まろ的、のほほん生活

まろは前にしか進めません。

「変身」と「時生」

2006-02-27 | 
最近読書してないなぁ。
と思い、お医者さん帰りにぷらっと本屋に立ち寄ってみました。
そこで特集されていたのが、直木賞作家東野圭吾さんの作品。
さっそく「変身」「時生(トキオ)」を買いました。
ちょっと恐いのかなぁ。どきどき。わくわく。
まずは「変身」。

・・・・・・数時間で読みきってしまった。
不慮の事故で世界初の脳移植を受けた主人公。
手術は成功したかに見えたが、その後彼の人格がだんだんと変化していって・・・というお話。
「人間の死」ってどこを持って定義づけるのかなって考えてしまう。
人間の尊厳はどうやって守られるべきものなんだろうって考える。
医療技術が進むのは喜ばしい反面、なんだかそういうことを考えさせられるお話でした。
これから先、ありえない話ではないって思えるのです。


さて、次は「時生」。

寝床に入ってから読み始め、クライマックスに向けて話が盛り上がり始めた頃には
すでに夜中の3時。ふぬぅ。さすがに朝起きられなくなりそうだから、断念。
そして仕事から帰って早速残りを読破。
・・・・・・泣けます(笑)。主人公が物語の最後に発する言葉に感涙。
こちらは純粋に感動的なミステリー。
不治の病に犯されて今まさに命の灯火が消えようとしている息子、時生。
主人公夫妻は「その時」を静かに待っている。
待っている間、主人公は妻に
「実は20年以上前に、時生に会ったことがある」
と語り始めるのです。

もし未来から過去へ飛べたら。
過去をいじって違う人生を選びたいと思うだろうか。
・・・でもやっぱり、今自分が愛している人たちと出逢いたいから、
あんまり変えたくないかな。
なんて考えてしまう、お話。


2冊ともとってもオススメです。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お。かったのね。 (きく)
2006-02-28 02:12:16
りあちゃん、こんばんは。

私も「変身」はこのまえ本屋さんの平台で迷いました。直木賞もとった(遅すぎる気がする)し、「白夜行」もドラマになってるしで、話題になりすぎてるのがイヤでなんとなく躊躇してしまったのだけれど(あまのじゃく)。

「白夜行」は入院中に買って読んだ本なのでとてもよく覚えています。

「時生」はNHKでドラマ化されたよね。
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両方とも映像化してるらしい (りあ)
2006-03-01 00:35:00
きくねぇ こんばんはですよ。

そうそう。ちゃんと観たことはなかったけれど、

「時生」はドラマ化されていたね。

「変身」も映画化されているらしい。

(帯に映画のシーンが写ってて、それで知ったんだけど。)

私は演じてる役者さんを原作の世界にあてはめて読むのも好き。

たくさんあってどれにしようか迷ったから、

今回は映像をイメージしやすいということで

上の二冊を選びました(笑)。

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