大きな世界の小さな部屋

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「超速変形」って名前、確かに嘘は言って無い。 その4 Aパート

2013年02月13日 00時16分41秒 | 玩具その他

今回ご紹介するのは、ジャイロゼッターシリーズ第四弾目にして主人公機ライバード真のライバル“ギルティス 特装仕様”。結局アギトツイン
単なる前座だったのね・゜・(つД`)・゜・さてこのギルティスですが、ガワをあまり外さず体に付けたままになっていると言う、ジャイロゼッターには
珍しいTFに近い処理を取られているのが特徴。特に肩のガワがシルエットに大きな変化を付け、他の機体には無い強い個性を持っています。
特装仕様ってわざわざ表記されている所を見ると、後にバリエーション展開するんですかね?塗装を追加して“ギルティスエクストリーム(詳しく
は後述)”を出すとか。

元デザインに沿ったCGは、→こちらからご覧下さい。


ご尊顔拝見…っつーかアクエリオン?まぁデザイナーが川森正治ですから似てしまったのでしょうきっと。
考えてみれば、ジャイロゼッターって複数のデザイナーが参加してるごった煮状態で、その辺は武装神姫に似てますね。

アニメ本編では、上記の通りライバードの真のライバル機として登場。パイロットはゼノンの隠し玉“イレイザー01”、色々と謎の多いカケルと同年代の少年…っつーても現時点で“実はカケルの友達だった事が有る”とか、“実はアルカディア総司令の息子”とか、正体についてのヒントが出まくっているので、謎と言ったら何故ゼノンのパイロットやってるか位。機体性能もイレイザーの腕前もライバードを勝っており、一度はライバードを大破寸前にまで追い込んでいます。流石は真のライバル…そう言えばギルティス初登場エピソード後半で、それまでのライバル機だったアギトツインが撃破されたんだっけ…。後に強化された“ギルティスエクストリーム”が登場しましたが、こちらは見た目的には装甲に赤いラインが追加されただけで、性能は向上しましたが外見は大きな変化は有りません。


頭部側面にネジ穴が有り、これが美観を大きく損ねているのが難点。他の機体じゃこんなこと無いのに、ここは
どうにかして欲しかった。


続いて今度は胴体に移ります。ジャイロゼッター名物“フロント部が変形したっぽい胸”ですが、ギルティスの
場合はあまり車の意匠の見えないデザインです。っつーか普通のロボ胸。


アニメ設定又はCG設定だと、背中にT字型の銃を付けているのがデフォですが、どうにも纏まりが悪いので、今回の
レビューでは外した状態をデフォにします。


可動はジャイロゼッターにしちゃ動く方です。首ボールジョイント、肩、脇、上腕ロール軸、肘、手首、腰、股関節、太腿ロール軸、肘、
そして爪先が可動します。ただし、爪先は変形ギミックの恩恵なので、ポージングに役立つ代物ではありません。


今度は各可動部を見てみましょう。肩に大きなパーツが有る割に脇可動は優れていて、水平以上に脇を開く事が
出来ます。ジャイロゼッターシリーズって意外に脇可動が中途半端だったので、ギルティスはその辺は実に優秀。


横から見ると、肩アーマーは大型なのに肩そのものは意外に小さく、そしてそれぞれが独立しているので、脇可動を
阻害しない構造になっています。ここまで来ると良い出来に思えますが、残念ながらこれはジャイロゼッター。


バンダイ製品らしく詰めの甘さは健在で、肩は良く動きますが下腕部のガワが干渉しまくり、肩アーマーと肩後ろの
タイヤに引っかかるので結局動かしにくいです。大体、元デザインにはこんなガワパーツは付いてないのです。


しかし、変形ギミックの恩恵で肩アーマーを真上にスライドさせる事が出来るので、腕を動かす際に肩アーマーを
逃がせば、ある程度は動かしやすくなります。


又は、肩アーマーを前方向に倒すと肩とアーマーの間隔が広がり、腕を動かしやすくなります。むしろこちらの方が
動かしやすいですし、それにCGイメージに若干近くなるので、こちらの方がお勧め。


以前レビューしたGT-R同様、腰回りはアーマー類も無く股関節可動を阻害する物は無い筈なのですが、可動範囲は
意外に狭いです。前後はともかく、横に開く際は干渉してあまり開きません。腰アーマーが無くてもこの体たらくか。
でもあれ?よく見ると左右の太腿の間隔が違うぞ???


