浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

豚インフルエンザ、フェーズ5。昨日は大宮氷川神社へ!

2009-04-30 08:59:25 | リスクマネジメント
豚インフルエンザ、フェーズ5段階に引き上げ!

おととい、日経新聞社から急遽取材依頼があった。
テーマは「豚インフルエンザへの企業対応について」だった!
日本への社員の引き上げはいいのだが、現地社員、製造ストップと企業への影響などをいろいろ考えて、判断しなければならない。
まさに、企業の危機管理体制とルールの実行が試される場面だ。
今日の日経産業新聞に載るかも知れない!

さて、昨日は天気が良かったので、ゴールデンウィーク中のテーマ、「経営理念の見直し」「行動指針の明確化」「評価制度の具現化」「リスクマッピングと役割を明確に」をしに、ファミレスではなく、郊外に行くことに。
できれば、青空が見えるところ!

少し走って戸田公園へ。
ところが良い場所がない。
走っているうちに、浦和、そしてたどり着いたのが大宮、氷川神社だった。
車で走っているとあっという間なのだが、与野近くから始まる参門、最初は氷川神社と書いていない。
武蔵一ノ宮。
ずーっと参道を行ってみると、そこは氷川神社だったのだ!


氷川神社は中学校一年生の時初めて行った。
兄貴の結婚式があったのだ。
というより、関東へ始めてきたのがその時、中学校一年生だった。

それから、家出(というより、関東の冬の晴れが、秋田の田舎の雪の中では想像が付かなかった。開放感!)で何度も大宮には来るのだが。

最初兄は日進町に住んでいた。
その後、結婚して南浦和の公団へ。
その後、大宮、桜木町、駅近くだった。
それが、新幹線ができるので、操車場か何かになるというので、マンション取り壊しのため、大成町へ引越し。
今は戸建てを買ったため、もっと遠くへ引っ越したのだが。

そんなことで、馴染みの大宮、氷川神社へ。

初めてゆっくりと周りの大宮公園を廻ってみたが、池あり、サッカー場ありと、大多くの人が散歩していた。
隣りのサッカー場からは試合の応援の声と歌が聞こえる!

その公園の中にある歴史博物館のカフェテラスで少し仕事をした。
ほんとに良い天気だった!!!

写真は氷川神社、歴史博物館(上から鯉のぼりが下がっていた)、公園の中の家の鴨が2羽。
博物館にあった、竪穴式住居とスバル360だ。


豚インフルエンザ、フェーズ4、日本への影響は!?問われる危機管理!

2009-04-28 09:01:34 | リスクマネジメント
先日、悪いことは続くもの、不況に大地震、政治不安などなどだが、今回の世界不況で想定外のことが起こるとパニックに陥り今の世界的な不況対策がうまくいかなくなる可能性が高い。

今回は何が起こるのかと思っていたが、メキシコ発豚インフルエンザ災害。
これがどれほどの世界に与える影響になるのか!?
もしこれがフェーズ5の段階に入ると、経済的にもパニックになる可能性がある。
メキシコ経済は、アメリカバブル崩壊でパニックになり、豚インフルエンザでパニック、そしてオバマの「バイ・アメリカ」で弾かれる3重苦になる可能性が高い。

次の想定がのパニックが起きないことを祈りたい!
昔から「弱り目に祟り目」「泣きっ面に蜂」とか言うが、重なって起きるのもだ!

さて、新潟、天地人、直江兼継がブームになっているようだ。
駅に飾られた幟。



電車に乗るとき、珍しいものを発見。
「でんろく」ブランドのつまみ。
子供の時「デンデンでんろく豆うまい豆」の音楽がテレビで流れる。
そのほか「まめ~はでんろく」
でんろく豆は子供のときのおやつだった!
特にうちは店をやっていたので、カビが生えそうになるのを見つけ、自分の胃袋へ。
子供の時の贅沢だった!
懐かしい!
確か、一回破綻したはずだったが、良くぞ再生したものだ!
昔のブランドを残して欲しい!



