大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

地球にI LOVE YOU!

2011年11月27日 10時08分57秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、前回に引き続きヒューマンアライアンスベーシック(以後HAB)よりオートボット“ホワール”。
背中のローター、足のスキッドを見ても分かる通り、彼はヘリコプターに変形するTFです。しかしその体型は特異で、特にその
厚い胸板は非常に強い印象を与えます。そして太腿もかなり真横に飛び出ていて、一見デブキャラに見えます。上半身だけ
見れば、決してデブキャラでは無いんですけど。


ご尊顔拝見…HABは一応ムービーカテゴリーの筈なんですが、このホワールは随分と普通のロボット的な
男前。しかしこの顔…ロボットと言うより宇宙刑事っぽく見える気がするんですが、どう思われますか?

ここでちょっとホワールに付いて…。同名キャラクターがG1時代にいたのですが、玩具設定のみで本編に
は登場しませんでした。そのホワールと言うのは、元々TFより以前の日本で放送されていたテレビアニメ
“特捜機兵ドルバック”に登場したヘリコプター型バリアブルマシン“オベロン・ガゼット”、これを基に作られ
ております。と言うのも、ドルバックをスポンサードし玩具を販売していた当時のメーカー“タカトクトイス”が
後に倒産し、そのドルバック製品の金型の一部が海外に渡りまして、それでTFとして生まれ変わった訳で
す。同じ理由から、同じドルバックのバギー型バリアブルマシン“ムゲンキャリバー”も“ロードバスター”と改
名しTF化しています。しかし、ドルバックのメカは全部で3体あり、最後の戦車型バリアブルマシン“ボナパル
ト・タルカス”は何故かTF化しませんでした。
「星のぉ~ピィ~アスゥ~♪にぃ~じぃ~のぉバンダナぁ~♪眩しぃ~すぅ~ぎるぅ~♪
                                          地球ぅ~にぃ~アーイラビュ~♪」


今度は斜め前から…やっぱり宇宙刑事っぽいよコイツ。


可動は見た目より動く方です。首、肩回転&後方にのみスイング、脇開閉、上腕ロール軸、肘、股関節、膝上ロール軸、
膝二重関節、足首前後左右に可動。TFの平均値としては中の上。ただし、その胸板が災いしちょっと融通が利かない?


武器はガトリング砲、両手に付けているので二丁装備。接続はDOTMでは珍しいCジョイントを使っていて、ご覧の通り
下腕部側面に取り付けます。取説ではこの向きに取り付けるように指示があるのですが…。


武器なんだから、やはりこちらの向きの方がかっこいいでしょう。
逆向きに変えるだけだし、特に支障も無いのでこちらをデフォにした方がいいでしょう。


そしてもう一つの武器が腹部の機銃…根元から上下に回転するだけしかギミック有りませんが、このサイズなんだし
これで充分。


背中のローターは、もはやお約束の手動回転ギミック有り。しかし、このローターにはもう一つ大きなギミックが有り…
詳しくは後述。


同じHABのテールパイプと比較すると、その体格差は一目瞭然。テールパイプは相棒のピンポインターに栄養を吸い
取られた(設定された価格帯に収める為に、ピンポインターの分は小型化を余儀なくされた)ので、ホワールと比べる
と若干小さくなってしまったようです。でも他のHAB製品を思い出してみると、ホワールは他のキャラに比べるとやや
大きく見える様な…?ローターのせい?


そして相棒がこの“スパークプラグ少佐”。我が家では二人目のHAB付属
のNEST兵士ですが、今回はご覧の通り渋い中年となっております。


ご尊顔拝見…面構えは屈強な親父ではありますが、HABの宿命で黒めの大きい三白眼に。
名前はスパークプラグとなっていますが、これは初代TFにも登場した人物の名前ですね。


ホワールと比較するとこんな感じ…実際の大きさで考えるとホワールって結構デカいんですね。


テールパイプに付属していたノーブル軍曹と比較すると、意外に着用している軍服が違います。てっきりリペかと思った
んですが。ヘルメットが無い分、スパークプラグの方が頭部造形が良いですね。


前回のテールパイプの時には気付かなかったのですが、HABのフィギュアって以前ご紹介したHA付属のサムその他
よりも小さいので、バイナルテックTFに乗せる事が出来たんですね。


窓ガラス越しに撮影…バイナルテックが発売されてからずーっと運転手が欲しいと思っていましたが、それがようやく
実現…。アスタリスク?キスプレ?ナニソレオイシイノ?


ドアを開くと、サイズが微妙にあっていないせいか腰が浮いてます。そしてHABフィギュアの脇可動範囲が狭いので、
両手でハンドルを握れません。が、ドアを閉めておけば目立たないので気にしない方向でひとつ。


ビークルモードはヘリコプター、まぁ前述の通りですね。取説の指示では、ご覧の通りコクピットのキャノピー(鉄板?)
部がハの字に上に盛り上がってしまいますが、私はそれが気に入らないので…。


キャノピーを全体的に下に下げ、水平に近くなるようにしてます。こっちの方が収まりが良くてしっくり来ます。


武器はガトリング砲と機銃、こちらはロボットモードと同じですね。しかし機銃の根元に注目…。


ここ、Cジョイント対応フレームではありますが、塗装を考えるとどうやらミサイルの様です。ミサイルに武器を
付けちゃっていいの?ミサイル発射出来ないじゃん…発射したら一緒に飛んで行っちゃいますから。


