大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

よし、次はリーダークラスだ。

2011年10月29日 00時18分43秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、サイバーバースよりディセプティコン兵士“ブラックアウト”。ブラックアウトと言えば初代ムービーTFにも登場し、劇中でも初めて姿を現したTFで、
割と人気があるみたいで死亡したにも関わらず、今回サイバーバースそしてコマンダークラスで再登場となりました。以前はヴォイジャークラスでの製品化でしたが、
価格帯が下がった事や年月が経過した事により、ヴォイジャーとは全く別物になっています。特にプロポーションは、劇中の体型に近くなったように思えます。あちこち
に施されたシルバー塗装が、全体的に良いアクセントとなっています。


ご尊顔拝見…サイバーバース司令官同様に、小さいながらもカッチリと作り
こまれた男前。実はこのブラックアウト、私が最初に購入したサイバーバー
スでもあります。出来が良さそうだったのでブラックアウトだけ買って、他は
ガン無視する予定だったサイバーバース、こいつとの出会いが運命を変え
てしまった…。

付属カード裏には、“ブラックアウトは、スコルポノックと共に、ディセプティコ
ンの敵を全て探し出し、破壊し尽くす為に戦い続ける。彼らは誰一人、逃す
つもりは無い!”と記載されています。でも本編で、カタール基地を襲ったけ
どレノックスたちに逃げられてるじゃんアンタら。しかもスコルポノックは返り
討ちに会った挙句に逃亡…。


ヴォイジャー(ただし我が家に現存している限定版)と比較…サイバーバース版は隙間が広くなりスカスカした印象ですが、ヴォイ
ジャーの方はきっちりと纏まっていてバランスの良いロボット体型に見えますね。でも、ヴォイジャーだって普通のロボット体型と比
較すると充分怪物的フォルムなんですが、あくまでサイバーバース版と比較しての話です。


ご尊顔比較…こちらはサイバーバース版の圧勝。ヴォイジャーの方は有機的で
怪物を思わせる造形なので、やっぱり体と合ってませんな。


サイズ比較はこの位…
ブラックアウトは従来のコマンダークラスと比べると小柄なので、随分とサイズ差がある様に見えます。


サイバーバースにしちゃ可動は優秀で、首が固定なのが残念ですが型ボールジョイント、肘が縦専用関節と横専用
関節の組み合わさった特殊なもので、股関節ボールジョイント、膝、そしてつま先と踵が動きます。肘が特殊と言いま
したが、従来のTF同様にストレス無く動かせます。首固定だけが惜しいなぁ…。


脛の部分ですが、横から見ると尋常じゃ無いくらい薄くてペラッペラです。爪先と踵は可動式になっていて、膝が多少
無理な角度になっていても爪先と踵の設置面積が大きめなので、融通が利く上に高い安定性を保証してくれます。


武器はライフル…ですがご覧の通り付属のスコルポノックが変形したものです。ヴォイジャーに付属していたスコル
ポノックには無かったギミックで、こういうプレイバリューを増やそうという開発者の気配りは嬉しいですね。


尻尾の先端が銃口に見えますが、実は下の方にシルバー塗装された銃身があります。


では、この銃をスコルポノックに変形させてみましょう…と言ってもご覧の通りの簡単変形。


これがサイバーバース版スコルポノック…変形がシンプルなので、破綻の少ないプロポーション。


ヴォイジャー付属のスコルポノックと比較…意外に大きさは近いです。むしろサイバーバース版の方が大きいくらい。
比較してみると分かりますが、造形もサイバーバース版の方がしっかりしてますね。


話をブラックアウトに戻し、再度武器の解説を。ブラックアウトはヘリコプター“ぺイヴ・ロー”に変形するTFですが、ヘリの
コクピットがそのまま胸部に来る変形をするのが特徴。で、当然ながらヘリ機首にある機関砲がそのまま胸部武器となり
ます。


しかしブラックアウトには第三の武器があり、ビークルモードのテールローターをロボットモードで右腕にそれを展開
させる事が出来ます。


ムービーTFは腕そのものが武器になるのが特徴ですが、こちらもそのフォーマットに沿ったギミック。劇中でも、腕に
ヘリのローターを持ち近接武器に使用していましたから、劇中設定に似たギミックと言うのはありがたいものです。


