フィールド最前線! 農業がリードして利根沼田を元気に 山口浩輝のブログ

地方を元気にするのは夢と起業!利根沼田は無限ポテンシャルを秘めたフィールド(畑・領域)で日本一の地方を目指そう

やっぱ情報でしょ、農業だって田舎だって!

2011-12-27 23:52:29 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?

こんばんは、山口浩輝です

今日は1日大掃除でした

久しぶりにやったなぁ、外は雪降ってたし

ちょうど良かった

ちなみに明日は餅つき

そして消防団の年末夜警をやって

今年も終わりかな


さて、毎日色々とやっていますが

今更ながらですが

仕事にとって一番大事なのは「情報」なんだと思う

「情報化社会」なんて古い言葉は使いたくないけど

農業はまだまだ情報に弱い

よく、農業のIT化とかいわれて、衛星から畑の管理をするシステムとかあるけど

そりゃぁ最新のはそうなんだろう

でも、それは言い換えれば作業においての1つの情報でしかない

例えば、それでも農業だから

「結局は畑に出向いて自分の目で確かめないと」

となってしまえば

何の意味もないし、そういうレベルの農業になるには日本は程遠いと思う


ちょっと話を変えると

農業界はただの情報弱者というわけでもない

農業というよりは「田舎のムラ社会」は特定の情報には早い

例えば訃報などの伝播は早い

ウワサ話や評判などもそうだし

仮にITが無くなっても変わらないだろうから

それはそれでスゴイ事だと思う


農業で言えば

栽培技術や機械の情報、どこそこが儲かったとか失敗したとか

この手の情報は比較的早い


ただ残念なのは、これらを共有できていない事なんだよなぁ・・・


なぜ、共有が必要か?

むしろ有用な情報は自分だけが持っていたほうが有利になるんじゃぁないか?

未だこのレベルだったら

多分変わらない・・・地方や農村は・・・


もちろん、その情報を有効に使う手立てはあるかもしれないが

往々にしてそんな情報はすでに充分出回っていて

それをビジネスに活用して結果を出すには

スピードと資金力の勝負になってしまう

少なくとも中小の取るべき有効な手段ではない


地方や農業において

情報を囲い込まず共有する事の最大のメリットは

常識、いわゆる大多数の人間の考えを

スピーディーに変える事が出来ることに尽きると思う


例えば「六次産業化」などで成果を出している地域は

すでに「自分で販売する」事など地域では常識になっている


これから取り組むところは

ようやく自治体が「自分で販売しよう」との考えにお墨付きを与えたレベル

ホントはそんな事誰だって一度は考えてるハズなんですが

大多数が反対だったから踏み切れなかったってだけの話


地域の常識(大多数の意見)が、農業において大きな障壁になる事は

住んでいる人間なら必ず実感しているハズ


気をつけないと、どんどん染まっていって保守的になってしまう


これに反抗して変わり者のレッテルを貼られながらも

突っぱねて正面突破するというのもイイけど

結局は時間がかかって、私はあまり合理的とは感じない


今は従来のHPやブログに加えて

フェイスブックやツイッターなどのSNSがある

情報はどんどん共有して

ガンガン自己主張したほうが

どう考えたって自分のビジネスの為になるし

不思議と情報も入ってくるようになる


まぁ、リスクもそれなりにあります

農業ではインターネットをやらない方が多くいますが

中期的に見れば、10年後リーダーになるような人材は

積極的にやっているハズなので

結果はおのずと現れるでしょう


少なくとも、地元でのしがらみたっぷりの地盤作りより

遥かに効果的だと思うなぁ(笑)