あとは大学構内の八重桜と浦川駅周辺から山並み。
こんな高い山のすぐ下に民家があるのだから、さぞ寒いのだろう。

新潟、大学院開講、寒かった!ところで豚インフルエンザ、メキシコ!

2009-04-27 09:16:14 | リスクマネジメント
先週は名古屋、岩手北上、一関、仙台とリスクマネジメント企業研修、6時間集中講座と移動した。

金曜日は新潟へ移動し、E社さんとの打ち合わせだった。
そして、土曜日は大学院が始まり、これから一年間の授業が始まった。
今回は聴講生2名入れて、10名だ。

新潟は雨で寒かった!
一関も寒いと思ったのだが、新潟はさらに寒い。
新潟市で6月5日には、リスクマネジメント6時間集中講座、7月にはシニア・リスクコンサルタント資格講座も行ないたいが。
さらに上越市でも経営者セミナーを開催予定だ。
新潟が忙しくなる!!!

さて、メキシコ、アメリカで「豚インフルエンザ」大流行とか。
メキシコはサンディエゴからティファナへ入ったことがあった。
ティファナはメキシコの中でも、まだ生活水準が高いのだそうだが、初めてのメキシコ。
ひどかった!
子供が学校にも行かず、国境で何かを売っている。
人々が国境に群がり、物乞いの人間までいた。
子供が売っているのは、お菓子かチョコレートか!?

昔、36年前に香港に行ったとき(生まれて初めての海外旅行)も同じ風景を見たのを思い出す。
ティファナにはアメリカ人が金曜とか、土曜日に国境を越えて遊びに行くのだそうだ。
こうした、交流はティファナだけではないだろうから、インフルエンザにかかりやすいのだろう。
アメリカのバブル崩壊でメキシコも大きな打撃を受けているのは間違いない。
こうした時に起こる地震とかこうした災害、ただの偶然なのか!?

次々に起こるということはハザード(リスク要因、環境)が増えていることは間違いない。
そして、バブルは今回のサブプライムローンへの対応のように、災害に対する対応が遅くなる傾向にある。
災害に対しての反応度、つまり、リスクに対する感性が甘くなり、対応が必然的に遅くなる。
危機は対応の速さが損失拡大を抑える基本だ!
対応が遅い分だけ、被害は拡大する。

今回の対応もそうした意味では遅いのかもしれない。

写真は明日に。

仙台リスクマネジメント講座!その前に岩手、北上、一関!

2009-04-24 09:55:50 | リスクマネジメント
名古屋からの移動後、翌日10時には仙台到着。

翌日朝10時半からは、仙台でアライアンスメンバーとの会議、午後1時からもメンバーとの会議。

その後、ある保険会社の支店長からの紹介で、岩手県北上の保険代理店へ移動。
北上は久しぶりの訪問だった。
7から8年前に来たのだったろうか?
その時も桜の時期だった。
北上市は北上川に桜並木があることで有名だ!

まず、行って見た!
後は写真の通り。
偶然、川の上に虹が掛かっていた!
写真は3枚。(対岸の桜並木、橋の上に虹が掛かる。川に鯉のぼり)




ミーティング後、6時には一関で、今回、仙台のリスクマネジメントの講座に参加いただく、社長、専務に夕食をご馳走になった。
山菜のてんぷら、美味しかった!
写真は一関駅前の大塚一家の像。(蘭学の学者だったようだ。)
また、やはり蘭学の建部清庵の像だそうだ。
江戸時代蘭学の学者が多いようだ。



翌日は仙台駅前「アエル」でやはり6時間集中講座を開講。
今回は岩手の保険代理店協会メンバーが多かった。

そして、皆と食事後、やはりやはり自宅到着12時過ぎ。
さすがにバテてきたが。

今日は新潟に移動。夕方アライアンスメンバーE社長、Sさんとミーティングの予定。
明日からは大学院が始まる。
今週は、名古屋、北上、一関、仙台、そして新潟と新幹線に何回乗ることになるのだろう?
飛行機の移動も疲れるが、全部新幹線移動も疲れる!
まあ、頑張れるだけ頑張りましょう!
写真は、仙台会場のアエルのビル。


草薙剛、大変だ!ジャニーズ事務所のリスクマネジメント?

