浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

中国産餃子、リスクマネジメントが出来る保険のプロか!

2008-01-31 16:50:38 | リスクマネジメント
またしても!

ミートホープ事件で加ト吉がダメージを受けたことや不正売り上げんなどで、
事業を切り離しJT子会社に売却するとなったはずだ。

今度はJTフーズ、加ト吉などが輸入した食品から殺虫剤が検出された。

またもやJTと加ト吉、そしてCO・OPなどの売り場から。
ヨーカ堂も百十店で販売。

何か同じことを繰り返している。

それだけリスクマネジメントが出来ていないのか、
また、リスクマネジメントが難しいのか。

どちらも正解なのだろうが、積極的に管理して正常に近い(それでも出てくるのが普通)ものを維持できるのに、管理できなければ間違いなく問題は発生する。

管理できていなければ、出てくるのは時間の問題なのだ。

アメリカで1973年代から1993年頃、約20年間でPL保険(製造物責任)の保険料が約2000倍になったそうだ。

1万円の保険料は2000万円になるのだから、経営者は堪らない。
企業は保険料を払いきれない。

廃業か無保険状態で事業を継続するか?
その選択に経営者は苦しむ。

そこで、保険に頼らない経営を目指す。
方法はリスク・コントロールに力をいれ、事故の発生率を下げる活動や、損失の軽減化を徹底的に行なう。

また、財務的、会計的にも引き当金、準備金、自家保険積立金(任意積立金)を充実させた。

今のいろいろな企業の事件を見ていると、
1970年代のアメリカの再現ではないだろうかと、感じる。

法科大学院で業界、特殊なリスクに得意な弁護士の増加、消費者団体訴訟制度の充実などにより、まもなく1970年代のアメリカが日本にもやってくる。

これは、まず間違いないだろう!
それも、数年のうちに。

技術系はリスクコントロール、財務系はリスク管理会計、保険調達(プロが少ない)、人事部はリスクマネジメントのプロ養成と社員研修、組織が連携を組みながら解決していかなければならない。

ここで言う保険調達は、保険会社は採算割れを起こし発売をは中止してくるし、保険料がアメリカのように高騰する。(2000倍かどうかは分からないが)

つまり、保険料をどのような交渉で下げるのか?
保険を引き受けてくれる保険会社探しと交渉など、今までの10倍以上のスキルを求められることとなろう!

今までのような、守られた時代に育った代理店は、新しいリスク細分型保険にはなれていないため、この問題の解決は難しいだろう。

保険はリスク細分型に変わり、時代が本当のプロを必要としているのだ!

こうしたことを書くと、「浦嶋は保険会社の敵ではないか?」と言うやからもいるが、それはまったく逆だ!

リスクをコントロールし安定的にしてくれるということは、保険会社にとってもしっかりとした引き受けそして利益を確保できるということなのだ。

さらには、社会のためにもリスクファイナンス効果、
保険機能の最大価値を提供できるはずだ!

ぜひ、プロを目指す方が多く出て欲しいものだ!

N氏の言葉を借りると、「プロではない、風呂代理店だ」とか、最近は「老人ホーム型」「養殖アワビ型」「シーラカンス型」などいろいろ代理店名を付けられて面白いのだが、そうしたことを言われるほど、本当のプロが少ないからなのだろう!

もう一度、事業を始めた時を思い出し、プロへの挑戦をしていただきたい!
まだ、変わろうと自覚した人は変われるチャンスがある。
まずは、自分で決めることだ。
「変わろう、変えよう」と。

I IAB日本支部、勉強会で。出てきた10億代理店!

2008-01-30 18:18:42 | リスクマネジメント
最近、保険業界から少し距離を置いてきたのだが、
待ちに待った時代が来たので最近は積極的に会に出るようにしている。

昨日もアメリカの保険ブローカー、代理店の団体の日本支部が開催する会に参加した。
これで2回目だが、昔懐かしいメンバーから声を掛けられ、大変嬉しかった!

そこで、発表されたデータの中で独立系(乗り合い)の代理店(ブローカー含む)の法人契約者が、80.23%で圧倒的に高い。

一方個人は53.9%が専属代理店であった。
ちなみに独立系は36.58%だそうだ。

さらにここに、銀行系のブローカーが参入し流通も大きく変わってきた様子が見えてくる。

さらにアメリカにあるクラスター制度の大きい代理店グループは、
会員数2100社、合計保険料5千520億円とその威力もすさまじい!

