空の色

Ricaの気まま日記と詩の世界

『大奥 第一章 第四話』:レビュー

2004-11-01 00:22:16 | ドラマ・映画(ネタバレ有もあり)
実は第三話より先に第四話を観てしまいました(^^;
西島さんが本格登場、ということだったので…。

今回は将軍となった家光と家光を取り囲む人間関係の
悲しい移り変わりを描いたものでした。

[あらすじ]
三代将軍となった家光は女性を遠ざけ、
城内で男狂いではないかと噂される。
おふくはそんな家光を心配し、噂を家光に確かめる。
逆に家光はおふくをつっぱなし、反発するようになっていた。
「おふくの言うとおりにし、将軍になれたのだから
もう口を出すな」と。

ある夜、家光は側近の稲葉正勝を連れ、
お忍びで城下町の祭へ出かけた。
楽しそうに祭の輪に混ざって踊る家光。
自分が将軍であることを忘れられる瞬間だった。
しかし、祭で家光は覆面の何者かに切りつけられる。
切りつけたのはおふくの三男、正利だった。
正利は忠長の側近であるため、母お江与が関っていると確信する家光。
お江与との関係はますます悪化するばかりだった。

そんな中、秀忠、家光、忠長が京へ上ることとなった。
お江与は旅の安全と忠長の天下を祈願して、昼夜祈祷にふける。
その業がたたってお江与は病に伏し、余命半月と宣告される。

忠長は病のお江与に会うため、江戸へ帰ることを決意する。
しかし、家光は帰ろうとはしなかった。
そんな家光を忠長は冷血な男だと罵るが家光は
「母はわしになど会いたいとは思うてはおらぬ」と言い放つ。
しかしその目には悲しみがあふれていた。

江戸に帰ってからも家光はお江与に会いに行こうとはしなかった。
おふくが会うよう、諭してもかたくなに拒否する家光。

ある夜、家光は幼い頃の自分とお江与の姿を夢に見る。
夢の中で城の庭でお江与の後ろから恐る恐るお江与の手をつかむ、
竹千代をお江与は優しく抱きしめるのだった。
眠っている家光の瞳から一筋の涙がこぼれた。

直後、目を覚ました家光はお江与のもとへ城内を急いだ。
そこには病床で「竹千代、竹千代」と呟きながら
手を伸ばすお江与の姿が。
たまらなく、家光はその場に立ち尽くして涙を流す。
やがて、お江与は力なくその両手を下ろし、息を引き取る。
家光は亡くなったお江与の体を抱きしめていつまでも泣いた。

その後、秀忠、忠長、稲葉正勝と立て続けにこの世を去っていった。
正勝を亡くしても気丈に振舞うおふくに対し
家光は自分を息子だと思えと、言う。
おふくは家光の胸で泣き続けた。
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あっさりとお江与vsおふく編が終わってしまって
ちょっとびっくりしてます。
次はおふくvsお万でしょうか。
そしてそれはなぜ対立するのでしょうか。
(公式サイトを見ると、結構な人数と対立するみたいです)
そして家光は人間不信のままなのでしょうか。
祭で楽しそうに踊る家光の姿を見ていて、
城で多くのお付の人に囲まれていても
寂しかったんじゃないのかな、って思いました。
今後が楽しみです☆

それからお江与が死んでしまうシーンは本当に号泣モノです!!
夢の中で竹千代を抱きしめるお江与の姿には
涙が止まりませんでした。
夢から覚めた家光がお江与のもとへ行くとお江与は
「竹千代、竹千代」って呟きながら手を伸ばすんです。
「早く!早く!その手をとってあげてー!!」と思う間にお江与は
息を引き取ってしまいます。
家光が抱きしめて泣き出すシーンは本当に切ないです。
その時には既に息を引き取っているのだから、
悲しい最後になってしまいました…(;_;)
許し合えないまま亡くなってしまったんですよね…。

そして、またまた家光役の西島さんが凛々しくて
すばらしかったです。
特に刀を持って家臣に叫ぶシーンはキリっとしてて。

祭のシーンも楽しそうに踊る姿はとても素敵でした。
#今までなかった西島スマイルも出ていましたし♪
ホントに楽しそうに見えて心が和みました。

最後のお江与のシーンで西島さんは
肩を震わせて泣いていて、その表情にも感動しました。
『過去からの日記』でもそうですが、西島さんの涙には
いつも自分も涙を誘われます。
スゴイ心のある涙だといつもながら感動です。
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