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大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

三日月の獣王、吠える!

2010年09月17日 18時22分04秒 | 玩具その他

今回ご紹介するのは、新シリーズ「ULTRA ACT」より“ゴモラ”。
URTRA ACTはウルトラシリーズを題材としたアクションフィギュアシリーズで、当然メインはウルトラマン。しかしこの
シリーズの面白い所は、怪獣もアクションフィギュア化される点。ウルトラマンのアクションフィギュアは過去にたくさん
作られましたが、怪獣は精々ソフビ止まりだったのでフィギュア好きの注目を浴びました。その第一弾に選ばれたのが
このゴモラ、ゴモラと言えば言わずと知れたウルトラシリーズを代表する名怪獣にして、ウルトラシリーズ番外編「大怪
獣バトル ウルトラギャラクシー」では主役を演じました。怪獣第一弾を飾るには相応しいチョイスでしょう。


ご尊顔拝見…これぞまごう事なきゴモラ。でも、ゴモラ最大の特徴である三日月型の角(バナナとか言うな)、もうちょ
っとシャープだったイメージがあるんですが、こんな感じだったでしょうか?

本編では、初代ゴモラは恐竜ゴモラザウルスの現代の生き残り。ジョンスン島に生息していた所を科学特捜隊に麻酔
で捕獲され、万博会場に空輸中に麻酔が切れ逃亡、本来が地底怪獣だっただけにどこに出現するか分からない神出
鬼没ぶりは、多くの人々を恐怖に陥れました。クライマックスの大阪城での戦いが有名ですが、聞いた話によると使用
されたセットは当時としては劇場作品並みの高クオリティであり、テレビシリーズに使われるセットとしては破格の品だ
ったそうです。

大怪獣バトルの方では、主人公レイの持つ怪獣召喚機バトルナイザー内に格納されていた最初の怪獣。レイは怪獣を
操る能力者“レイオニクス”であり、ゴモラを召喚し敵怪獣や他のレイオニクスの操る怪獣とのバトルロイヤル“レイオニク
スバトル”を繰り広げます。早い話がポケモンのピカチュウポジションですね…その立ち位置にゴモラがいるのもまァ順当
なチョイスかと。


今度は右側面から。ちょっと目が大きく開きすぎてますかね?ゴモラはもう少し鋭い目つきのイメージだったんですが。


左側面はもっと酷く、目が見開きすぎててロンパリ気味。


我が家にあったソフビ“EXゴモラ”と比較…サイズは通常ソフビと同じです。
それにしてもEXゴモラの“うへへへへへ☆ねーちゃん、チチ揉ましてーなー☆”みたいな手付きはどうにかならんか。


怪獣のアクションフィギュアなんて前代未聞、そもそも体型が人間と全く違いますので、可動に関しては前回のフィギュアーツ同様に
細かく解説して行きます。ちょうど今年の春先にスタートした他社製品“特撮リボルテック”シリーズ、そのラインナップにガメラやバラ
ゴンと言った怪獣キャラクターも含まれているので、それをお持ちの方は参考にでもしてください。


まず頭、口の開閉はもちろんのこと喉と首が二重関節で、頭を上に上げると内側から表皮パーツが盛り上がり、可動域を
確保するための空洞が塞がれます。


次に腕、一応肘は二重関節にはなっているのですが、表皮が干渉しまくるのでその可動範囲は極めて狭いです。
取り敢えず動きますと言った感じ。しかも首と違い関節の向きが完全に隠れていて、どの方向に関節が動くか分か
らないので動かしにくい…着ぐるミクロマンと全く同じ欠点が生じています。大体、この画像見たって二重関節だって
分からんでしょ?せめて関節を伸縮する構造にして、曲げる時に引き出して表皮の干渉を回避するとか、そういう遊
びやすくする工夫が欲しかった所。まぁバンダイ製怪獣アクションフィギュア第一弾なので、今後に期待しますか。


しかし、脇と手首は普通に動かす事が出来ます…脇は見た目じゃ分かりませんけどボールジョイントで接続されていて、ちゃんと一目で分かるほどに開閉
しますので一安心。あ、画像には有りませんけどちゃんと手首は回転しますよ?


次に腹部。やや分かりにくいですが、腹筋は前後に動かせます。ただ、上半身表皮と下半身表皮のズレが目立ちます…。


今度は横方向に捻ります、一応動くには動きますって程度ですね。表皮が干渉し、右方向の可動範囲は非常に狭いです。


続いて足。股関節が二重ボールジョイント、膝が二重関節、足首がボールジョイントだそうです。股関節と膝は問題なく動くのですが、やっぱり表皮
が干渉して足首の方は動かしにくいです。


あ、脇と股関節の可動について不充分だったのでここでもう一回触れます。どちらも縦方向に問題無く回転します…ってそんな芸当は
ソフビでも出来るか。このゴモラ、全体的に“取り敢えずソフビよりは動きます”って程度で、従来のアクションフィギュアと同軸に考える
とかなり融通が効かないです。動きには動くけど表皮が干渉してしまう、全体的にこんなのばっかりです。でも冷静に考えると、関節の
数だけは神姫素体を凌駕しています。関節の数だけは。


最後に、怪獣だけの特権“しっぽ”。ボールジョイントで部分的に接続されているので、関節ごとに動かす事が出来ます。
形状と言い色と言い、なんだか犬のフンみたいですが考えない様にしましょう。この尻尾が塩ビの塊で重く、根元ボール
ジョイントが頻繁に外れてマジ困ります。


