点と線
2018-04-27 | 詩
青々とした街路樹や建物
埃っぽい地面に降り注ぐ雨粒
放物線を描いて跳ね返る雨音
XとYを通り過ぎていく雨粒
黒い傘に当たる雨音は
あなたの声のように低くてあなたのように衝動的で
交差するはずの2つの線は
交わることなく地面に落ちた
今夜の雨音どこかで聞いてるでしょ?
いつか2人が交わる公式を書いて
青空に流れる線じゃなくて
誰にも見えない
真夜中に降る点でいいから
雨音に紛れて 線でつなげて
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