浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

海外進出で活路を開く、東京海上アメリカ損保を買収!

2008-07-25 17:13:56 | リスクマネジメント
「サービス業の生産性の低さが、日本の一人当たりGDPを下げているのではないか?」ということを以前書いたが、昨日の新聞記事で「東京海上、米損保を5000億円で買収」の記事がでた。

保険代理業、この生産性の低さも以前書いたように、アメリカから見れば4分の1か3分の1だ。
今その調整が起きていて、生き残り代理店数は何分の1になるのか?
この淘汰が終われば、アメリカ並みの生産性になるのかもしれない!

東京海上がアメリカ進出、サービス業では珍しい買収のように思う。

製造業の買収は、東芝がアメリカ大手メーカーを、日本板硝子などいろいろな買収が見えるが、サービス業では少ないようだ。

昔、流通でイトーヨーカ堂がセブンイレブンを買収したことはあったのだが。

国が守ってきた業種ほど生産性が悪い。
農業、金融業(保険含む)、建設業、運送業などなど。

今起きている破壊は、そうした再生段階であることは間違いないし、この破壊と再生が終わると生産性は大きく向上し、給与もアメリカ並みの2倍、3倍となる可能性が高い。

先月オーストラリアに旅行した、リスクマネジメントを選考の生徒が「STOPの看板を持っている人の年収は2000万円だって」と言っていた!

「えーほんと?」と聞きなおしたのだが、これはいきすぎとしても、年収が停滞してきた日本に比べて、アメリカ、イギリス、中国などの年収はこの10数年で2倍以上になった。(これからは、サブプライム不況でどうなるか分からないが。)

話は変わるが、今年日本人のブラジル移民から100周年とか。
皇太子殿下もブラジルを訪問されたようだ。

日本は不況、失業者増加から国が選んだ移民制度。
(行った人は大変な苦労をされたようだが。)

話を戻して、少子高齢化で国内需要が伸び悩むなか、製造業だけではなくサービス業の海外、特に欧米進出が積極的に行なわれることは、間違いないだろう!

一時期上海で就職を見つける日本人が話題になったことがあるが、日本では当たり前だが、海外では日本語ができるのは強みのはずだし、グローバルに職を探す時代が来ているのかもしれない。

リスクマネジメントを勉強してきた僕としては、アジアにそのノウハウを伝えたいものだと思っている。

サービス業の世界進出(ホテルやスーパーはアジアなどに進出しているが。)、特に欧米での活躍を期待したいものだ。

東京海上さん頑張ってくださいよ!


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