No.1 ごあいさつ

はじめまして、RIRIOと申します。
自己紹介はプロフィールに書いたのであえて省略するとして、
経済専門記者でも評論家でもない私がなぜこんな硬いタイトルのブログを始めたかをまず書きたいと思います。

当初、私は自分と家族のライフプランを設計していくうちにだんだん熱が高じてきて、ファイナンシャルプランナーの資格を取って友人や知り合いの住宅ローン・保険・投資プランなどの資産設計相談に乗るようになっていました。

ファイナンシャルプランの設計は単純に商品の選択についてのポイント説明をするだけでなく、その人の価値観や将来なりたい姿、もっと話が進むと日本や日本人の将来の予測までに話が及びます。

資産を防衛し増やす計画を立てるということは、ある種の想定にもとづいた理念や将来予測が必要になってくるからです。
たとえば、これからの１０年は「円高」なのか「円安」になるのか、金利が上がるのか下がるのか、インフレになるのかならないのか・・といった事柄についての想定がなければ
「安全第一でリスクのない商品を選びましょう」という画一的な選択肢しか与えられないからです。

もちろんリスク一切なしを希望する人に向けた無難な答えもありますが、これだけ利息ゼロの時代が続くとさすがにそう考える人も少ないわけです。もちろん私もそうです。

となると、丁半バクチのように「円高」か「円安」か、では危険が高すぎますからその奥にある世界的な（マクロの）現状やトレンド、そこから⇒日本の置かれている状況・未来⇒その人の現状・ありたい姿・・・というように非常に大きな視点から個人レベルへと掘り下げていく論理思考、大げさにいうと“理念”が求められてくるわけです。

価値観は人によって異なりますが、人より多少情報を取っている身としてヒントになるような最新情報や現状の分析を私の意見として話してみて、あとはその人の考え方次第で自己選択してもらうようにします。ただし話の論点だけはブレないよう、あくまで同じ土俵の上で議論する必要があります。

そんなことで日経新聞やマネー誌・webなどへマメに目を通すようにしていますと、同じテーマを扱った記事でも書き手によって全く違った主張をしていたり同じ紙面でも一週間後には180度違う意見が書いてあったりということが間々あります。
読者は、ある記事は読んだが全く違う意見の記事を読んでないとすると、読んだ記事のことだけが唯一の事実だと思ってしまいます。

これでは何が真実だか分からなくなってしまいますね。

でもしょせん報道なんてそんな程度のモノだと思います。
書き手にはそれぞれ仮説があって、その想定にもとづいて理屈をつけていくものだからです。今日の日経平均が上がったのはきっとこのせいだ、だから明日はこうなるだろうなんて、結果オーライの記事になればそれでいいんです。
もっと悪く言えば、その新聞（本）がその日に売れれば問題ないわけです。

私も全ての記事の意見に触れることなんて到底できませんから、ついつい読んだ記事に左右され影響を受けてしまいがちになります。
でもだんだんそれが習慣になっていくと、書き手の意見スタンスを裏読み、深読み、ナナメ読みするようになってきます。この記事の奥にはもっと大きい流れがあるのではないか？歴史的に見て違う場合も想定されるのではないか？・・など。
「マクロ的な視点」がその情報を見誤らないためにすごく重要なことではないかと考えるようになりました。自分の中の理念の軸をしっかり持つことが一つのコメントに右往左往されないコツのような気がします。

このブログで書いていくことは、雑多な情報の中で冷静にナナメから思考するとこんな考え方もできるんじゃないかなーというようにあくまで私個人が推定したコメントであります。それ、ぜんぜん違うよ～と思う読者がいて当然と思いますが、私のブログということでどうかお許しくださいませ。

初回からとても長くなってしまいました。では次回から思いつくまま、気の向くままということでよろしくどうぞ。