浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

新潟から沖縄、名古屋、大阪から函館へ移動中!

2007-11-26 10:27:52 | リスクマネジメント
新潟から帰り、先週沖縄へ。

沖縄良かった!
(今回は仕事が終わってから、北部を中心の沖縄調査。辺野古も行ってきた!)

土曜日夜中、沖縄から帰ったのだが、今日、月曜から名古屋、大阪、函館へ。

帰ってきて、すぐにまた新潟へ。

ということで、ブログを書く時間が取れないので、今週一週間お待ちください!

12月には入れば、出張も少なくなります。

まとめて、新潟、沖縄(サミット開催会場など)、名古屋、大阪、函館、また新潟を書かせていただきます。

取り急ぎ、帰ってきた隙間の時間で、途中のご挨拶!

では来週をお楽しみに!

今日から新潟!大学院、後期授業が始まった!紅葉の時期!

2007-11-16 10:06:24 | リスクマネジメント
紅葉の時期!

新潟は紅葉が最高!
という情報が、大学のY女史から入ってきた。

以前見た天気予報では週末は雨だったので期待していなかったが、
どうも晴れ間も見えそうな天気予報。

今まで、どういうわけか新潟では傘を3本も買っている。

季節の変わり目の日本海側は特に雨が多い。
今回は外れて欲しい。

まあ、雨の中の紅葉が日本海側らしいかもしれないが!

期待して行ってみよう!

今日は、東京で会計人向けのセミナー終了後なので、
新潟到着が遅くなるかもしれないので、明日の天気が問題だ。

Y女史の報告によると、新潟にはイタリアンかナポリタンの焼きそばがあるらしい。

食べてみたいような、食べなくてもいいような。
複雑だ。

アライアンス会議、二日目!

2007-11-15 10:50:39 | リスクマネジメント
当社はFRM(ファイナンシャル・リスクマネジメント、財務リスクマネジメント)の全国ネットワークを構築している。

現在、保険代理店、会計人を合わせて65社ほどになったろうか。
2000年6月からスタートした制度だが、7年が過ぎ8年目を迎えた。

「桃・栗3年、柿8年」と言うが、8年目を迎えた今期こそ大きな飛躍のときが来ていると、実感できるようになってきた。

ようやく時代が追いついてきたというのが実感だ。

保険代理店は金融ビッグバンで淘汰され、6年間で40%近くの代理店が廃業か合併(吸収が多い)を余儀なくされている。

しかし、まだ一代理店当りの取り扱い保険料の平均が一番高い東京海上でも3500万円ほどだから、まだまだ低い。

平均取り扱い保険料が1億円とすると、まだまだ淘汰は進むことは間違いないだろう。

そうした保険代理店の生き残りは、やはりアライアンス(リスクマネジメント用語で同盟、統合の意味)しかないだろうと考え、7年前にこの組織を立ち上げたのだった。

一方、会計業界も会計ビッグバンで保険代理店と同じように事務所の淘汰が進むと思われる。

税金を中心とした会計から財務を中心とした会計(中小企業会計)に移行しようとする中で、どこまでこの変化に対応できるかが勝負だろう。

さらに、「無償独占」という制度が税理士という職業を支えてきた面が強い。
これは、税金の相談などをたとえ無償であったとしても、税理士だけが持っている特権制度なのだ。

これが全廃されると言われている。
それこそが、まさに会計ビッグバンの真髄なのだ!

そうした時代の中、保険と会計の共通点は「ファイナンシャル(財務)とリスクマネジメント(リスク管理経営)」なのだ。

そこで、僕としてはこの二つの連合組織を構築したいと考えた。

それによって、保険代理店は新たなパワーを持ち、会計事務所もまた新たなパワーを持てるものと確信している。

当面、300店を目指したいと考えている。

保険代理店、会計事務所はリスクマネジメントサービスの供給によって、
新たな付加価値を提供できる。

昨年5月施行の新会社法にリスクマネジメントが登場したことは、
まだ中小企業の経営者達も知っている人は少ない。

リスクマネジメントを大企業だけではなく、中小企業にも広く普及させてこそ、
僕の役割の達成だと思う。

変化のスピードが速く、パラダイムを起こしているこの時代において、
それぞれの能力を持っている方達が組織を組んで相乗効果を出し合うことが、
生き残りとチャンスを掴む手立てだと思う。

その結果、社会に貢献できるならば最高ではないだろうか!