後ろから見るとまさに一目瞭然…これ明らかにズレてるよ!?でも組間違いとかじゃ無く、一度分解して自力で戻して
も、どうしてもこの位置になってしまうんです。もしかしてこれがデフォ?バンダイに問い合わせたら代替え品を送っ
てくれたので、それを見てみたらそちらはちゃんと真ん中に収まってました。単なる不良品でした。最初はこの不良
のせいで股関節可動域が狭いのかと思ったら、これパーツ形状が原因なので代替え品も同様でした。


太腿に赤い外装パーツが直に付いてますが、これは軟質パーツなので太腿ロール軸を回す際にも干渉する事は無く、
自由に動かせます。軟質なので太腿を回せばそれに応じて歪むので、これは気が利いてます。


ギルティスの特徴の一つに“脚部はライバードの設計を元にしていると思われる”点が有り、確かに構造はライバード
に良く似ています。そりゃ、爪先の処理やパーツ形状そのものは違いますけどね。しかし基本は共通なので、中途
半端にしか曲がらない弱点も共通…。


上記の通り、爪先はライバードと全く違う形状です。ライバードは足首パーツがボールジョイントで接続されていたの
に対し、ギルティスはヒンジで接続されています。そしてよく見ると爪先だけで、なんと踵が有りません。踵に当たる
部分に回転するタイヤがあるので、安定感に欠けよく後ろに倒れます。確かにジャイロゼッターって足首にタイヤの
あるデザインが見受けられますけど、バカ正直に再現して遊びにくくしたんじゃ、それは欠点以外の何物でも無い
だろうよ…。ロボットモードだとタイヤにロックが掛かるとか、そういった工夫が欲しい。


武器は先ほど触れた銃…なんですが取説には特に武器名称は有りません。単に“武器パーツ”とだけそっけなく書い
てあるだけです。これで必殺技“グラシアルワイプ”を放つのに、なんとぞんざいな。しかも、これ銃のクセに銃口ディ
テールが一切無いので、銃と言われても全く説得力が有りません。形状的にボウガンとかだったらまだ許せるんですけど。


ギルティスのメイン武器が、この両手のブレード。珍しく手持ちでは無い武器で、取り外せない仕様になっています。変形ギミック
の恩恵でサイズは小さめ、そして前方向に曲がる様になっていますが、CGでは後ろ側に曲がっているのがデフォなのにそっちに
は動かない…。ブレード付け根の形状を少し弄るだけで出来るのに。


今度はジャイロゼッター名物ガワの再利用モード…もといフル装備モード。シールド以外はそんなに変わりませんね…?


一応背中にビークルモードのボンネットパーツが付いてはいますが、これまでの機体と異なりパーツそのものが小さ
いので、そんなに目立ちません。しかし、やっぱり単なる余剰パーツにしか見えないので、完全変形がやりたい以外
にこれを付けておく理由が有りません。


シールドを外すとこんな感じに…背中パーツは殆ど目立たないでしょ?確かに強化パーツとしての説得力はカケラも
ありませんが、TFの様に余剰パーツであるガワを目立たない様に処理したと考えれば、このガワを背中に付けておく
のも有りでしょう。


今度はもう一方のガワ=シールドを。ライバード同様に纏まりは非常に悪いです…GT-Rの様に上手い処理は出来ん
ものか。しかしライバードより勝っている点も有り、拳の径と合っていなかったグリップがきつくなり、保持力が上がって
います。多少は傾きますけど、普通に持つ分には自然にスッポ抜けない程度の保持力が有るので充分でしょう。


次回に続きます。


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