大きな世界の小さな部屋

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「超速変形」って名前、確かに嘘は言って無い。 その2 Aパート

2012年11月19日 00時28分15秒 | 玩具その他

今回ご紹介するのは、バンダイの展開する“超速変形ジャイロゼッター”より“アルカディア アギトツインS”。
ジャイロゼッターシリーズらしくプロポーションは素晴らしく、特にアギトツインはライバードと違い足も細く、元デザインに
近い形状になっています。背中のクワガタ状パーツも良いアクセントになってますね。しかしそこはそれ中途半端なジャ
イロゼッターシリーズ、やっぱり色々と問題が有るんですねぇ。例えば成形色、CGだとブラックに近いのに玩具ではご覧
の通りパープルに。まぁTFでも良くある事…あ、仮面ライダーナイトも微妙に色合いが違ったっけ。

元デザインに沿ったCGは、→こちらからご覧下さい。


ご尊顔拝見…顔の塗装が汚く、かつ黒いインテーク部分がブタ鼻に見えるのが珠に傷。
しかし全体的なデザインは、どこから見てもヒールだと分かり易いデザインです。この画像では首をやや斜め上に向けて
撮影していますが、デフォ位置にすると口部分が少し隠れてしまうのです。

アニメ本編では、元になったAIカー“アギトツインS”は主人公サイドの自動車メーカー“アルカディア”ですが、本作の敵組織“XENON”に改造されジャイロゼッターとして生まれ変わりました。第3話で初登場し、ライバードを圧倒しヒロイン搭乗機“プリウスα”を撃破と中々の好成績でしたが、第6話にて初登場した新型機“コングローダー”の噛ませ犬にされ撃破されてしまいました。たった二回しか出てないのに…。再登場するよね?ね?

余談ですがパイロットのトーマさん、パイロットスーツ姿でラーメン屋に行ったりメガネっ娘に付いて熱弁したり、プリウスα戦で「注射器が無ければナースもただの人だ!」と迷言を吐いたり、「上空から不意打ちとは卑怯な!」→「はぁ?あたし達の留守を狙って襲う方が卑怯でしょ!」→「む…正論。」とヒロインに論破されたり(結構話の通じる人みたいです)と中々のネタキャラっぷりで、ネット住民たちに愛されている模様。相方のハルカと言い、XENON側の方が人気あるんじゃ無かろうか。


デフォ位置にするとこんな感じになります。ここがカチッと嵌まるので、外すにはちょっと力が要ります。


それでは可動に付いて。首回転、脇二重関節、上腕ロール軸、肘二重関節、手首回転、股関節、太腿ロール軸、膝、足首が可動します。
相変わらず上半身は良く動きます。しかしこれはジャイロゼッター、騙されてはいけません。


脇が二重関節と書きました、そして上画像では脇を開いた状態。ではデフォ位置だとどうか?こんな感じですね。
ちょっと肩の位置が低いかな?


脇の二重関節に付いて。本体側に変形用の関節が有るのですが、これが結構大きく動くので脇可動はこちらがメイン。
片側にも脇関節が有るのですが、画像中央に見える小さな隙間がそれに当たります。もんの凄く狭いですね。


その肩側脇関節のみを動かすとこんな感じで、これはもう殆ど動かないと結論
付けても良いかと。でも胴体側が良く動くので、そんなに気にはなりませんね。


続いて肘二重関節を…ライバードに比べると格段に動きますね。これは変形ギミックによる恩恵なのですが、アギト
ツインってこんな風に可動と変形がうまく噛み合ってる部分が多く、そこがTF的で面白いです。
そしてちょっと分かり難いですが、手首の穴は当然四角形で、TF武器の装備は不可能です。


下腕部に白い塗装部が有ります。ここの塗装も汚い…アギトツインで汚い部分って十中八九ホワイト。
漫画版では、この塗装された部分と同じ形状をしたクロー状武器を使用していました。