2009-04-24 09:03:56 | リスクマネジメント
まさにジャニーズ事務所のリスクマネジメントが試される。
芸能人は個性を持っていなければならない。
(裸になることが個性かどうかは別として。僕の友達H税理士、Kコンサル、Mコンサルは飲むとよく脱ぐ!ホント!バーでだけどね。でも外でも走り回っているのかもしれない!?見たことはないが。)

個性は団体主義的な統制しにくい面がある。
統制できずに芸能人のわがままや気ままさで大きな損失に繋がった、
芸能事務所は多い。
破綻した事務所も多いだろう。

個性を生かしながら、ルールは守らせる。
大変だが実行していかなければ、事務所が持たない。
事務所はタレントだけが働いているわけではない。
他のスタッフの生活も保障しなければならない!

芸能人と事務所のリスクマネジメントを考えてみたい。

契約、ルール作り、教育研修など。
特にマネジャーをリスクマネジャーに育てなければならない!

ところで、スポンサーからのキャンセル増加で、事務所は大きな損失であることは間違いない!
他のメンバーに波及しなければいいのだが。

さて、先週一週間のブログへ参加していただいたアクセス数が1000件を上回った!
ページビュウで2700件。
麹町のクレーン掘削機が倒れてから、心配していただいた方からのアクセスも多かったのだろう。

ありがとうございます!
これからも遊びに来てくださいね。
お待ちいたしております!

さてさて、月曜日は名古屋で企業研修。
皆さんがよく知っている通信販売会社O社だ。
アメリカ人、カナダ人、他日本人役員、リスクマネジメントプロジェクトスタッフ、合計14人くらいだったか。

中国人、韓国人の前でリスクマネジメントの研修をやったことはあったが、アメリカ人、カナダ人の前では初めてだ!
アメリカ人の社長は日本語がかなりできるから安心していたが。

H社長、青森出身のN常務、N・Tさん、T・Tさん、ありがとうございました!
一緒にリスクマネジメントの体制を作って行きましょう。
何かお手伝いできればいいですね!

翌日、名古屋でリスクマネジメントのプロ養成講座、6時間講座があった。
場所は金山駅そばの都市センターだった。
参加人数は30名近く。
来月からは「シニア・リスクマネジメントコンサルタン資格取得講座」を開講する予定だ。
その日は自宅到着12時過ぎ。
写真はいつの間にかできた、名古屋街中の観覧車。
そして、名古屋のライトアップされたテレビ塔。
そしてそして、テレビ塔近くの公園に咲くパンジー。(この花を見ると、人間の集団が群れて、戦いに挑むような気がしてくる。)


今日から一週間出張、リスクマネジメント企業研修と集中講座!

2009-04-20 11:03:54 | リスクマネジメント
さて、今日から一週間は出張だ。
今日は新しい企業研修の取り組みを一緒に行なうR社からの依頼の企業研修。
名古屋の企業だ。
役員、リスクマネジメント部門の方を合わせて13名らしい。

そして、明日は朝からアライアンスメンバーとの会議、それからリスクマネジメント研究会の名古屋支部設立の会議。
午後からはリスクマネジメントの6時間の集中講座だ。
アライアンスメンバーを入れて、27名の予定だ。

その後、明日の夜中名古屋から帰ってから、翌日水曜日朝から仙台。
仙台で2社アライアンスメンバーと会議後、岩手北上へ移動。
そこで一社会ってから、一関へ移動。
翌日は朝から仙台で会議。
その午後からやはり、6時間のリスクマネジメント講座だ。

金曜日は新潟へ移動し、土曜日は朝から夕方まで講義となる。
名古屋、北上、新潟と移動。
一週間で18.5時間、リスクマネジメントを話すことになる!

先週土曜日からは「シニア・リスクコンサルタント養成講座」が東京でスタートした。
忙しい時期が始まった!
冬眠の時期が終わった!

さあ、頑張らなきゃ!

