Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

共演するということ

2009-12-21 17:47:27 | Weblog
ピアノをやっていると、他の楽器の方の伴奏、共演はよくありますが、ピアノソロとして他の楽器の方に伴奏をお願いするということは普通ありません。

今年は、プーランクの『象のババール』を演奏するにあたって、初めてピアノソロとして演奏しながら共演のパートナーと舞台にたつという経験をしました。

朗読してくださった林先生は、北海道教育大学でピアノ講師をされていた方ですので、ピアノについても、本番についてもご理解が深く、そしてまたピアニストの心理というものをよく熟知されていらっしゃいます。

ソリストの時は、やはり特別な精神状態になっているのですが、普段とは立場の違う状態で、'素敵な共演者と舞台にたつ喜び’というのを経験することができました。

時々、学生さんから「伴奏者」について相談されることがあるのですが、やっぱり信頼関係ってとても大切です。

演奏者の役目は、本番でよい演奏をすることなので、ソリストも伴奏者も同じです。

専攻楽器によって準備の仕方も全然変わりますし、性格や経験の差もあるので、お互いを尊重しあって舞台に向かうことが大事なのではないかと思います。

「好きなお茶を用意できなくて、伴奏者に怒られてしまった。」なんて話を聞いたこともありますが(なんかカワイイ)、そんなのは尊重にはあたらなくって・・・(笑)

私は素敵な共演者の方々に恵まれていて、気がつけば○年…というように長くご一緒させていただくことが多くなりました。

本当に嬉しい限りです。

いつもありがとうございます。

共演者の皆様に感謝の気持ちを込めて・・・・・♪