この冬は被災地に行ってきます

2011-12-21 22:01:01 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

いよいよ12月も下旬

寒さも本格的になり

年末って感じです


明日からちょっと地元を離れます

なのでテンション上がり気味

久々に異業種で頑張っている(であろう?)旧友と会って色々情報交換しり

訪ねて行きたい箇所も盛りだくさんでして・・・


毎度の事ながら、年末は飲み会やら何やらがバッティングして

参加できないのが多くありますが

私自身もオーバーワーク(ドリンク?)でして

ご容赦下さい


そして、今年の冬はどこかしらで

被災地に行こうと決めています

ボランティアではありません

私自身の価値観とプライオリティーを見直すために

そして、今のところライフワークと考えている

「農業のリスク削減」にとっても

津波&原発被害の現場は

見ないわけにはいきません


多分、私の中にも

ホントはどーでもいいことに

アホみたいにしがみついている事もあると思うので

そういった疫病神みたいなモノも

捨てられるキッカケになるかもなぁ・・・








農業の六次産業化6 誤魔化されてはいけません

2011-12-20 18:35:10 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です


金正日氏が死んだそうですね

何かヘンな事が起きなければいいですが

隣国では最も信用できない国ですから

心配です


さて、農業の六次産業化ですが

今までも申したように

実態は斬新なわけでもなく

まして他産業からみれば当然の事だったりもします


きっと政府や政治家はさも画期的な取り組みを進めているようにアピールするでしょう

ですが

農業の基本は食糧生産であって

そちらが主流である事は変わりません


日本の農業政策はとても重要方向性をはっきり決めていません

それは

1「専業農家や生産法人などを中心に産業としての強い農業を作る」のか

福祉政策的に

2「広く多くの農業に関わる人をまんべんなく対象にしていく」のか

なんです

ちなみに、小泉~安部政権の頃は、認定農業者制度など

あきらかに”1”の路線でした


そして現政権の「戸別所得補償制度」

これは完全に広く多くの、兼業や零細農家の為

もっと言えば「農地を持っている人」の為の制度です


自称「どじょう」の方は

TPPに向けて、「将来的に米の1件あたりの栽培面積を10倍にする」

とおっしゃってましたが

その為には多くの農家に畑を明け渡してもらわなければなりません

(高齢化の自然減少を期待してるなかな?)

明らかに矛盾している状態の政策を

聞こえの良い「六次産業化」で

さも画期的な取り組みを打ち出したようなPR作戦に

農業者は誤魔化されてはいけませんね





農業の六次産業化5 大きな可能性

2011-12-17 22:04:03 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です


今朝は今年初のまともな積雪

いよいよ冬ですね


それでは引き続き六次産業化について


昨日の日記で書いた「空気の変化」


これには大きな可能性があります


それは、人材の流出を止められるかもしれない


という事です



農業人口の減少が危惧されていますが


私は今予想されるペースで農業人口が減ったとしても


別段心配する事でもないと思っています



危惧すべき事、地方が衰退する原因は


今までもそうだったように


なんといっても「人材流出型」の人口減少


つまり良い人材、デキる人材ほど出て行ってしまう事だと思います



子供の頃を思い浮かべてみてください


学年でイチバン頭のよかったヤツ、聡明で人気があったヤツ


人望とリーダーシップのあったヤツ


これが地方ではどうでしょうか?


各年代でどれだけ残っているでしょうか?



これがたくさん残っている地域は、おそらく活気があるはずです


なぜ流出してしまうかは、長くなるので別に書きますが


実は多くの人が今までどおりの生活や仕事を維持できるようになっただけでは
(それだけでも充分難しい事はわかっていますが)


結局は何も変わらないのです


重要な事は、この1クラスに2,3人いるような魅力ある人材が


地元での何かしらに可能性や魅力を感じて


地元でやってみようかと考えるようになったら


そのための六次産業化は大きな可能性を秘めていると思いますね!!!!ホントに



だからといって現在、地元で頑張ってくれている方々を


否定するつもりはありませんのであしからず・・・


私も一時は外にいた人間ですから、むしろ尊敬しています


ですが、ちょっと周囲との調和を重んじるタイプの


割合が多いような気はしています(ようは良い人が多いんですよね)



そうなると、私が好き勝手言いまくってるこのブログを

正当化しているみたいですが(笑)




でもね、自由にやっていいんだよという空気が

地方の「殻」を破るキッカケになる事を期待しています


このテーマ

もうちょっと書こうかな・・・

農業の六次産業化4 違和感と本当の功績

2011-12-15 22:54:47 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

今回も書きます

六次産業化

(別に否定しているわけではありませんよ)


私はどうも内容に違和感があるなあって思う事が多いのは確かです

例えば

「農家が自分で価格を決める事ができる」とかね


まぁ、すごい昔から比べれば画期的なのかもしれないし

今まで苦労したとか、中々うまくいかなかったとか

歴史的な経緯はわからない話ではないけど



過去にはヤミ米だってあったし(当時は違法だったのか・・・)