この組織には、社労士、弁護士などのメンバーも増えてくる。
そうすれば、さらに組織は強くなるはずだし、新しいサービスを提供できるようになるだろう!

もう一踏ん張り、頑張らなきゃ!

大宮、昔の思い出から今の変化!

2007-11-12 18:28:47 | リスクマネジメント
昔、僕が中学校のころ最初に大宮に行ったのは、兄の結婚式だった!

兄は当時、日進町のアパート暮らしだった。
結婚式は大宮八幡宮(日枝神社?)で行なわれた。

結婚後、長男A君が生まれ南浦和の団地に引っ越したのち、大宮に戻ってきた。

桜木町だった。
長女Yちゃんも生まれ、一家四人の幸せな家族だった!(今はそれぞれ独立だが)

その桜木町は新幹線の操車場になるとかで、追い出され大成町へ引っ越したのだった。

さて、そうした住所の風景は僕は家出ということで把握していた!

最初は南浦和の団地を探し、夜行列車で!
計画的な家出だった!

秋田で雪の中を駅まで行って、夜行列車!
途中山形の大雪はすごかった!

白川の関を超え、栃木県に入ったとき、まさに雪国から晴天の関東平野だった!

まずは南浦和の団地、田んぼの真ん中で白鷺がいたのを覚えている。

次は桜木町の団地!
当時、ボーリングが流行で、よく行った!(大宮ボーリングセンター?)

近くの、夏はプール、冬はスケートリンクになる大宮スケート場?

楽しくて、楽しくて!

大宮に行くことが、休みの楽しみだった!
(ちなみに、夏は母の実家、北海道江差が多くなったが)

そうした昔を知っている自分としては、西口の変わりようはびっくりした!
昔は暗く寂れた商店街だったのだが!

大宮市も浦和、与野などと合併しさいたま市、政令指定都市となって発展していきそうだ!
期待してみていよう!

さいたま市・大宮でセミナー!久しぶりのソニックシティ!

2007-11-12 17:29:03 | リスクマネジメント
11月10日、土曜日。
損害保険、NK社の優良代理店の勉強会に招かれ、
大宮ソニックシティに行って来た。

テーマは「保険代理店からリスクコンサルタントへの転換」であった。

内容は、このブログの「財務リスクコンサルタントを目指せ講座!」で書いているようなことだが、受け入れられるかどうかは各人の決断に掛かっていると言えよう!

個人の契約者が多いと、なかなか法人マーケットへの転換は難しい。
コネでやってきた人が、経営(リスクマネジメント)と財務と言われても、
これも難しい!

でも、変わろうとしなければ変われない現実。
変わらないと、この時代に取り残され破綻の可能性が高い現実。

今まで良かった人ほど変われないのか?

昔、水前寺清子の歌に「365歩のマーチ」というのがあったが、
その中の歌詞に「3歩歩いて2歩下がる」とあるが、
まさに、一歩ずつかもしてないが、進んでみるしか答えは見つからないし、
達成できないのだ!

チャンスは未来にしかない!
のだから、未来に進んでみる勇気が必要なのだ!

今回の勉強会の出席者たちはどうされるのか?

中には、「決めた、やろう!」とその場で決意表明される方もいた!
元気な横浜の社長だった!

僕をこの勉強会に呼んでくれた、アライアンスメンバーのT氏は、前向きに群馬県でリスクコンサルタントへの転換に取り組もうと頑張っている。

まずは、リスクマネジメントの定期的な研究会からではあるが、
始めれば必ず結果は見えてくるもの!

ぜひ、頑張って欲しいものだ!

今回の勉強会に参加された方達もT氏のように、
まずは始めること、継続することを心がけて頑張れば、結果は見えてくると思う。

大宮ソニックシティでは、今までも何回か講師に呼ばれた。
保険業界が2~3回、警備業協会などもあった。

昔の大宮を知っている自分としては、西口の変わりようは大変なものだった!
(これは次に!)

GM、4兆5000億円の赤字計上!繰り延べ税金資産取り崩し!

2007-11-09 18:42:53 | リスクマネジメント
GMの赤字計上、史上最大か?