ライバードでは回転可動した腰ですが、アギトツインでは残念ながら固定。まぁ、股関節からそのまま上
に胸部まで伸びている棒状フレーム(画像中央)がピッタリ嵌まりこんでいるので、仮に動いてもこんな
物が有ったら干渉して動きませんわ。そしてライバード同様に、フロントアーマーは腰と一体で動きません。
つまり、思いっきり足可動を阻害しています。


しかしサイドアーマーを見ると、こちらは足と一体成型なので可動を阻害しません。足と一緒に動きます。
つまりサイドアーマーは動く、そう思って差し支えありません。


で、問題のフロントアーマーでどれだけ足可動を阻害されるか…?手前がデフォ位置、奥側が足を前に出した時の
限界位置。殆ど動いてませんね!ライバードも激怒モノでしたが、この動かなさっぷりはそれ以上に酷過ぎる。


ただし、ライバード同様に横方向には動きます。ライバードもサイドアーマー固定にしてはそこそこ開いた方ですが、
アギトツインはサイドアーマーが無いも同然なので問題無く動きますね。


続いて膝可動ですが、ライバードは元デザインと異なり膝から下がぶっとくなっていて、それにより膝可動が大きく
阻害されていました。しかしアギトツインはCG準拠に近いデザインなので、膝は問題無く動きます。変形ロボ玩具と
して考えれば、これだけ動けば充分でしょう。欲を言えばもう一息欲しいですけど。


続いて足首を見て見ましょう。
こちらもライバードと同じ特徴“足首付近にタイヤが配置”が見受けられます。しかし、こちらは外側では無く内側です。


アギトツインも足首自体は小さいですが、踵が別パーツになっているのでライバードに比べると少しだけ倒れにくい
です。しかし足裏の設置面積自体が小さいので、TFに比べるとやっぱり倒れやすいですね。転倒防止用のアウトトリ
ガーでも有ればいいんですけど、残念ながらこれはジャイロゼッターなのです。


アギトツイン最大の特徴は、やはり背中。クワガタを思わせる大型パーツが異彩を放っていますが、これジョイント等
で固定されていないので、すぐに角度が変わってデフォ位置から動いてしまいます。これ何とかならんものか。


背中のクワガタ状パーツを外し、手に持たせると武器になります。名前は取説によると“ツインソード”、ライバードの
武器が轟雷剣だったのに凄くシンプルな名前。そしてあれに比べると小さいですが、両手持ちの剣ですから見栄えも
そこそこ派手ですし、そんなに不満は有りません。CGだともっと大きいんですが、まぁ許容範囲でしょう。そして轟雷剣
が手に持つ以外に取り付ける方法が無かったので、それに比べるとアギトツインの方に軍配が上がります。
しかし持たせてみると、なんか変に傾きますよ…?


それもその筈。グリップが何故かこんな角度で付いているからです…これじゃ傾いて当たり前だよ!
しかもアギトツインをいくら弄ってみても、この角度にした理由がさっぱり分からない。
CGでも傾いてますが、これほど大きく傾いてないぞ?


逆向きにすれば多少はマシに見えるかなー?と思ったのですが、駄目だわこりゃ。なんで折角褒めたのに、自分から
コケる様な真似をするのか。アギトツインって全体的にこーなのよ…。


この状態だと背中はご覧の通りで、ツインソードが無くとも翼状パーツがあるので背中が寂しくなることは有りません。
尚、このパーツはアニメ設定だとジャンプ用ブースターの役割を果たしていました。そう言えば、アギトツインはライバ
ードと違い背中にデカい穴が開いてないんですね。


ツインソード装備状態での全身像、やはりツインソードの角度が残念な事に。背中のツインソードが無くなりましたが、
背中が寂しくなっても全体的なシルエットがマッシブになった様に見えて相変わらずかっこいいですね。本当、ジャイロ
ゼッターシリーズってデザインだけは良いんだ。デザインだけは。

次回に続く。


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