写真は金曜日、ニューオータニでの会議に行った際に撮ったものだ。
ニューオータニ下の八重桜の並木。
横のツツジと花、花。


今日から一週間出張、リスクマネジメント企業研修と集中講座!

2009-04-20 09:03:02 | リスクマネジメント
金曜日は大変なミスを犯してしまった!
社内への大事なメールをビジネスパートナー(アライアンスメンバー)へ流してしっまたのだ。
これまで一緒にやってきたメンバーへの強い思が入った、社員への強い安心感を与えようと思ったメールだった!

10年を迎えるアライアンス制度、今こそリスクマネジメントを通じたビジネスモデルで成功していただきたいという、強い思いだ!
だから、余計そのアドレスを選択してしまったのか!?

当社の長年の特徴は、業績が良いときと悪い時がはっきりとしている。
その波の大きな変動をどのように変えるか大きな経営のテーマだった!
そこで、いろいろな施策を取ってきた。
特に昨年から自分が積極的に関わって改善を進めてきた。
そして、今大きく成長している企業研修で、一つの答えが出た。
その報告だったのだが。
他にメールをしてしまうとは、恥ずかしい!
恥ずかしい!

さて、今日から一週間は出張だ。
今日は新しい企業研修の取り組みを一緒に行なうR社からの依頼の企業研修。
名古屋の企業だ。
役員、リスクマネジメント部門の方を合わせて13名らしい。

そして、明日は朝からアライアンスメンバーとの会議、それからリスクマネジメント研究会の名古屋支部設立の会議。
午後からはリスクマネジメントの6時間の集中講座だ。
アライアンスメンバーを入れて、27名の予定だ。

その後、明日の夜中名古屋から帰ってから、翌日水曜日朝から仙台。
仙台で2社アライアンスメンバーと会議後、岩手北上へ移動。
そこで一社会ってから、一関へ移動。
翌日は朝から仙台で会議。
その午後からやはり、6時間のリスクマネジメント講座だ。

金曜日は新潟へ移動し、土曜日は朝から夕方まで講義となる。
名古屋、北上、新潟と移動。
一週間で18.5時間、リスクマネジメントを話すことになる!

先週土曜日からは「シニア・リスクコンサルタント養成講座」が東京でスタートした。
忙しい時期が始まった!
冬眠の時期が終わった!

さあ、頑張らなきゃ!

写真は金曜日、ニューオータニでの会議に行った際に撮ったものだ。
ニューオータニ下の八重桜の並木。
横のツツジと花、花。


麹町、クレーン転倒現場にテレビカメラ多数!警察の実地検証か!?

2009-04-17 09:06:24 | リスクマネジメント
朝から事故現場はテレビカメラが何台もあった。
道路には警察車両が。
フェンスのところは事故後張ったフェンスをさらに高く青いシートを張っている途中だった。
しかし、隣りのビルの非常階段からは全部丸見えだが。
事故時も非常階段の各階の踊り場は、すべてテレビカメラで埋まっていた!

原因がだんだんわかってきた。
今日の新聞によると、A地点(奥の傾斜地)で掘っていた土砂の盛り土があったため、次のB地点のケーシングを抜くのに移動できなかったので、10メートル以上離れたところから作業したのだそうだ。
そうすると、重さ10.5トンのケーシングを吊り上げる13トンの対応できる機械が5.5トンの能力(13.1メートル離れた場所)しか出せないとか。
そこで無理をして転倒したようだ。

ヒューマンエラーそのものだ。

ハインリッヒの法則というのがあるが、300:29:1のヒューマンエラー、300は「ヒヤリ・ハット」と呼ばれ、ヒヤットした、ハットしたが、事件事故にはならなかった。
転んだとしても病院にいくほどではなった、これが300回。
しかし何らかの事件事故に繋がったのが30回で、そのうちの1回は重大な事件事故につながるという確率だ。

これは、アメリカの保険会社の調査研究員ハインリッヒが、労災事故を調べた結果得た確率だ。
建設業界では早くから労災事故防止の教育で勉強させられてきたはずだ。
(最近では、医療業関係、運送業界などで多く活用されている。)
リスクマネジメントの基本だ!