前に東京海上の件を書いたが、
アメリカで起きたことの最終段階がこの2~3年に迫っているよう

今回出合った代理店でも、10億円の収入保険料代理店が何店もいた。
彼らは、この数年に代理店合併をした人達で、10億円クラスの代理店が容易に作れるようになったのだ。

次は50億、100億、1000億の数字が見えるのもそう永くは掛からないだろう!

福士加代子の笑顔から感じる、人間性!大阪国際マラソン!

2008-01-28 18:04:04 | リスクマネジメント
大阪国際マラソン、福士加代子が頑張った!
最後は転倒しながらのゴール、見ていたみんなが感動したことだろう!

その時、本人は苦しいだろうし、笑い顔など作っていないのかもしれない。

でも、生まれ持った「人格」と言うか、「遺伝子の力」というか、
あの笑顔を最近ナカナカ見ることがないと思う。

毎日電車で見る顔は「余裕が無さそう」「苦虫を噛み締め」「元気無さそう」
に見える。

きっと他人から見れば、僕の顔もそのように見えるのかもしれない。

「唇を噛み締めながら」「一生懸命」「とにかく立ち上がって」と、
余裕のないはずなのに、あの笑顔!

感動で涙なしに見れない!

福士さん、「津軽のジョッパリ」見たよ!
これからも頑張ってくださいね!
(五所川原、もう一度行ってみたくなったよ!)

応援していますから!

冬は、下や横から吹雪が激しく、寒さも、そして突風で飛ばされないように耐えて生きてきたんだもんね。
きっと君は、その寒さのなかでも笑って生きてきたんだろうね!

いろいろなことを教わりました!
ありがとうね!

朝青龍、白鳳の戦い、相撲の土俵がもっと大きかったら!

2008-01-28 17:43:04 | リスクマネジメント
久しぶりの大相撲!

白鳳も強くなったイメージを感じるし、
朝青龍がいない相撲はやはり盛り上がらない!

ちょうど、良い対決が再現されて、相撲人気が再現するのか?

でも、何度も書くが「朝青龍は漫画になる」くらいの、やはりスターだね!

ところで、相撲で以前から気になっているのが、土俵の広さだ!

「昔の相撲はもっと土俵は広かった」というのだ。
「もし、土俵が今よりも広くなったら、横綱は安馬」かも知れないと思うのだ!

土俵が大きくなると、小柄な力士が動き回れるスペースが広がるのだ。

では、昔よりなぜ土俵を小さくしたのか?

それは、取り組み時間の短縮が原因らしい。

取り組み時間を短縮するためには、土俵を狭くする。
そうすると押し相撲が増えて、時間を短縮できる。

それに対応するためには、大きな身体の力士の方が押し出すために、勝てるようになり、古錦、曙などが勝つ可能性が増えたというのだ。

でも、それ以来、
①身体が小さい日本人が勝てなくなった(もちろん、子供達の興味が他に移ったせいが大きいだろう。)

②押し相撲で、勝負が早く、面白くなくなった(昔は取り直しが多かった!)
③いったい誰のせいか?
(うわさでは、NHKの放送時間内の6時に終わるように、
土俵を小さくしたとか。)

ということは、日本人が勝てなくなった、相撲が面白く無くなったのはNHKのせいなのか?
誰か知っていたら、教えて欲しい!

いずれにせよ、
白鳳よく頑張った!
朝青龍も頑張った!
来場所も楽しみしております!

会計参与推進機構セミナーのご案内!事業承継とCSR調達!

2008-01-28 16:45:40 | リスクマネジメント
来月4日、第6回、会計参与推進機構オープンセミナーを開催する。

第一部 中小企業倒産急増とCSR調達基準の検証・・・浦嶋
第二部 会計参与推進機構制度・・・浦嶋
・財務リスクマネジメント研究会とサポート会員制度の立ち上げ
第三部 事業承継+M&A+会計参与・・・税理士 平川茂

ということをまず連絡しておきます。

今年の企業の大テーマは「CSR調達」であるし、
会計業界のテーマは「事業承継税制」であるだろう。

職業会計人は事業承継税制に興味を抱くだろう。
もちろん、事業承継に悩む経営者からすれば、
事業承継リスクは大きなテーマだと思う。

ただ、CSR調達の体制が出来なければ、その企業自体が破綻する。

破綻すれば、承継するものが無くなるわけだから、対策の順番は違うように思う。

ダイエーの中内さんが事業を一族に承継しようと考え、相続税の節税対策に走った。
その結果、ダイエーは破綻した。

優先順位と方向性を間違ったからだ。

経営者も目崎で言われると「そうだ、やらなければならない」と手を出す。
しかし、優先順位をしっかりと考えて対策を打たないと、
時間とコスト、そしてエネルギーーが消耗される。

人間自分の見えているところで判断を下す傾向にあるが、
今、知らない場所で地震が発生し、津波がまもなく来ることを知らないのも、
なんとも寂しい!

