さつまいも農カフェきらら

「マツコの知らない世界」では語りきれなかったさつまいもの世界🍠新潟県小千谷市にある店の裏話、日常、おいしいものなど。

ふきのとうの天ぷら

2018-04-13 09:13:31 | さつまいも子のつぶやき
3年前にも書いたブログですが

次男くんが2年生の時に音読してくれた「ふきのとう」


小学生のとき
セリフの部分を心をこめて読んでいる子供に親ばかですが、「可愛いヤツめ!!」と思ってたっけ


最近のランチに登場する「ふきのとうの天ぷら」

これを見ながら

ふと
思い出したので

ちょっと長いですが、お暇な時読んでみてください^^



「ふきのとう」  くどうなおこ
    
夜があけました。

朝の光をあびて たけやぶのたけのはっぱが

「さむかったね うん、さむかったね」とささやいてます。

雪がまだ少し残って あたりはしんとしています。

どこかがでちいさな声がしました。

「よいしょ よいしょ おもたいな」

たけやぶのそばのふきのとうです。

雪のしたにすこしあたまをだして 雪をどけようとふんばっています。

「よいしょ よいしょ そとがみたいな」

ごめんね、と雪がいいました。

「わたしもはやくとけて水になり とおくへいってあそびたいけど」

とうえをみあげます。

「でも竹やぶのかげになってひがあたらない」
とざんねんそうです。


すまない、と竹やぶがいいました。

「わたしたちもはやくゆれておどりたい ゆれておどれば雪に日があたる でもはるかぜがまだこない はるかぜがこないとおどれない」
とざんねんそうです。


そらのうえでおひさまがわらいました。

「おや はるかぜがねぼうしているな 竹やぶも雪もふきのとうもみんなこまっているな」

そこで南をむいていいました。
「おーい はるかぜおきなさい」
     
おひさまにおこされてはるかぜは おおきなあくび
それからせのびしていいました。

「や、おひさま や、みんな、おまちどう」
はるかぜはむねいっぱいいきをすい ふうっといきをはきました。
     
はるかぜにふかれて 竹やぶがゆれる、ゆれる、おどる。

雪がとけるとける 水になる。

ふきのとうがふんばる せがのびる。
   
ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり

ふきのとうがかおをだしました。

「こんにちは」
もうすっかりはるです。





心にしみわたる詩だなあと思いました

まだ溶けない雪が
「ごめんね」
っていう気持ち
それを遮ってる竹やぶが
「すまない」
っていう気持ち


誰も悪くないのに・・・
春は必ず来るのに・・・

優しい気持ちが春風を招く様子

雪国に住んでいると
春が来るのがとても嬉しいし

必ず春が来ることがわかっているから

どんな悲しいことがあっても
どんな苦しい時期があっても

絶対
乗り越えられる!と思えるようになりました




「ごめんね」が「ありがとう」になる日もくるんだよね


ふきのとうが
「よいしょ よいしょ」と
言うように

「よいしょ よいしょ」と
いちにち一日を大切にしよう




まりこさんが揚げてくれるふきのとうの天ぷらがすごくすごくおいしいのです

先日男性お一人様のお客様にふきのとうをおススメしたら家では料理しないからなぁ、でも天ぷら食べたいなあ

おっしゃるので

まりこさんがさささっと揚げてくれました

ほろ苦いのに
笑顔になる

山菜って不思議ですね



今日は初物のウドをランチに出す予定です

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