そもそもコメだって自由化してからかなり経つし

遅すぎる気がする


前にも書いたけど、農業のビジネスモデルとしては

新しくもなんでもない


じゃぁ六次産業化の功績って何なのかというと

それは「農村の空気」が変わった事だと思いますね


農業の最大の弊害は「ムラ意識」みたいな

旧態依然とした何ともいえない空気ですね


これが変わった事が最大の功績だと思います


つまり

「こういう方法があったのか!」(×)

ではなくて

「こういうことやっても良いんだ!」(〇)

なんですよね!実は

発想と行動の自由をようやく取り戻しつつあるんだと思います


敬う事や伝統を重んじる事は悪い事ではありませんが

プラスとマイナスを見分ける能力と行動力は

成長する為には欠かせません


そして、マスコミにだってそれを伝える言葉が無かったんですよね

「直売」「自家販売」「縁故米」「自主流通米」とか

面白くないでしょ


マスコミは「六次産業化」って言葉を

多分気に入っているんだと思います

(言葉を提唱した先生はすごいね)


常識って、大多数みたいなものですから

時代が変われば常識も変わるのが当然です


どんどんやりましょう

というか

どんどんやって良いんですよ

六次産業化!!!














農業の六次産業化3そもそも論ですが

2011-12-13 22:41:54 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

今夜は久々に2本目書いちゃいます

久しぶり・・・

今回は六次産業化の3回目

前回お話したように

農業をあらゆる面で支えているのは

まぎれまなく専業農家や農業法人です

数では大多数の兼業農家ではありません

そして

例えばJAに出荷しないとやっていけないような農家は

すでに兼業農家くらいしかいない状態だと思います

専業農家は同業者同士のつながりは他の業種よりぜんぜん強いので

新しい出荷先は本気を出せばすぐに紹介してもらえるハズです


そして、そもそも論なのですが

六次産業化というのは、それなりの専業農家であれば

随分前からやっているのが事実です

というよりも、そんな事は並みの経営者であれば

選択肢の一つに入っているのが当然で

全くやっていない専業農家は

逆にそんなことやるよりも、バンバン規模拡大したほうが儲かるという

むしろメガファームだったりします


別に最近始まったことじゃぁないんですよね


TVの報道をみていると、やっぱり刷り込まれてるなぁと感じる

今日もイノシシの害のニュースがあったのですが

(獣害が深刻なのは事実ですが)

インタビューを受けているのはやっぱカワイソウなお年寄り農家らしき人で

しかも、その畑というのが

我々からみれば、完全に

「こりゃ家庭菜園だろう」というレベル

どう見てもそれで生計を立てられる畑じゃぁない

自家用の野菜畑は農業であるかもしれないが

産業ではない


なんで農業は弱いものだという事を基本にしようとするのだろう?

そういうストーリーが好きなのか?マスコミは・・・









農業の六次産業化2農業後継者のいる割合のパターン

2011-12-11 23:54:06 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

今日は南極大陸を見て

合間にサッカーの柏レイソル戦を時々

運よく得点と失点シーンは見事に見れた

しかもPKも

そして勝ちました!
柏PK戦モンテレイ制す…準決勝サントスと対戦(読売新聞) - goo ニュース

おめでとう!次も頑張ってほしいなぁ


さて、今日のタイトルは

「農業後継者のいる割合のパターン」

何が言いたいかというと

別段難しい問題でもなんでもなく

後継者のいる割合は大きく分けて4つある

※あくまでも専業農家だけで考えた場合ですのであしからず

その1:後継者がとても多い地域
    割合にして7割以上の農家に後継者がいる
    農業人口や構造を持続できる可能性はある

その2:半数くらい後継者がいる
    倍こなせば維持できるかな

その3:後継者がチラホラ
    2~4割くらい
    農地を維持するとしたら単純に計算して2,3倍はこなしていかないと
    維持できない

その4:後継者なし、または1割ほど
    維持していくとしたら(面積で)10倍はこなしていかないと維持不可能

さて、この4つあるとして

世の中のイメージってどうかなぁ???