今回の4兆5000億円の赤字計上は、サブプライムローンの影響だが、直接のサブプライムローンの損失ではない。

49%出資の関連金融会社GMACの7~9月期赤字は16億ドル(約2000億円弱)だから、4兆5000億円には程遠い。
ではなぜそうした4兆5000億円の赤字にまで膨らむのか。

その答えは、「税効果会計の戻し入れ税金」を資産の計上していたためだ。

この戻し入れ税金は、税金を支払うことを前提に資産計上されているので、
赤字が続くと戻し入れは無いため、
積み過ぎた資産計上分を取り崩さなければいけない。

同じ事情で破綻した銀行が日本にあった。

りそな銀行などがその一例だ。

税効果会計は上場会社などの会計に関係する方達には当たり前だが、
中小企業などの会計ではほとんど活用しないため、
一般の会計事務所さんでも知らない方が多くいると聞いている。

りそな銀行の例でも、戻し入れ税金分を5年分(?)積んでいた。
しかし、「毎年赤字を続けている姿から5年分の戻し入れ税金は積みすぎではないか」と監査法人から(と言うより、竹中さんでしたか?)指摘され、
5年分を確か3年分まで取り崩ししたのだった。

そうすると、2年分の戻し入れ税金資産が減少し、国際決済銀行が達成しなければならない8%の自己資本比率(現・純資産比率)を維持できず、公的資金を入れて自己資本を8%に戻し再生となったのだった。

だが、それは実質破綻を意味していた。

僕の認識では今回のGMも同じことで、今期の赤字が確定したので積み過ぎの戻し入れ税金資産を取り崩したことによって、4兆5000億円の赤字となったのだが、赤字を重ねている会社にしては、多すぎではないかとう疑問が生まれる。
(もちろん会計の違いがあったりするだろうが。そこは今度プロに聞いてみたい)

やはり、りそな銀行と同じように多めに積みすぎていたのではないか。
それが、監査法人などからの指摘を受けたのかわからないが、
このような形で計上されたのであろう。

以前、東京電力の赤字の件を書いたが、
1、地震が起き、原子力発電所が被害に合い、直接被害が発生
2、火力発電所などを動かすことで、原価が高くつくので利益減少
3、さらに、他の電力会社から買わないと量が不足するため、電力を購入し、さらにコストアップで利益減少
4、さらに、オイルは値上がりしコストアップで利益減少

と、いくつかの原因が存在する。

GMもリストラで、利益体質になろうとしていたのに、
1、サブプライムローンの損失での関連会社の赤字で連結決算(持ち分法)で影響
2、サブプライムローン破綻から、景気の冷え込みで車が売れないで利益減少
3、オイルの値上がりで、大きい車が売れないで利益減少

など、いくつかの原因が重なっている。

日本では「泣きっ面に蜂」とか、「弱り目に祟り目」などと言われる。

三洋電機は、
1、業績低迷
2、中越地震で子会社の新潟三洋電子の工場は破壊された
3、三洋電機の決算に問題ありと指摘され、子会社の会計から不正か?
4、子会社のクレジット会社など資産を切り売り(急いで売るので、安くはないのか?)
5、部門を売ろうと思ったら、外資ファンドがサブプライムロン破綻から、
買収資金が集まらず、結局売れず

悪いことは重なって起きるものだ。
リスクマネジメントの実行から一つの可能性を減少させただけでも、
業績に与える効果は違うだろうと言うのが今日の結論だ!

そうは言っても、なかなかできない、難しい!

だから、積極的に取り組まなければならないし、そこで大きな差が付いてしまう!

小沢一郎氏、民主党総裁復帰で思うこと!

2007-11-08 19:21:38 | リスクマネジメント
小沢一郎、一度は総理大臣にしたい!
と思っている人は多いのではないだろうか。

今回の展開は、吉か狂か?
これからを見ないとわからないが、
大きな賭けなのか、それとも「プッツン切れた」のか。

大きな賭けだとすれば、どのようなシナリオを描いているのか?
「プッツン」だとすれば、何にプッツンしたのか?

僕なりに考えてみると、どちらもありでどちらも正しいのではないかと考える!

以前も書いたと思うが、小沢さんが自由党首時代に、六本木のバーでお会いした!

友人の弁護士Yさんから誘われ、友人税理士Hさんと三人で出かけたそこには、マスターの仲間や我々を入れて10人ほどが集まり、小沢氏の到着を待っていた。
元代議士がセットしたと記憶している。

到着後の政策談義に、
僕は「自由党は、自己責任と自由であるリバティがテーマであるはずだから、自己責任を全うできる子供達をもっと積極的に自己責任教育をテーマにしたら」と言ったのに対して、「なにを生意気なことを言っているか」、という感じでこう僕に言った。

「自国を他人に守ってもらっている国が、自己責任を果たしていない。
教育を変える前に、自国で自国を守らなければならない」と。

「それは、そうだ!」
もちろんそのとおりだが、教育の話が国防の話に変わったイメージに、
こちらはなった!

