが有り、他のサイバーバースTFの武器を装備出来ます。


で、毎回恒例のミクロマン武器装備…今回はミリタリーフォースのバズーカを拝借しました。一番出しやすい所にあった
ミリタリーフォースのパーツを適当に使ったんですが、結構似合ってるじゃないですか。そして、撮影中に気付いたもう一
つのミクロマン武器がコレ!


サウンドウェーブ:…小僧は何処だ?

ミクロシスター エルのモバイルブラスター…手を添えているだけで持ってはいませんが、これを使って映画第二作目の“サムママ
にサムの居場所を尋ねる”シーンっぽく。実際は電波をジャックしてサムママのケータイに直接通話していたのですが、実はこんな
方法だったら面白いなー?と。


HAに付属のレーザービークと比較…流石にオーバーサイズ。
これ以上小さいレーザービークなんて出ないでしょうし…サイバーバースとの連携は諦めるかぁ。


続いてHA付属の社長と比較…こちらはサイズ的に何とか。本当、意外にこの二つって相性が良いんですよね。


今回の映画の主要ディセプティコン、集結!なので、センチネルプライムブラックアウトは除外してます。あー…やっぱりスタースクリーム
はコマンダークラスで作って欲しかったなー。オービタルアサルトキャリアーなんて余計なものを付けずに。


ビークルモードはメルセデスベンツ…こちらもHA同様のモチーフに。でもなんだ?なーんか違和感ありますよ…?


HAと比較して、先程の違和感の正体が判明。成形色が暗くなってるんだ…さっきの
ロボットモード比較だと、体型と顔ディテールに気を取られてて気づかなかった。
あと、ほんの少し平べったくなってますね。


実際のサイズ比はこんなもんです…なんか並べると余計に平たく見えますな。


レーザービークと比較…ビークルモードって基本的にあちこち収納するものですから、さっきよりも小さくなってます。


つまり、このサイズになれば社長だってやる気になるぞ!もうお前なんか恐くないぞ!


ビークルモードでも集結!サイズがバラバラだわ一人だけ謎メカだわ、なんと言う統一感の無さ。


変形シークエンス。まぁオーソドックスなカーロボット変形なんですが、それに則って
まず車体側面を展開します。


そのまま展開し続け、ボンネットを前方に折り曲げます。とまぁ、ここまではよく
あるパターンなのですが…?


ご覧の通り車体後部、ここを真中から二分割します。ここまでもよくあるパターンですね。しかし…?


今度はこれを、下の部分だけ外側に回転させます。ぬぬ?これは???


そのまま回転させつつ、今度は車体後部を丸ごと外側に回転させます。180度回転させきると、ロボットモードの定位置つまり脚部
が完成します。珍しい変形をしますねコレ。


最後に、俯せ状態から直立させれば変形完了です。オーソドックスなカーロボット変形にせざるを得なかったものを、
せめて下半身だけは新しい事をしたい、とまぁ開発者がそう思ったのかもしれませんね。


総評としては、HAとは全く違うプロポーションとは言え、体型は非常に良く纏まっていて足の変形も珍しく、顔の出来も良い。でもそれだけですね、このサウンドウェーブ
の良い所は。脇やロール軸がある点はラチェットよりも良いですが、肘が固定なのはラチェットに劣る所だし、膝も曲がっているのがデフォで足裏の設置面積も狭くて倒れ
やすい、纏めてみると全体的にサウンドウェーブの長所って、完全に見た目だけなんですよね。せっかくの太腿ロール軸も、膝が固定なので活かしきれてないし…まぁ元
々変形ギミック用のものと割り切って設計されたのでしょうねきっと。見た目は良いけど、特別抑える必要もないです。ポジション的にはラチェットと一緒。


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