足立紀尚著『修理 仏像からパイプオルガンまで』(ポプラ社)読む。
眼鏡、靴、古文書、茅葺き屋根、古材家具、などなどに日用品から文化財まで、修理を生業とする職業の方々をルポタージュした一冊。
専門的な作業に打ち込む職人気質のスペシャリストたちの、経験に裏打ちされた言葉は、説得力がある。
「うちで仕上げた漆は新品、修理を問わず、30年間はダメになったといって持ってこられると困るんです。そのくらいの気概で日々の仕事に取り組んでいます」(漆工)
「この仕事はそのへんの素人にはできませんよ。まあ不可能に挑戦するような仕事です」(かけつぎ)
「僕らの仕事というのは目立つとダメなんです。修理したことが気付かれると失敗です。あとから付け足した手の部分が全体の中にうまく隠れてしまって初めて、よい仕事をしたと思われる。そういう仕事なんです」
大量生産、大量消費。購買意欲を煽られる消費生活を送っていると、モノを粗末に扱いがちだ。
モノを大事に扱い、修理に出しても使い続ける。それを支える人々の存在を知り、モノとの付き合い方を見直してみようと思った。
眼鏡、靴、古文書、茅葺き屋根、古材家具、などなどに日用品から文化財まで、修理を生業とする職業の方々をルポタージュした一冊。
専門的な作業に打ち込む職人気質のスペシャリストたちの、経験に裏打ちされた言葉は、説得力がある。
「うちで仕上げた漆は新品、修理を問わず、30年間はダメになったといって持ってこられると困るんです。そのくらいの気概で日々の仕事に取り組んでいます」(漆工)
「この仕事はそのへんの素人にはできませんよ。まあ不可能に挑戦するような仕事です」(かけつぎ)
「僕らの仕事というのは目立つとダメなんです。修理したことが気付かれると失敗です。あとから付け足した手の部分が全体の中にうまく隠れてしまって初めて、よい仕事をしたと思われる。そういう仕事なんです」
大量生産、大量消費。購買意欲を煽られる消費生活を送っていると、モノを粗末に扱いがちだ。
モノを大事に扱い、修理に出しても使い続ける。それを支える人々の存在を知り、モノとの付き合い方を見直してみようと思った。