僕が受けた印象は「自分へ意見を言う人に対して、切り返さないとすまない人」と受け取らざるを得ない。(ディベートに来たわけではないはずだ。)

もちろん、基本は抑えているだろうし、文句を言うつもりはないが、
そうした表情を知っている自分からすれば「プッツン」はわかるような気がする。

さて、小沢さんだが1993年の細川政権誕生を演出した人として有名だ。
その細川さんの話を聞きに行ったことがある。

総理大臣を退いて、茶道の茶碗作りに山篭りをしているとかで、
奈良か和歌山で山篭り修行をし、湯河原か真鶴あたりで窯を持っているとか。

さすが、武士の茶碗か?
古田織部を目指しているのだろうか?

その時の話で面白かったのは、
「僕は自民党を割って出た。そして、自民党を外から壊そうとした。しかし、ずっといじめられ、何一つ仕事をさせてもらえなかった。
それを小泉さんは見ていた。外に出たらいじめられる。だから、小泉さんは外に出なかった。でも、やっている政策は僕とまったく同じです。」と。

その後、小泉さんは政権をとり「官から民」で大ブレークした!
細川さんのテーマは「生活者重視」であったから、まさに同じテーマであった。

当然、その時の自民党破壊の先頭に小沢さんも立っていたのだから、小泉さんと同じテーマだったはずだ。

昔の「角福戦争」における田中角栄の弟子である小沢さんが、
竹下さんを敵に廻し外へ出た。

竹下さんのテーマ「ふるさと創生」「地方重視」から、細川さんの「生活者重視」「都会重視」へ移ったはずではなかったか。

皮肉なのは、そうして出た小沢さんが、このたびの参議院選挙では地方(ふるさと側)から集票し大勝した。

小泉さんの改革の傷がもろに地方に影響した結果、都会と地方の格差は開いてしまった。
それは小泉さんと細川さんの政策は同じだし、それを推進した一人なのだから地方が疲弊するのは小沢さんに最初からわかっていた。

だから、小泉さんの逆をやれば地方票は取れる。
だから、早くから地方をまわっった。その結果、勝てた。

竹下さんと袂を分かった。
でも、角福戦争の角(田中角栄)さんにお世話になった自分としては、
意地でも旧福田派にはつけない。

でも政策は、森、小泉、阿部、福田ジュニアと4代続けて福田派なのだから、
堪らない。

「政策は僕もまったく同じです。」と言いたいけど、困った。
その、小沢さん、安倍さんを叩いて連立へ、と考えても不思議ではないし、
そうしたかったのではないか。(もう待てない!?)

「それを分かってよ!民主党幹部の皆さん。」分かってくれない切なさに「プッツン」したように思う。

大連立か、それとも民主から何人か引き連れて連立か、統合か。

ありうる話だ!

小沢さん、もう一踏ん張り頑張ってください!

民主党で頑張るも良し、割って自民党と連立を組むも良し、とにかく国ためになるように頑張ってください。

意地を張らないで、プッツンしないで、相手を打ちのめさないで!
(自分ももしかすると、知らないうちにそうなっているかも。)笑

本当は細川さんにも、もっともっと頑張って欲しかった。
細川政権が誕生したとき、「明治維新だ!」と興奮したのを覚えている!

ちなみに、僕自身は無党派層です!

第二回 財務リスクコンサルタントを目指せ講座!

2007-11-05 19:41:56 | リスクマネジメント
少し時間が空きましたが、2回目を書きましょう。

前回は「保険の原点に戻ろう」「保険は財務とリスクマネジメント」だと、
書きました。

今日は保険のルーツについて触れて見たいと思います。

保険のルーツは二つあります。(私の勉強の限りでは)

1、アルプス山脈を中心とした「共済型」
これは、農業などを中心とした考え、災害や冷害などに対応するため皆でお金を出し合い、
被害を受けた農家を救済する仕組みです。

この保険の特徴は、「皆が同じ保険料を支払う平等」です。

2、イギリスなど航海(海洋)を基盤として生まれた「リスク細分型」
こちらの保険は、海を前提としておりますので、遠くへ行く船と近海の船ではリスクが違う。

つまり「リスクに応じて違う保険料を支払う平等」なのです。

損害保険業界で、「マリン」「ノンマリン」と呼ばれますが、
2は「マリン」ですね。(保険料は毎日変動します。)