もしかしてマスメディアしか見てないと

4がほとんどだと思われてるんじゃないかな

なんて思いますが

あくまでも「専業農家」で考えると

多くは2か3になると思いますし

1もけっこうあると思います


そして本題の六次産業化ですが

それ自体が「1」を目指すものであったり

1の状態にピッタリの「戦略」なのかもしれません


私は産業としては、後継者がやたら多いことは良い事だとは思いません

色々な事を「維持」する事が素晴らしいと考えるなら別の話ですが

少なくとも

これからガンガン伸ばしていこうとしたら

やはり好ましいとは言えません


六次産業化というのは、やはり公平感の強い

「維持」を目的としたシステムであると思われます


ただ4の「ほとんど競合がいない」状態であれば

逆にメガ六次産業も狙えるかもしれません(笑)




維持するだけでもすごい事だという考えもあるかとは思いますが

それでホントに地域のモチベーションが保たれるかは疑問が残ります

私が取り組むとしたら

3くらいの状況がベストだとは思いますが

今回はとりあえずここまでにします


農業の六次産業化1「農業のイメージ」

2011-12-10 17:46:24 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口です

ようやく色々が落ち着いて(私生活はそうでもないが)

忘年会シーズン真っ只中です

これからは本来のビジネスブログらしくなるかなぁ?

というよりは

そうなるように心がけていきます

さて、今日のタイトルにあるように

農業の六次産業化について書いていこうかなぁと

思っています

その前に、どうしても書いておかなくちゃぁならない事

というか

農業に就いている人が、多くの場面で感じるであろう違和感みたいな事と

とても関係がある「農業のイメージ」

についてです

例えば今回のTPPに関する「農業が潰れる論」や

エラそーなコンサルタントが展開する持論の根底にある

いわゆる「農業」や「農村」のイメージ・・・

耕作放棄地が溢れ、農業者は高齢化して、後継者はおらず、農産物は安くてやっていけねぇ・・・

的な、いわゆる農村のイメージ

これって、実は大うそもいいところですよね

TVが作った幻想というか、洗脳みたいなヤツですね


たしかに、地方の山奥にはこういった場所もあるでしょう

でも、ほんの一部で

しかも、そういった所はもともと農業の生産額でいっても大したことないはず

県単位での農業にとっても大したことないハズです


さらに、農業のドキュメンタリーや、大学の先生が研究に入るのは

往々にしてこういう元々どーしょうもない所


これが、イコールで「日本の農村」の現状

みたいになっている

これはとんでもない大間違い


いかにこの業界に首突っ込んで

カネ儲けしようという輩が

じつは現場の事なんて何も知らんという事の証明になる


細々と生きている零細な農家を救う事と

いわゆる産業としての農業を守るという事は

まったく違うという事です


たったこれだけでかなり長くなってしまった


続きはまた後で

さて、これから忘年会第二段へ行ってきます


2011-12-09 07:04:45 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
おはようございます山口浩輝です

今日は12月9日

例年に比べればかなり遅いですが

今朝早く初雪が降りました

下雪なのですぐに消えると思いますが

やっぱキレイだなぁ


昨夜は遅くまで飲んでしまった

けど

とっても有意義で楽しい時間だった

やっぱりバイタリィティのあるヒトは違う

行動力・意志の強さ・男気みたいなの

どれも好きだなぁ

中でも

「被災地は今から行っても遅くないですよ」

という言葉

何度も行ったから言える、重みのある言葉だった

どんなに反対されても

この冬、自分も行く事にした

何を届けるわけでもないが

未来の為の何かは必ず出来る


ふぅ、スッキリしたな

ありがとう小堀さん!!!


今夜も高木セミナー

2011-12-06 17:42:05 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

それなりに12月らしい寒さになってきました

仕事も落ち着きはじめ

あぁ・・・・ご・る・ふ・・行きたい

安くなってるしね

さて、今夜はこれから高木響正氏の経営セミナー

行ってきます

今週はパッラ隊の忘年会に

そして明後日はとても楽しみにしているアポが1つ

う~ん・・・農大つながりサイコー!!!

いつもご愛読いただきありがとうございます

私の故郷・旧白沢村
裏にある雨乞山山頂からの眺め
日本一の河岸段丘!!!タモリさんも絶賛した 上州・沼田が誇る絶景