良いパートナー探すしかないわけだが、自分でももっと流れをつかむ勉強をしていないとそのパートナーが言っていることを理解できない。

つまり、勉強している経営者が理解できるから良いパートナーと出会う。
自分のスキルを上げるためもっともっと勉強していただきたいものだ!

群馬リスクマネジメント研究会出席!前橋文学館、萩原朔太郎!

2008-01-28 14:04:10 | リスクマネジメント
群馬RM研究会、全国RM研究会、群馬支部立ち上げで前橋へ。

今回は車で移動。
前橋までは130キロほどか。
(だんだん高速に慣れてきた面と、怖くなってきた面がある。
途中一休みしながら無事往復。小さい車で速いスピードで走っているのを見ると、
大丈夫かな?と思う。)

行きも帰りも高速は順調に動いた。
(一般道は東京側の一般道は渋滞があったが。)

会場は前橋文学館。
萩原朔太郎記念館になっているらしい。

会場には100人ほどの来場者。

テーマは「暮らしを豊かにするためのリスクマネジメント」
講師は、国崎信江さん。

ファミリー・リスクマネジメント教育も考えなきゃいけないかな、
と感じなら聞いていた!

今回の群馬は、ファミリー・リスクマネジメントのテーマも非常に大事なので、
最初は広く受け入れられやすいので、ファミリーから行なったとのこと!

来月16日は保険代理店向けセミナー。

その次は、リスクマネジメント全般なので、
経営者から幅広い方の参加となるだろう。

終わってからは、メンバーとの懇親会。

今回は、新潟、長野からもお見えになられていた。
一つのモデルになって欲しいと願っている!

群馬リスクマネジメント研究会、全国RM研究会群馬支部設立!

2008-01-25 16:10:37 | リスクマネジメント
明日、群馬出張!

前橋で全国リスクマネジメント研究会・群馬支部
(併設、群馬リスクマネジメント研究会)がスタートする。

新しい時代のビジネスマン(経営者含む)を養成し、
強い日本構築のお手伝いをしようと立ち上がった8名の猛者たち。

定期的に勉強会を開催(月一回程度)しながら、会員を増やしていく予定。

最初は保険代理店が多いが、会計事務所、経営者、幹部などリスクマネジメントに興味を持つ人達が増えてくることだろう!

勉強会は東京で開催されるDVDを視聴のほか、
ディスカッションや他のテーマなどを組み入れて行なっていくようだ。

北海道、宮城、東海などに続いての設立となるのだが、今後全国47都道府県に設置したいものだ。

以前にも書いたが、来月鹿児島が立ち上がる予定だ。

今日も、ある通信会社のリスク管理本部長と午前中会っていたが、
出入りの会社の中小企業経営者の話になった。
リスクに対する意識が少ないとか。

せめて、リスクマネジメントが新会社法で株式会社の取締役の義務であること、
日本版SOX法で出入り業者はリスクマネジメントを管理される(CSR調達)
くらいは知っておいて欲しいものだ。

僕は、ある大学長が主催する勉強会に参加しているが、その先生の指摘によると「日本のサービス業の一人当たりの生産性が低い」ということだ。

確かにその通りで、経営者としてのアイディアはすばらしいかもしれないが、
失敗確率が非常に高い。

倒産の特徴的な事由に、
1、法令違反型
2、原燃料の値上がり型
3、ベンチャー型
と前にも書いたが、結局倒産すれば、それまでやってきた生産性はゼロになり、
それが誰かに引き継がれれば良いのだが、そのまま引き継がれいケースが多い!

ここで、経営者が最低限度の勉強をしていれば、まだ倒産などは少なくなるだろうし、失敗も少なくなる!
当然効率は良くなるという、プラスのスパイラルとなるのだ。
そうすれば、さらに効率が良くなり生産性が向上するはずなのだ!

その先生はこうとも言った。
「中国がアメリカから学んだことは、マネジメントだ」と。
僕もそう思う!

ぜひ、群馬の皆さん研究会に参加してみてください。
前橋で会いましょう!

ベンチャー企業とリスクの語源!

2008-01-24 14:07:21 | リスクマネジメント
リスクを危機と訳す方が多い!
しかし,それは違う!

リスクの語源は「絶壁に間を船で行く」であり、「自ら冒す危険」と訳される。

つまり、日本語で一番ピッタリ合う言葉は「冒険」なのだ。
英語的に言うと「アドベンチャー」である。
アドベンチャー、挑戦から必ず生まれるモノがリスクなのだ。

したがって、現在のベンチャー企業は、「リスクという未来の不確実への挑戦」であり、それが管理出来なかったベンチャーに成功はありえない!