金融ビッグバンは、まさに「共済型からリスク細分型」、「山から海」、「農業から海運」、「アルプス山脈からイギリス型」の転換なのです。

ビッグバンは宇宙爆発、宇宙再生から、新しい時代への変革をイギリス・サッチャーとアメリカ・レーガンが唱えた改革でした。
(ビッグバンの裏言語はビッグベン。イギリスの時計台ではないでしょうか。)

まさに、ビッグバンは「ゲルマンからアングロサクソンルール」への転換だったと思うのです。

そうすると、ここで答えが出ますね。
・アングロサクソンルールのリスク細分型保険はどのようなものか。
・それに対応するためには、どのようにしなければならないのか。
です。

日本はアルプス型、共済型(皆で同じ保険料を支払う平等)できました。
その証拠に、
・ビッグバン以前は、どこの保険会社もほとんど保険料と商品が同じだった。
・損保は、料率算定会料率、生保は同じ生命表を活用。
・ビッグバン以前は独禁法の対象外だった。
などが挙げられます。

したがって、競争のない社会、業界だったのです。
そうすると、保険の販売方法は「コネ」が強い人が勝つことになります。

一方、リスク細分型に変わると、
リスクマネジメントを活用してリスクを下げ(コントロール)、
リスクを企業側に保有させる(財務・ファイナンス)が必要になります。

つまり、リスク細分型はリスクマネジメントと財務という、
新しいスキルが必要とされてきたのです。

それが、前回書いた、「アメリカに勉強に行ったとき、どこの街でもリスクマネジメントのことを言っていた」のです。
そのアメリカでの光景が今の日本で求められているのです。

したがって、今日の答えは、
・ビッグバンはリスク細分型の保険に変わる。
・リスク細分型保険対応は、リスクマネジメント能力が問われる。
・リスク保有をする財務についての勉強も必要になる。
(個人は、ファミリー・リスクマネジメントとファイナンシャルプラン。
ファイナンシャルプランだけではリスクが逆の大きくなる場合がある。
セットで考えることです。)

そうした背景から、僕はリスクマネジメントを18年勉強してきたという答えになるのです。

ぜひ、皆さんもそうした観点からリスクマネジメントと財務を勉強してみてください。

そして、「リスクコンサルタント」を目指してください。
コンサルタント料も取れるようになれば、ベストですね!

中日優勝!落合監督おめでとう!

2007-11-03 18:50:51 | リスクマネジメント
中日強かったね!

18年前、当時僕は、東京に出るかどうか迷っていた。

夏だったが、巨人対中日の試合を見ていた!
確か巨人が勝っていた。

最終回、「バッター・落合」に中日ファンからは期待の歓声!
巨人ファンからは罵声の嵐だったと記憶している。

当時、野球選手で1億円プレーヤーはほとんどいない状態。
落合が一億円の年収をもらえるか。

落合は「もらえなかったら、やめる」と宣言!
それが、「金に汚いやつ」とか「金儲け主義」などと罵声を受けたわけだ。

しかし落合は勝った!

落合の言い分はこうだ。
「球界みんなで選手の年収を上げないようにしたことで、選手のやる気はなくなり、それが試合をつまらなくしている。だから、もっと報酬を支払って選手に頑張ってもらった方が、子供達だって夢を見て良い選手が育つはずだし、球界もその方が良いのでは」と!

結局球団は合意し、落合の年収は一億円を超えた!
それからというもの。次々と一億円プレーヤーが増え現在に至っている。

そうした、流れを知っていた自分としては落合に応援していた!

最終回、「バッター・落合」のアナウンス!

僕はビールを片手に見ていた。
なんとさよならホームランだった!

僕は感動し、東京に出ることを決めた!(単純!)

秋田から出て、球界と一人で戦う落合!

「よし俺も戦おう!秋田を出て」

ちょうど、バブル絶頂期!
株は4万円近くなっていた。

以前にも書いたが、「この株は必ず暴落するはずだ。その時日本は歴史的転換をはかるだろう。その時に秋田にいていいのか?」

結局、夏の8月の落合のホームランから、2ヵ月半後東京に新法人を立ち上げ(現在の日本アルマックの前身会社)、恵比寿に事務所を構えたのだった!

「落合さん、迷いを吹っ切ってくれてありがとう!
そして、日本一、おめでとう!」だね。

東京電力、柏崎地震で6000億円損失!28年ぶり赤字転落!

2007-11-01 19:29:18 | リスクマネジメント
東京電力、柏崎原発の地震による損失が6000億円で、
通期の決算予測では950億円の赤字転落とか。

最近の企業損失ではまれに見る巨大損失だ!

