フィールド最前線! 農業がリードして利根沼田を元気に 山口浩輝のブログ

地方を元気にするのは夢と起業!利根沼田は無限ポテンシャルを秘めたフィールド(畑・領域)で日本一の地方を目指そう

テンパリはじめる

2012-01-10 23:24:03 | 全国放浪記
ひきつづき、山口浩輝です


大船渡のポルカロッソを出てから、しばらくすると

ちょっとしたジレンマに襲われ始めた

予定がどんどん変わってしまい

アポがこなせなくなってきた

この時は理由がはっきりわからなかったが

とにかく時間通りにこなせない

自分が立てたスケジュールと、その先で派生してしまう色々な事が

上手く処理できなくなっていた


とりあえず、コーディネイトしてくれている博報堂の南部さんに

半ばテンパリ気味で連絡を入れると

色々と冷静にアドバイスをしてくれた



そして、落ち着きを取り戻してから

大きな原因に気が付いた

それは、私自身がまだ被災者にどう接して良いかが

はっきりしていなかったため、

聞きたい事を面と向かって聞けなかったり

行き先での目的みたいなものにこだわりすぎていたのかもしれない


私はそもそも被災地がどういうものかを

見聞きしている最中で

まだまだ具体的なデータを聞きにいくほどの段階ですらなかった・・・


日が落ちて暗くなっていたが

宿に到着が大幅に遅れるとの連絡をしてから

これまた被害の甚大だった大槌町にある

「復興食堂」へ向かう事にした

つづきます・・・




大船渡のイタリア料理店「ポルコ・ロッソ」にて

2012-01-10 22:02:06 | 全国放浪記
こんばんは、山口浩輝です

今日は今シーズンの初滑り&初仕事

おそらく明日は筋肉痛・・・しかもコケたし(笑)

まぁ、いいや、さっそく続きを書きます

気仙沼から三陸に入り、最初の目的地は大船渡市

当然ここも甚大な被害

だが、陸前高田とは様相が違い

いわゆる旧市街地のようなところは程度が軽かったようだった


向かったのはイタリア料理店「ポルコ・ロッソ」

ここのオーナーシェフの山崎純さんとアポイントを取っていた

彼は被災直後から、真っ先に炊き出しを先頭に立って始めたそうで

その中で刻々と変化する状況に対応して

様々な情報を集めるなど奔走していたそうだ

ホントに頭が下がる


そして、彼からは沢山のつながりを広げていただいた


仕事上で地元の食材を探して農家を回っているようで

2名の若手の生産者を紹介してもらった

ここからは農業者としても、今後大いに役に立つ情報をもらえたし

素晴らしい出会いが待っていた

都会から移り住んでいるというスタッフの近藤さんともお話ができたし

フェイスブックでも友達に!!!

しかも、カウンターで隣になったお客様には

食事の後、ご好意により周辺被災地を案内していただいた!


やはりバイタリティーがあって

ネットワークの広い人間は、地域にとっては宝だ

そして人間力は最大のリスクマネジメントになる

あらためて思った





いよいよ三陸へ

2012-01-10 01:37:27 | 全国放浪記
こんばんは山口浩輝です

仙台を後にして、岩手県一ノ関へ向かう

ここには被災した陸前高田の酒蔵「酔仙酒造」さんが

蔵を借りて製造を再開しているというニュースを聞いていたので

とても興味があったが

予定が変わってしまい、沿岸部へと急がなければならなくなってしまった

一ノ関を抜けて、いよいよ三陸・気仙沼に出た


今まで映像では見て来たが、ここまでとは思わなかった・・・

とにかく、平地には何も無い

住宅の基礎が残っているだけだし

構築物は軒並み流された事と思う

瓦礫の撤去は進んだからよいが

直後の現場は想像を絶する世界だった事と思う


陸前高田の町に入ると

もう言葉が出なかった・・・

学校や体育館などを見ると、涙が止まらなくなって

運転するのもしんどかった

とにかく色々な思いが入ってきてしまう

後から実感したけど、一人で来た事と、アポがぎっしりだった事は幸いだった


イチバンきつかったのはコレ

おそらく消防団のポンプ車

ホントに悲しかった

次の日には、現役の消防団員からリアルな現場の話を聞く事になる

彼は冗談交じりに語ってくれたが

当事者でない私には、聞いた話だとしても

とてもじゃぁないが書けない


陸前高田も抜けて大船渡へ入り

そこでまた色々と話を聞く事になる・・・・






いつもご愛読いただきありがとうございます

私の故郷・旧白沢村
裏にある雨乞山山頂からの眺め
日本一の河岸段丘!!!タモリさんも絶賛した 上州・沼田が誇る絶景