Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

緯度

2010-05-28 01:52:09 | Weblog
初の本場・広島お好み焼き!

美味しゅうございました(^u^)


さてさて。

今、ちょうど夢中になって読んでいるヴィリエ・ド・リラダンの「残酷物語」。

冒頭に

「事実という点からみれば善意とは《緯度》の問題である。」

という一文があります。

この手のあれこれを考えるのが結構好きなんですけど、音楽もまさにこれに然り。

価値観というのは本当に難しい。

どの時代も結局は同じ悩みのスパイラルにいる気がします。

愛の色

2010-05-24 11:38:41 | Weblog
時々気になっていたのですが、英語の歌の歌詞には「緑」という単語がよく出てきます。古い日本語訳の歌詞は直訳で「緑深く」とか「緑もゆる」となっているので、ますます意味がわからず、語学に強い歌手の方に聞いてみたところ、英語では愛の深さを「Green」で例えるのだとか。その方はオペラ座の怪人のアリアを歌う時に調べたそうですが、新鮮な発見でした。どうして緑なんでしょう。日本では愛を何色に例えるのかな…。由来が気になってしまって、翻訳家の友人にも聞いてみたのですが、文学系の和訳はまた別物とのことで、いまだにそれ以上の情報がわかりません。愛=赤というのは、バレンタインの短絡的な影響でしょうか。緑…というのも、なかなか想像をかきたてられますね。

FEURICH

2010-05-17 23:22:34 | Weblog
いろいろなメーカーのピアノを弾いてきたと思っていましたが、昨日の川越のコンサートで、またまた初めてのピアノに出会いました。

FEURICH(ホイリッヒ)という旧東ドイツのピアノだそうです。

この日の一番の発見は、このピアノのペダルの幅がかなり広かったということ!

いつもの調子で左の弱音ペダルを踏もうと思うと、そこにペダルが無いんです。

外人サイズなのでしょうか?

左ペダルを踏むためには、いつにないガニ股姿勢をとることになり、すごく違和感を感じます。

ペダルの幅(距離?)には規格みたいなものが無いのかな・・・とすごく気になりました。

背が高い人には向いているかもしれません。

有鍵類

2010-05-14 21:54:57 | Weblog
とある演奏のお話をいただいていて、とても楽しみにしていたのですが、楽器が間際で「ピアノ」から「チェンバロ」に変更となりました。

確かに鍵盤はありますが、チェンバロさんは撥弦楽器。

有鍵楽器のエレクトーンもシンセサイザーもアコーディオンも…。

弾くだけならば、弾けなくはないですが、演奏となるとさすがにそうはいきません。

古楽専門のお友達や先生に言わせると、ピアノのタッチではチェンバロが鳴らないのだそうです。

ヴァイオリニストさんもヴィオラを弾くのは難しいそうですが、やっぱり似て非なるなんとやら。

素敵な企画だったのに、お断りすることになって残念でした。

チェンバロも弾いてはみたいのですが、如何せん、いろんな種類のチェンバロがあって、それぞれの型によって奏法が変わってくるそうで、ひょいと手を出すには難しい感じがしています。

現在のピアノは「ピアノフォルテ」という楽器のことなのですが、古楽器にこれまた似て非なる「フォルテピアノ」と呼ばれる楽器があります。

現代ピアノの標準的な構造が確立される以前の構造を持つ楽器のことなんですが、これもまだ直接演奏した経験がありません。

バッハやモーツアルト、シューベルトを「フォルテピアノ」で演奏すると、曲の色彩が全然違うんだそうです。

以前、海老澤先生にも「フォルテピアノ」を勧めていただいたことがあって、こちらはそのうち経験として挑戦してみたいと思っています。



ピレネー

2010-05-11 21:45:29 | イタリアングレ-ハウンド
グレートピレニーズの男の子、パスカル君です!!

ヴァイオリンのお友達が大型犬を3匹飼っていて(バーニーズマウンテンドッグ2×グレートピレニーズ1)、わんずに会うべく合わせのセッティングをしていただいたのでした

私の実家でも、亡き父がピレネーの女の子と男の子の計2匹を育てていたことがあります。

どちらも遺伝子の病気で早くに亡くなっちゃったので、パスカル君ほど大きく成長できませんでした。

パスカル君は60キロを超えているそうです。

立派なピレネーに出会えて感激&感無量!!

大型犬の魅力に再びノックアウトされちゃいました

ロシア語

2010-05-10 22:28:33 | Weblog
いよいよロシア音楽の勉強を再開することとなりました。

一柳先生も、「研究は日進月歩、このタイミングで研究再開することになったのは神様の思し召しですね」と言ってくださり、身の引き締まる思いです。

とはいえ、肝心のロシア語はすでに忘却の彼方となっており、本当に一からのやり直しです。

「鉛筆」や「消しゴム」といったものを用意するのも久しぶり。

すっかりポンコツになっているだろうこの頭で大丈夫かな・・・と心配でしたが、久しぶりのロシア語のレッスンはとても楽しくて、再開できてよかったなぁと心底思ったのでした。

ラフマニノフの鐘の記事について、いろいろなご意見をいただきましたが、あの記事は私の個人的な日記です。

私はスケートのルールにも詳しくありませんし、スケートと音楽の関連について研究しているわけではありません。

ラフマニノフやあの曲について、より深く考えていること、言いたいことはありますが、それらは研究を再開することによって、いずれきちんとした形で発表できるようにしたいと思っています。

間違った解説と「曲が悪い」という評判ばかり聞こえるのが納得できなかったのですが、本当にラフマニノフの曲はどれも素敵なので、多くの皆さんにその良さを知っていただけたら嬉しいです。

私の方の研究は、まだまだ時間が必要ですが、完成したらここでもご報告させていただきますね。


新刊『ラフマニノフ』 一柳富美子著/東洋書店 発売間近!