浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

とうとうやってきたトヨタの赤字!

2008-12-22 09:40:34 | リスクマネジメント
いつかは来るトヨタの赤字!
為替と景気の悪化のハザード・リスクで赤字。
とうとうその時がやってきたのだ!

2兆円の営業利益を上げたトヨタ!
1、2年で赤字になるとは変化は怖いものだ。

為替のリスクに対応するためには、海外工場の依存を上げなければならないかもしれない。

そうすると、約30%は国内依存を下げると、必然的に国内の自動車関連の労働者は減少する可能性が高い。
また、仙台、苫小牧に計画していた新工場も、見直さなければならないかもしれない。

為替と景気下落ではオイルショック時が大変だったが、今回はそれ以上に大きそうだし、早い。

トヨタの下請けがテレビに出ていた。
派遣労働者をカットしたのだが、その後不良品のチェックが聞かなくなったのだそうだ。

ルールでは3個のクレームが発生すると、誰でもラインを止めてチェックするのだそうだが、15個のクレームが出るまでラインは止らなかった。

結局、正社員を増やしそれに対応するようだが。
このテレビに出た企業は氷山の一角に過ぎないとすれば、今後の製品不良、リコールに繋がってくる心配がある。

これは、トヨタだけの話ではない。

新聞によるとGMとフォードは70~80%の部品メーカーを共有しているそうだ。
日本メーカーもGM、フォード、クライスラー破綻で困るのはアメリカの部品メーカの倒産だそうだ。
自分の製品を作れなくなる。

したがって、大規模な下請けの部品メーカー支援策を打たざるを得ない。
新潟の部品メーカーのNさん情報によると、「ホンダがF1から撤退するのは、そうしたそうした資金を確保するためではないか!?」

いずれ、今後の日本における製造業の根幹に関わる問題なので、注目しておく必要があるだろう!
オイルショック、為替の360円から100円までの下落は、なんとか「改善」でコストダウンができてきたのだろうが、ここからのコストダウンは厳しいかもしれない。

さて、写真は新潟の青空とNEXT21のクリスマスツリーだ!
(ツリーの横がエスカレーターだが、このエスカレーターらせん状に上がっていく)




新潟に行く前に前橋によって打ち合わせをしていった。
前橋期待していますよ!
Tさん、Sさん、Nさん、Mさん頑張って形にしましょう。
マーケティングの基本パターンを開発しましょう!
講座もよろしくお願いいたします。