大きな世界の小さな部屋

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「超速変形」って名前、確かに嘘は言って無い。 その3 Aパート

2013年01月27日 00時02分27秒 | 玩具その他

今回ご紹介するのは、バンダイの“超速変形ジャイロゼッター”より“GT-R”。
以前レビューしたライバードアギトツインと同時期に発売された製品ですが、その評価は極めて高いです。デザイン
が好みじゃ無かったので今まで購入を控えていたのですが、たまたま安く手に入る機会が有ったので購入。騎士をモ
チーフとしたデザインですが、CG設定に有った肩のフィンが無いので、どうしても見劣りしてしまうのが難。アギトツイン
なんか比較的CGに近かったものですが。

元デザインに沿ったCGは、→こちらからご覧下さい。


バックビュー。後ろから見ると、踵の部分にタイヤが有るのが分かります。これはご覧の通り別パーツで、ビークル
モードのタイヤがそのまま踵に格納される方式になっています。前後から見てみましたけど、なんかロボット玩具に
しては体型に微妙に違和感が有りますよ?そして青いボディのカーロボット、両肩にビークルモードのライト及びガ
ワ…なんか既視感が有るな。ああ、思い出した。



こいつだ。


ご尊顔拝見…頭部デザインは割とデザインに近いのですが、側面に有るフィンが少々大人し目。
CGだともっと大きく出っ張っていたのですが、ここあんまりデカく造型すると変形に差支えが出るんです。

アニメ設定では、ドライバー“速水俊介”は第三話に登場してましたが、ロボットモードを披露したのは第四話。途中参加かと思いきやそうでは無く、ビークルモードでは実は第一話の時点で、クロード博士の乗用車として主役機のライバードより先に登場していた変り種。言い方を変えれば、一番最初に登場したジャイロゼッターとも言えますな。第四話のレース場にて初陣を飾り、ゼノン量産機ゴブリを変形完了と同時に叩き斬り、華麗なデビュー戦を飾りました。主役機ライバードほどではありませんがその戦績は中々で、第11話ではトーマさんのオロチとハルカのヒッポカノンを一人で撃退してます。


横から見てみましょう。前後に伸びた大きなトサカが特徴…このトサカは破損防止のために軟質パーツですが、
それ故に曲がったりクセが付きやすいので注意。


正面から見ると、最初に感じた違和感の正体が分かります。
ロボットにしては肩幅が狭く、なんだか中に人が入ってる感じなんですよね。ロボットなんだから、ライバードやアギト
ツインみたいに肩幅を広くとっても良かったのでは。それでいて腰回り…っつーか足の付け根辺りは妙に太いです。


ジャイロゼッター名物“変形したっぽい胸”、GT-Rの場合は胸部ダミーパーツ、両肩がビークルモード共通パーツです。
アギトツインとは逆ですね。よく見ると、胸部中央にGT-Rのエンブレムが。


続いて可動に付いて。前評判通りにGT-Rの可動は非常に優秀です。首ボールジョイント、その根元が変形の恩恵
で斜め下に傾くので、首ジョイント以上に斜め上を向く事が出来ます。肩、脇、上腕ロール軸、肘二重関節、手首、
腰、股関節、太腿ロール軸、膝二重関節となっています。足首も一応可動しますが、これは変形に使うものなのでポ
ージングには役立ちません。ライバードやアギトツインで見られた“無いも同然な股関節可動”ですが、GT-Rには股
関節を覆い隠すパーツも無いので、問題無く動かせます。
ジャイロゼッターはガワ変形だけにロボットモードのデザイン及び可動を確保しやすい、ジャイロゼッターが本来目指
すべきだったのはこの方向性だった。


肩はライバード同様ボールジョイントを受けに差し込む方式ですが、それとは別に脇関節が用意されているので、
そこを使えばここまで脇を開けます。そしてここは変形には使わないので、可動の為にこの脇関節を設けたのは間
違い無いでしょう。この気配りは嬉しいですね…しかし肩ガワが大きいので、あまり脇を開くと頭にぶつかってしまう
のでいまいち使いにくいです。肩幅がもう少し広ければ、この脇関節も充分活用出来たんですけど。


GT-Rの胸部には、変形ギミックの為にアーム機構が備わっています。ジョイントを外せば、このアーム機構を使い
胸部を前に曲げられる様になります。


これはポージングにも応用出来まして、画像の様に胴体をくの字に折り曲げたポージングをしたい時に役立ちます。


上記の通り、腰可動を阻害する物は有りません。太腿に甲冑状のアーマーパーツが有る程度ですが、これは太腿
にボールジョイントで接続されているので、可動に支障は有りません。


後方から見ると、そこにも車のテールランプを模したダミーパーツがあります。これも根元から上下に可動するので、
股関節可動の邪魔にはなりません。


続いて膝関節。ジャイロゼッターには珍しい二重構造になっています…と言っても、本来これは変形用。
従来の膝関節(左画像参照)ではこの程度ですが、変形用の関節を使うとここまで曲げられます。


ジャイロゼッターは、ビークルモードの後輪が足首付近に来るのが多いです。GT-Rも同様ですが、こちらは踵の内部
に収納されます。回転するタイヤが踵となると不安定になりそうですが、意外に安定性は高め。
足首そのものが大きいからでしょうか?


武器は“ナイトブレード”、今まで無かった大型剣です。っつーか大型過ぎて、GT-Rの身長に近い長さです。
上側に有る赤と黄色の丸はブースターで、これを点火し相手を頭上から叩き斬る必殺技“ターボエッジインパクト”に
使用します。これでハルカのヒッポカノンを撃破しました…と言っても追い払っただけで破壊してはいません。


反対側から見ると、頭身にはネジ穴が。ライバードの轟雷剣やアギトツインのツインソードと異なり、材質はPVCでは
無く本体と同じABS。まぁこんなデカいものをPVCの塊で作ったら、重くてしょうがないですからね。ABSだけに中身は
空洞ですが、それでもこのサイズですから割と重く、そのままだと関節が支えきれません。私は一度腕を分解し、関節
を瞬間接着剤で補強してあります。


それでは、今度はジャイロゼッター名物“ガワの再利用”について。
ライバードは見た目はそれなりにかっこよく、アギトツインでは絶望的だった再利用ですが、GT-Rは地味ながらも
非常に纏まりが良く見えます。特にシールドは、シールドとしての説得力のある形状に落ち着いています。
元々GT-Rは、レギュラー陣の中では唯一デフォでシールドを持っている機体なので、この辺は嬉しい所。


横から見ると、ボンネットとテール部を内側に折り曲げて平たい形状を作っています。ライバードでもこれをやって
欲しかった…。そして相変わらず拳穴と形状が有っていないグリップはユルユルですが、不思議な事にライバード
よりは保持出来ます。


シールドは分かった、今度は背中はどうだ?ライバードではなんだか分からないがオプションパーツだったものが、
GT-Rでも同様になんだかよく分からない謎パーツに。ただ、垂直に垂れ下がっている所を見ると、これはマントに
見立てているのかな?


今度は斜め前から…う~~~~ん、まぁ言われてみればマントに見えなくは無い。せめて根元から90度内側に折り
畳まれ平らになれば、まだマントに見えた物を。


→次回に続きます。


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