では尻尾の可動範囲。まず縦方向ですが、頑張ってもこの画像が限度です。


続いて横方向、しっぽを振ると言うより普通に引き摺ってる様にしか見えませんね。ゴモラと言えばその太い尻尾も強力な武器であり、
これで相手を殴打するのがゴモラの得意技でした。ですから派手に振り回したいところですが、この程度が精いっぱいではどうにも…。
しっぽの方も、先程の引き出し式関節だったら解決できたと思うんですけど。ホント、このゴモラ期待していたほど動いてくれないんです
よね…ではそのゴモラの融通の利かなさっぷり、それを見る為に例を用意したのでご覧ください。


なんかダるー ♪なんかデるー♪あいしテるー♪ あれ一個が違ってるんるー♪


なやみン坊ー ♪高鉄棒ー♪おいしん簿ー♪ いーかげんに


シナサイ!


飛んでったアイツの火照るカラダって所謂ふつーのおにゃのコ♪


驚いたあたしだけ? 豚骨ハリガネおかわり


だだだだだ!

体型が全然違うので最初っから無理なのも分かるんですけど、神姫素体でもこの程度は可能なんだから、もうちょっと頑張って欲しかったな…・゜・(つД`)・゜・


では、ここからはゴモラのオプションパーツをご紹介。根元からしっぽを外し画像のパーツと交換すると、ウルトラマン
との戦いで尻尾を切断された状態を再現できます。URTRA ACTでは同スケールのウルトラマンも発売済みなので、
ダメージ表現に使えるこれは嬉しいオプション。


次に先端の角を外します。それにしてもゴモラ、鼻面の角が無いとカモノハシみたいに見えますな…。


そして付属エフェクトパーツと交換すると、大怪獣バトルから使用し始めた必殺技“超振動波”を再現する事が出来ます。しかし本編のエフェクト
とは全く違う形状で、劇中は円形の衝撃波だったものがこちらは…なんだか電撃みたいと言うか謎の液体っぽいと言うか。付けてくれたのは
嬉しいんですけど、上記の理由から微妙に不満。


そして以前ちょっとだけご紹介した
“ウルトラシティシリーズ”と“トミカタウン つながる道路””、この二つを組み合わせれば都心部で暴れるゴモラを再現出来ます。


普段だったら手前の橋もピント合わせて撮影する所ですが、今回は敢えてボカして撮影しました。“手前にわざと
ピンボケの建物を入れて奥行きを出す”、故円谷英二が編み出した名演出の一つです。


こちらはまた上から視点で、
飛行中のジェットビートルから見たゴモラをイメージして撮影したのですが、どうもイマイチな仕上がり。


やはり怪獣は巨大感が合ってナンボ!と言う訳で、今度は体を隠し遮蔽物を使って巨大感を演出しようと試みました。
手前にビルより大きいタワーを入れる事で、巨大感と奥行きを演出できたとは思うのですが、いかがでしょうか?


タワーと戯れるゴモラ…ってコレやったのゴモラじゃ無くてガラモンじゃなかったっけ?ゴモラが暴れた場所にタワー
なんてあったかなぁ…?忘れました。


そしてゴモラだけに、やっぱりしっぽを使った都市破壊をしてもらいたくなるのが人情ですよね。普通に歩いてるだけ
でも、別に壊すつもりなくても引っかかっちゃいますよこのしっぽ。お陰で、撮影するにもすぐビルにひっかかってやり
にくかったです。でも、“都心部の怪獣”を撮影するのってメチャクチャ楽しかったですよ。同じもの使って、もっと広い
場所、青空をバックにしたオープン撮影なんかもやってみたいですね。我が家の駐車場は日差しが強いので最適な
のですが、それやると近所の子供たちが集まってきそうだしなぁ…。ウチの野菜畑なんか開けてて人目にも付きにく
いから、今度やってみようかな???


ソフビと同サイズというのは先にも触れたとおり、大怪獣バトルでは主役扱いだっただけに、やはり大怪獣バトルで
戦った怪獣ソフビと並べると実に絵になります。画像はウルトラマンメビウスで初登場した“宇宙凶険怪獣ケルビム”、
元々が派手で凶悪なデザインだったので映える事映える事。


行けッ!ゴモラッッッ!!!

総評としては、期待していたほど動いてはくれません(大怪獣バトルではメチャクチャ派手に動きまくっていただけに余計そう感じます)が、バンダイ初の怪獣アクション
フィギュアとしてはまぁこんなもんかと。従来の可動フィギュアとして見ると可動に関しては落第も良いトコですが、怪獣がやるに必要な動きを想定して動かすと、充分
に動いてくれると思います。つまりこのゴモラ、評価を下すには従来の可動フィギュアの事を頭から追い出す必要がありまして…。都市撮影している内に、その事が序
々に頭から抜けていくのが分かりました。これまでの可動フィギュアでは無く怪獣、そんな風に頭の切り替えが必要って言うのは、今までになかった感覚ですね。開眼
した後は、弄っていて楽しいフィギュアになりました。ただ、頭を切り替えるのに最も手っ取り早い方法は“ウルトラシティシリーズ”を使う事なので、その辺がちょっとメン
ド臭いですかね。それと欲を言うなら、右目と左目は同じ形にして、関節は引き出し式にして欲しかったです。今思ったんですが、その内に仕様変更でEXゴモラとかメカ
ゴモラとか出すつもりなんですかねバンダイ???



ちなみに画像は、素でレイオニクスバトルやってそうな人(ハルヒでも可)。


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