ハインリッヒは1:4の法則も言っている。
直接損害1に対して、関節損害が4あると。

最近はこの定義が崩れてきている。
それは、雪印の例を見れば判るが、食中毒事件での被害者への賠償金は1億円か2億円に過ぎないだろう。
しかし、我々の試算では3000億円になり、破綻した。
その後、血の出るような努力の末再生できたが。

今は消費者など社会的な圧力が大きいため、直接的な損失よりも風評損失などが大きい。
ここのところの記者会見で隠したりする場合などは、特にその損害が大きくなる傾向だ。

今回も気になるのは、クレーンの所有者、太陽基礎(作業は光北産業)の記者会見だ。
ちょっと「そんなことはない」と言い切った感じが気になる。

話は戻して、そうしたことで1:4ではなく、1:100倍、1:1000倍の関節被害になっている。

300:29:1だが、今回の事故が1だとすれば、過去にもいっぱいミスがあったのかもしれない。

ハザード、前にも書いたが、地盤の固さの違い、新宿通り側の地盤の方が、大型トラックなどの通行で奥よりも硬いはずだし、抜けにくかったというのもあるのだろう。
また、奥のほうが傾斜になっていて、クレーンのバランスを崩す要因のなった可能性がある。
また、建設業界不況が続いていたわけですが、ミニ不動産バブルでビル多くできた時、世界的な不況で工事が激減する中での丁寧さが掛けていたのかもしれない。
三菱地所と東亜建設、太陽基礎と光北産業、それぞれの関係性はどうだったのか。

いろいろなヒューマンエラーの可能性、300:29:1は数千のこうしたハザードから生まれる。
ハザードを感じる感性、このハザードからどのようなリスク(損失の可能性)があるのかを、しっかりと現場を教育するべきだろう!

写真は倒れたクレーンにはさまれたトラック。
中にはまだ人が挟まれている!

麹町、杭打ちクレーン転倒事故、工事はお休み中か!?講座延長!

2009-04-16 09:10:15 | リスクマネジメント
昨日は事故のあった隣のビルで6時間のリスクマネジメントプロ養成、6時間集中講座を開講した。
講座受講者も事故を知って現場を見に行った人も多かったようなので、現場を見た自分なりの解説や、報道されていないこの事故原因を考え、場所の過去の歴史などを話した為、講座は少し延長となった。
受講生も事故現場隣りのことなので、少しは雰囲気があったのではないだろうか。

また、昨日は初めてリスクの調査、分析ソフトを披露させていただいた。
当社が開発したものだが、18日から始まる「シニア・リスクコンサルタント資格講座」でも貸し出す予定なので、残れる方には見ていただいた!
それもあって、終わってからの意見、情報交換会を終わったのはいつもより30分遅れの8時半だった。

昨日の受講生はいつもより多く、長野から二人。
グループ社一社から3名、2名と参加された。

前々回は内部監査人が多かった。
講座の受講生の流れも変わってきたかもしれない。

事故から2日目の朝、いつもと変わらない麹町に戻ったのだろうか!?

さて、今日の新聞から、先日書いたと思うが、ディズニーランドのことだ。
僕はリスクマネジメントの完成企業を二つ挙げろと言われたら、間違いなく「ディズニーランド」と「セコム」を挙げるだろう!

昨日も授業の中で話したのだが、ディズニーとUSJの決定的違いは、掃除のおばさん、おじさんがディズニーでは出てこないことだ!
USJは出てくる!
テーマパークは「夢を売る」のが大きなテーマだと思う。
だけど、人が集まると当然リスク要因であるハザードのゴミが増える。
これをどのように夢を失わなく片付けるか(リスクマネジメント)だ。
USJは掃除のおばさん、おじさんが出てくる。
(おじさん、おばさんの職を奪うつもりで書いているのではないので、勘違いしないでください。笑)

このハザードをどのようにショーにするかをディズニーは考え、実行されていると思うのだ!
リスクマネジメント、ゴミ片付け、いやな部分かもしれない。
しかし、この必要とされるリスクマネジメントを面白く、楽しくショーのしてしまうノウハウ、これこそがERMだ。
つまり、リスクマネジメントを売りの付加価値に変えたのだ!