それでは、コマンダークラス名物の3ミリジョイント配置を。ブラックアウトの場合は脇の下に一つずつ備わっており、そこに他のサイ
バーバース武器やミクロマン武器を取り付け可能。ですが、脇の下だけに刃物系よりも銃器系の方が良いでしょう。そしてそれをや
る際、背中に折りたたまれたローターが邪魔になるので、画像の様に上に逃がす必要あり。


そして手首も3ミリ径、サイバーバース武器だけでなくミクロマン武器も装備可能。メガトロンさま同様に手首が円型
では無く抜けているので、3ミリジョイントに限らず長方形のグリップが付いた武器も装備可能です。
ただ、保持力は無いのでひっくり返すと落ちます。


ビークルモードは今回もMH-53 ペイヴ・ロー。変形したことで、ロボットモードで施されていた各部のシルバー塗装の
大部分が隠れるので、カラーリングでもかなり印象が変わります。そして、後ろにスコルポノックが接続されています。


ヴォイジャーと比較すると、機体のバランスが全く違う事が分かります。コクピット部が
丸みを帯び、前方への出っ張りが短くなっています…クジラっぽいと言うか。ヴォイジ
ャーでは後部ペイロードに格納できたスコルポノックが機体後部にくっついているので、
その辺の見栄えがやや悪いです。


サイズ比較してみると、ロボットモードと比べて思ったほどサイズ差はありません。もうちょっと小さいと思ったんですが。


スコルポノックはもちろん外せるので、見栄えの悪さが気になるなら外しちゃいましょう。


ちなみにブラックアウトとスコルポノックはこんな風に接続されていて、軟質ジョイントがテールローター部のバーを
挟み込む形で固定されます。


で、ビークルモードでもミクロマン武器で武装可能。ビークルモードだと機体底部と機体後部に3ミリジョイントが移動
するので、こんな感じになります。ライフルはともかく、後ろの武器は駄目だなぁ…発砲したらローターを直撃するわ。


それでは変形シークエンスに入ります。まず最初に、後ろのスコルポノックを外します。


テール部のジョイントを外し、左右に分割します。それと同時に、機体側面ガワのジョイントを外し外側に引っ張ります。


ヒンジに沿って機体後部を前方に180度移動させ、側面ガワを斜め前に移動させ、メインローターを折り畳みテールローターを根元から
折り曲げます。ます。このローターが薄くて折れ易そうなので、取り扱いにはご注意を。


これは機体中央部のローター付近のパーツです、これを後方に90度倒します。


次に、前方に突き出たテール部をさらに前方に引っ張り、ローター部を180度回転させます。このローター部の変形がちょっとコツがありまし
て、先に側面ガワを定位置に移動…つまり画像の状態にしておかないと、ガワと干渉して回転させられませんのでご注意を。


先程のローター付近に戻りまして、グレーのT字型パーツが真上に向く様に、関節に沿って90度回転させます。


これは今の部分を真横から見た図です。上下のパーツを画像の通りに展開させます。


今の部分がロボットモードの足なので、直立させた状態で機体を前方に90度倒します。すると、コクピットが胸部に
移動しそれと連動して頭部が現れます。


腕を肘から回転させ定位置に収め、ブラックアウト本体の変形は完了です。ヴォイジャーの変形とは微妙に違いますね。


続いてスコルポノックですが…変形シークエンスは先程ご紹介した通りいたってシンプルです。


手に持たせてロボットモード完成です。サイバーバースにしては変形難易度は高め。でも、変形ギミックそのものが
複雑なのでは無く、ローター部など気を使う場所が多い為です。


ここでメガトロンさまと比較してみます…すると随分と背の低いブラックアウト。まぁ、アニメイテッド版アイアンハイド
そうでしたけど、こういう“ビークルモードを折り曲げる系の変形”はどうしても身長が低くなりやすいのです。


総評としては、私をサイバーバース無間地獄に引き摺り込んだ張本人であるこのブラックアウト、期待通りの仕上がりでした。元々ブラックアウトはお気に入りキャラ
だったので、私の目に狂いは無かった事を嬉しく思います。しかし、最初に買ったのがこのブラックアウトだったために、司令官やセンチネルプライムに不満を感じた
のは事実。そしてブラックアウト本体も、ローター部の耐久性や首が固定だったり変形のやりにくさ、そう言った不満点もあるので、今後はその辺の解消に期待しま
しょう。お勧めですー。


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