ホリエモンさん、ブレーキの付いていないフェラーリだったように思う!
(以前にも書いたと思うが。)

もし軽トラックで最高時速80キロしかでないとしても、ブレーキが付いていることで80キロで走ることが出来るのだ。

最高時速300キロ出せるフェラーリても、ブレーキがなければ時速20キロだって怖くては乗れないはずだ。

ホリエモンさんは、ブレーキという存在を大事にしなかった結果、お分かりのとおりだったと思う!
(彼の能力はすばらしいと思う。しかしその能力、チャンスをすっ飛ばしたのがブレーキのなさだったのではないか。)

「リスクマネジメント無しの冒険が成功することはない!」

もちろん、自分(僕も含めて)で出来ない部分は多くある。
それが一人の人間の限界だから!

しかし、ブレーキがあるかどうか、あっても機能するかどうかの自覚は、
忘れてはならないのではないだろうか!

新しい時代に挑戦する企業経営者たち、エンジンの馬力だけにこだわらず、
ぜひブレーキとハンドルがなければ車の最大機能は発揮されないことを、
知っておいていただきたい。

新会社法の義務付けされたリスクマネジメント、ハンドルとブレーキを厳しくチェックされた結果、車検に合格しないか、途中で事故を起こしますので、
しっかりとコストを支払ってください!

そして、21世紀のチャンスをモノにしてください!

セコムに見る、日本経済回復!不況時ほど威力発揮する力!

2008-01-23 11:52:04 | リスクマネジメント
株価は1万3千円を割り込み、大不況を予想させるわけだが、
企業経営はいったいどうなるのか?
大変心配だ!

そこで思い出すのが、「セコム成功の方程式・加藤善治郎氏著」だ。

加藤氏にはNPO法人・日本リスクマネジャー&コンサルタント協会で大変お世話になっているが、
彼の本でとても印象に残っているのが、「セコムは不況のときほど成長する」ということだった。

セコムは昭和50年代後半?だったと思ったが、
リスクマネジメントにと入り組んできた。

日本ではとても早いリスクマネジメントの採用企業だ!

では、なぜセコムは不況で成長できるのか?

それは、一般的に企業は、
1、不況になるほど、経営の精度、特にリスクマネジメントの精度が問われる
2、リスクマネジメントの精度が低い方が早く利益を失う
3、つまり、次の投資が出来なくなるので、さらにリスクに弱くなる
4、したがって、競争力を失う、さらにリストラなどで今までを支えてきた人材などの経営資源を失うので、さらに業績が悪くなる
5、マイナスのスパイラルが起こるのだ(当たり前の話だが)

それを、リスクマネジメントを導入することで、
1、不況になると失業率が増え、犯罪などが急増する
2、企業、個人は自分のリスクマネジメントから、防犯(セコム)契約をしたいと望む
3、セコムの契約は伸び利益があがる
4、次の投資が出来るので、さらに強くなる
5、自社で構築したリスクマネジメント・コンテンツを顧客に提供できるので、
利益率の高い売り上げを計上できる
6、プラスのスパイラルになる
となるはずだ。

今回のサブプライム・ローン破綻を機に発生する大不況の恐れで、
やはり勝つのはリスクマネジメントが出来ていて強いやつ!
という結論は変わらないだろう!



続・続東京海上代理店大幅削減!資料入手!

2008-01-22 16:56:27 | リスクマネジメント
ようやく資料を入手しました!

これは専業代理店の中から中核代理店を作る計画で、08年から2年間で13千店から2千店抽出します、ということのようです。

そして、それから外れた代理店は、
1、中核代理店の傘下に入る
2、個人代理店、取り扱い保険料5000万円以下の代理店は日新火災などへの看板入れ替えを要請する。
ということのようです。

この中には乗り合い代理店は記されておりません。
その理由は、専属代理店しか中核代理店に慣れないから?でしょう。

ただ、乗り合い代理店への風当たりも強くなると思われます。
それは間違いないでしょう!

その説明資料には、理想とする組織図まで載っています。
それには、営業系の役員、部長、管理系の役員、部長など、組織になっています。

つまり、個人事業主は想定の中にないということになり、その組織を作ろうとすれば取り扱い保険料では、10億円以上(15億から20億円)クラスにならなければ、その人件費は負担できなくなるでしょう。

つまり、専属、乗り合い含め、大きな規模、経営管理という新しいテーマで望まなければないらいということになりますね。


ということで、