浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

オイルショック再現か?90ドルを超えた!

2007-10-31 19:36:48 | リスクマネジメント
1970年代のオイルショック!
ちょうど勤めはじめた頃だった!

初任給が4万円位だったろうか。
あっという間に4倍5倍になった。

僕はちょうど立ち上がった新プロジェクトメンバーに参加できたので、
手当て含めて30万円に給料が上昇!

4年から5年で何と8倍近く上がったことになる!
その代わり、それからというもの1年の内半年は出張という忙しさに見舞われたのだったが!

今回のオイルの高騰でガソリン価格が史上最高を記録した、
とのニュース報道でどうしても当時のオイルショックを思い出してしまう。

給料が上がった話だけを聞けば良かったように思う方も多いだろうが、
実際は物価の値上がり、企業倒産、失業者急増の嵐なのだ!

そうすると、やはりいろんな事件が起きて、グリコ・森永事件などはそうした経済の混乱の時期だった。

自分が勤めている会社も倒産。
その影響で、自分に任されていた関連会社まで倒産!

結局僕も失業者となったのだった。
第2次オイルショックの時だった。

失望の連続!
家庭崩壊と繋がっていく!

今回のオイルの高騰がどこまで影響するのか?誰にもよめないが、
オイルショックを経験した自分としては恐怖そのものだ!

最近企業倒産が増えている話は以前にも書いたと思うが、
4から9月までで昨年比23%増えたのだ!(日経新聞より)

その倒産原因の特徴的なのは「法令違反」「原燃料の値上がり」「ベンチャー型」だそうだ。

つまり、すでに原燃料の値上がりでの倒産に繋がってきているのだ!

悪性インフレのリスクマネジメント対応は非常にに難しい!

1、値上げしたくても相手が値上げに応じない。したがって、利益を出せない。
2、倒産が増えるので銀行は貸し渋りを起こすので、資金調達が難しくなる。
3、不況で消費者が買い渋るため物が売れない。

だから、リスクに弱い会社が破綻してしまうのだ!

そうするとリスク対策は、
1、その企業しかもっていないオリジナルの商品・サービスを持っている。
2、したがって利益率が高いので、価格競争に強い。
3、当然利益を出せるので、貸し渋りに合いにくい。
ということになろうか。
(もちろんそのほかにも、労働賃金交渉などいろいろあるだろうが。)

したがって、オリジナルティの高い商品の開発を急ぐ必要と、
増資を含めた資金計画を早めにする必要がある。

ここでもまた、オイルの値上がりを原因とした「破壊」が行なわれている!
破壊されないような、経営体質を作ることが急がれることは間違いない!


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