そこで、私は後ろの方にもCジョイント対応フレームがあるので、そこに付ける様にしてます。これならミサイルも使えます。


ビークルモードでも、手動でローターが回転します。やっぱりヘリコプターにはこれが無いと。


もちろん、ハッチは開閉可能です。まぁ、そうでなきゃ乗れませんからね。ご覧の通り、コクピットから降りるシーンを作る
事も可能。ホワールとのサイズも合ってますし、やっぱりHAはこういう事が出来ないと。あんまり触れたくないんですけど、
テールパイプなんかその辺が最悪だったしなぁ…。


それでは変形シークエンス。まずスパークプラグに降りてもらいます。


ローターを、根元のヒンジに沿って90度折り曲げ、箸にあるジョイントで接続し四角柱の様な形にします。


機銃をたたみ、スキッドを根元から真上に上げます。この状態だと「なんじゃこりゃ?」ですが、そのまま先に進みます。


その状態で、機体を90度上に上げます。やっぱり何だか分からない謎物体。


両側のガトリング砲を、角度を調整して真正面に向けます。別にやらなくてもいいんですが気になるので。


ビークルモードの機首を、折りたたんで右画像の状態にします。ほんの少し短くなりました。


そこにスパークプラグを乗せ、キャノピーを閉じハンドルを握らせます。こうしてみると、ビークルモードとは座り方が上下で逆に
なっていますね。でも、足を置くスペースが背もたれになるって…座り心地悪そう。


これがホワールのウェポンモード…大型火器ですね。
先程のローターが一つに纏まって砲身になる、これは見事なアイディア!テールパイプの武器モードは謎物体ですが、
こちらは充分説得力のある大型火器になっています。まぁ、ぶっちゃけ長い砲身が有れば、本体がどんな形でも火器に
見えると思いますけどね。


もちろん、他のTFにも装備可能です。テールパイプでの経験を考えて、ヴォイジャークラスに持たせるのが最も適しているでしょうね。


ちなみに、グリップはコクピットの真下に付いてます。しかし、やっぱり火器にむき出しの人間を乗せるメリットは不明。
せめて防弾ガラスぐらいは…。


しかし、下の方をたためばこんな風に砲台っぽくもなるので、これだったらまだなんとか。


それでは今度はロボットモードへの変形です。ご覧の通り、ビークルモードから始めます。


スキッドの付け根をまっすぐ伸ばし、テール部を左右に展開します。そして、機銃の付いた機首を折り畳みます。


そこから、機首を完全に折り畳みジョイントで接続したら、今度はキャノピーを折り曲げて折りたたんだ機首に接続します。あの機首がピッタリ
折りたたまれていく様は見事。それと忘れてました、ガトリング砲を腕に付け替えておきましょう。


そこから、本体をヒンジに沿って斜め上に移動させます。画像やこの文章じゃ分かりにくいのでもう一度説明しますが、本体を手に持って
変形させた場合、下半身を前方向斜め下に引き出す感じです。そしてミサイルを後方の折りたたむことを忘れずに。


最後に、ローター部を根元から背後に90度倒し、残った頭部を180度回転させて変形完了です。テールパイプが意外に複雑だったのに対し、ホワール
はかなりシンプルです。三段変形するくせに…非常に扱いやすいです。


総評としては…。ロボット、ビークル、ウェポン、全てのモードを見事に両立させたバランスの良い仕上がりです。可動良し、イケメン、胸板に目を瞑ればロボットモードは
上々。ビークルモードもモチーフがヘリコプターなので、兵士フィギュアとの相性はバッチリ。ウェポンモードも、誰が見ても大型火器と分かる説得力のある形になってい
るし、HABと言うカテゴリーを最も上手く昇華した傑作と言えるでしょう。胸板はコクピットを折りたたむ変形の都合上仕方が無いとは言え、それと同時にぴったり折りたた
む見事な変形が見れたので、まぁ良しとしましょう。やっぱり付属フィギュアを活用できる、これが大きいですな。


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2 コメント

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Unknown (SDガムダン)
2012-02-24 16:05:23
新HAの人形、ドアを開けた方から見えない部分の片足のポーズを崩す必要は有りますがインプ型のバイナル(ストリーク持ってるんで)には余裕で乗れましたよ。
ノーブル氏でしか試してませんが、シフトレバーには手が届かないもののステアリングは両手でキチンと握れました。
足元・天井はマスタング型に次いで余裕があるようで、旧HAのサム辺りも難なく乗せられますよ。
Unknown (ALE)
2012-02-26 09:29:35
コメントありがとうございます。
画像ではショックウェーブ=RX-8を使用しましたが、どうも脚が奥まで入らず
腰が浮いてしまうんです。だからあんな無理な姿勢になってしまって。
やっぱりTFですから、内装をちゃんと再現出来るかどうかにはバラつき
があるみたいです。
しかし、HA1の巨漢であるサムが乗れるってのは意外ですね。あの大男が。

こうして見ると、HAで一番喜んでるのはバイナルテック所有者なのかもしれませんね。
いっそ、テールパイプのノーブルはバイナルテック要員として第二の人生を歩ませる
方が良いかも…ブリスター内で惨めなベンチウォーマーにするよりは。

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