すばらしい!

そういえば、大リーグで試合の途中、グランウンド整備のおじさんたちがYMCAの音楽に乗って踊りながら整備する風景を思い出していただきたい。
あれもそうだ。
荒れたグラウンドでプレーをすることは選手達の取ってけがのリスクだし、そこでけがされたらゲームだって面白くない。
ゲームの価値を下げることになるだろう。
だから、試合の途中で整備は必要だ。
でも、整備のおじさん達がただ出てきて整備では色気の無いし、途中で雰囲気を中断してしまう。
あのYMCAの曲に乗ってトリッキーに振舞って、皆に楽しさを提供する。
まさに、ディズニーランドと同じ発想だ!

これも、すばらしい!
日本でもそうした面からの経営資源のリスクマネジメントの考え方を導入し、それを見て楽しめるようにして欲しいものだ!
(そういう発想は僕にはないかもしれない。というか、日本人は苦手かもしれない。)
いや、そんなことはないか。
イベントなどうまい人は多いので、そのような方たちがリスクマネジメントを身に付ければいいんだ!
これで、決まり!

杭打ち機転倒事故、原因に思いあたりが!

2009-04-15 09:00:59 | リスクマネジメント
麹町の事故、家に帰ってテレビを見たら、地形を知らない人には、わかりづらいかもしれないが、ここは傾斜地だ。倒れた方と反対側、参議院宿舎側に坂道になっている。
手前(倒れた方)、新宿通りが側が高く、奥に行くにつれ低くなる。
5メーターくらい低くなるのではないか。
したがって、その低い部分はとりあえず土を盛っていたのではないだろうか。
その分の地盤が弱かった可能性はある。

もう一つ指摘したいのは、この機械のケーシングに対する能力は6.5トン、現場のケーシングは7トンとか!?(確かテレビで)
つまり能力不足だったのでは。
なぜ、能力不足の機械を?

東京は景気対策の元、規制緩和で建物の容積率、建ぺい率を引き上げてきた。
その結果、同じ土地に、今までは8階建て(だったはず)のビルが建っていたのに、今度の計画は19階建てだった。
2倍以上のビルが建つことになる。

事故現場の土地の一部所有者であるうちの大家の話では「千代田区、麹町再生にため、期待のビルなんだよ」と。
この近くは、皇居が近いため高層ビルを建てる規制が強かった!
しかし、前述のように規制緩和で同じ土地の活用率を上げるため、容積率、建蔽率の規制を緩めたのだ。

この地域で一番高いビルはオリコ本社、25階~30階くらいあるか。
今回の事故の場所はその斜め向かいに建設中だった。
この二つのビルを中心に再開発したかったのではないか。

本題に戻すと、つまりもっと30階、50階とかなれば、こんな機械を使わなかったのではないか。(工法的に)
中途半端な高さの19階なので、基礎を掘削機で掘って建てようとした。
しかし、機械は10階、15階建てに対応するように購入されたのかもしれないが(昔は対応した機械の精度でも)、中途半端な19階建てのは機械が対応できない!?
対応できたのかもしれないが、地盤が傾斜地で埋めても弱い、さらには新宿通り側は車の通行などで、地盤が固かったので、抜くのにさらに機械に負荷が掛かる。

そんなことをこの事故で感じるのだが。
警察、報道を注目していたい。

さて、今日はこの事故現場の隣のビル(当社セミナールームが8階にある)で、リスクマネジメント6時間集中講座が開講される。
今日は「リスクサーベイ」のソフトを使い、実践的に行なおうと思う!

このクレーンが横に倒れたら、当社セミナー会場のビルにぶつかり、開講できなかった違いない!
まずは無事にできそうだ!(昼時間でも演習形式で、今回の事故をやってみようか)
写真は現場、昼の報道陣などの車両が当社入居のビルの下に。
クレーンが2機見えるのは、倒れたクレーンを吊り上げて、下敷きになった車を脱出させているところ。
そして、夜の現場、道路、歩道のあったクレーン部分は解体されたが、まだ残っている。