談:東京電力は保険会社に、
「火災保険はいらないから、地震保険をくれ」と交渉した。
保険会社は、
「地震保険は無理だけど、火災保険は引き受けます」と言ったとよ!
(博多弁なっちゃった。笑)

保険会社の財務体力では地震リスクは持ちきれないのは確かだし、
電力会社は逆に保険会社に依存したいほど大きなリスクだったのだ!

確かにそうだった!
今回の柏崎の原発の損失6000億円で立証かされたかたちとなった。

日本の地震リスクに対する再保険市場の危険度は、
(確か?)ロンドンを100とした場合7倍から7.5倍だったはず。

そうすると、再保険に出すとしても、とてつもなく保険料が高く、契約者は契約しないだろう!

こうした保険会社さえ引き受けできないリスクはどうするのか。

答えは、
1、リスクコントロール・・・地盤を正確に調査、把握し、想定される震度に耐えられる構造の発電所建設。調査の結果、近くに活断層があるならば建設しないという結論か。

そうした意味では、そうした調査がしっかり行なわれていなかったのではないかという疑問と、政治が絡むなどの影響でそこに作らざるを得なかったのか。

また、当時の活断層調査力では今の精度の高い機器、技術がなく発見できず、
どうしても基準が甘くなってしまったのか。

いずれにせよ、難しい問題だ!
ましてや、国の統制主義の中で育った電力業界には、自分達の発言権限などあろうはずもなかっただろうから。

もっと早く電力自由化が進み、自立した電力業界ができていたら、まだ対応の可能性はあったのではないだろうか。

2、リスクファイナンス(資金繰り)・・・保険を手配しようとしたが、前述のように手配が難しかったか(引き受け金額が小さすぎる、最高で数百億か?)、
再保険が高いため契約をやめたかが考えられる。

そこで、外資系保険会社の協力を得ながらキャプティブ(再保険小会社)をバミューダに設立と発表し、自前で自家保険と再保険調達を考えたのだった!

しかし、ある人に聞いたところ、ほとんど稼動していないとか。

その原因は、数年前原発の異常などを隠したため原発点検をする目的で、
ほとんど全部の原発をを停止させた時と重なり、それどころではなかったとか。
(クールビズが流行だした頃。つい最近か。)

キャプティブは自家保険積立金の延長線にあるので災害準備金と考え方は同じなのだが、キャプティブを設立と発表したバミューダでは金融都市して、
いろいろなリスク移転のプロが存在する。

法律も日本のように固くなく自由度が高いので、いろいろなプランを設立しやすかった。

ファイナンスの財務移転対策は、例えば、バミューダでSPC(特別目的会社)をつくり、地震リスク対応ファンドを設立する。

そして、アメリカなどに投資信託として売却し、地震で損失が起きた場合はファンドが再保険会社の代わりとなる仕組みだ。

あの時、そのまま進めていれば今回の地震には間に合った可能性が高い!

なぜ、ストップしたのか。
情報隠蔽事件などで、これ以上目立ちたくなかったのか事情はわからないが、
日本の国そのものを表しているような気がする。

日本は失われた十年というが、電力自由化(判断の自由度)、金融自由化(ファイナンス法)をもっと早い段階でやっていれば、もっと強い体質と対策の選択肢を多く持ったことだろう。

そして、情報開示に対してももっと早く厳しい制度を実行していたら、
不正、隠蔽などが早く表に出て、早く改善されていたかもしれない。

やはり、10年は遅いように思うのは僕だけではないのではないだろうか!?

「早く対応していれば」とは、今の食品の賞味期限偽装と似ている。
なかなか変えられないものなのだ、人間、組織は!

だから、変えようとする努力が必要なのだ。
変えようとすれば変えてくれる人と出会える!

人間、一人では自分が見えないし、どう変化したらいいかも曖昧だ!
だから、大事な友達などの周りの人間が多くいることで、バランスの良い生き方が出きる!

東京電力は大事な友達が行政と政治家、同業だったのかもしれない。

しかし、東京電力もこの自由化の中、脱皮しなければならず、
官から民へ変わろうとする途中なのかも知れない。

脱皮は痛く苦しいと聞く。

でも、脱皮の後はさらに大きな飛躍が待っていることを信じて、頑張って欲しいものだ。
特に、電力業界も日本一国でのビジネスではなく、グローバルを考えなければならない時期でもあるのだか!