浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

アライアンス会議、二日目!

2007-11-15 10:50:39 | リスクマネジメント
当社はFRM(ファイナンシャル・リスクマネジメント、財務リスクマネジメント)の全国ネットワークを構築している。

現在、保険代理店、会計人を合わせて65社ほどになったろうか。
2000年6月からスタートした制度だが、7年が過ぎ8年目を迎えた。

「桃・栗3年、柿8年」と言うが、8年目を迎えた今期こそ大きな飛躍のときが来ていると、実感できるようになってきた。

ようやく時代が追いついてきたというのが実感だ。

保険代理店は金融ビッグバンで淘汰され、6年間で40%近くの代理店が廃業か合併(吸収が多い)を余儀なくされている。

しかし、まだ一代理店当りの取り扱い保険料の平均が一番高い東京海上でも3500万円ほどだから、まだまだ低い。

平均取り扱い保険料が1億円とすると、まだまだ淘汰は進むことは間違いないだろう。

そうした保険代理店の生き残りは、やはりアライアンス(リスクマネジメント用語で同盟、統合の意味)しかないだろうと考え、7年前にこの組織を立ち上げたのだった。

一方、会計業界も会計ビッグバンで保険代理店と同じように事務所の淘汰が進むと思われる。

税金を中心とした会計から財務を中心とした会計(中小企業会計)に移行しようとする中で、どこまでこの変化に対応できるかが勝負だろう。

さらに、「無償独占」という制度が税理士という職業を支えてきた面が強い。
これは、税金の相談などをたとえ無償であったとしても、税理士だけが持っている特権制度なのだ。

これが全廃されると言われている。
それこそが、まさに会計ビッグバンの真髄なのだ!

そうした時代の中、保険と会計の共通点は「ファイナンシャル(財務)とリスクマネジメント(リスク管理経営)」なのだ。

そこで、僕としてはこの二つの連合組織を構築したいと考えた。

それによって、保険代理店は新たなパワーを持ち、会計事務所もまた新たなパワーを持てるものと確信している。

当面、300店を目指したいと考えている。

保険代理店、会計事務所はリスクマネジメントサービスの供給によって、
新たな付加価値を提供できる。

昨年5月施行の新会社法にリスクマネジメントが登場したことは、
まだ中小企業の経営者達も知っている人は少ない。

リスクマネジメントを大企業だけではなく、中小企業にも広く普及させてこそ、
僕の役割の達成だと思う。

変化のスピードが速く、パラダイムを起こしているこの時代において、
それぞれの能力を持っている方達が組織を組んで相乗効果を出し合うことが、
生き残りとチャンスを掴む手立てだと思う。

その結果、社会に貢献できるならば最高ではないだろうか!

この組織には、社労士、弁護士などのメンバーも増えてくる。
そうすれば、さらに組織は強くなるはずだし、新しいサービスを提供できるようになるだろう!

もう一踏ん張り、頑張らなきゃ!