まろ的、のほほん生活

まろは前にしか進めません。

幻夜

2007-06-22 | 
仕事の忙しさもようやく一段落つき、
やっとゆっくり本を手にする余裕も出てきました。

たまたま本屋でぷらぷらしていたら、
東野圭吾さんの「幻夜」が
どど~んと重々しいたたずまいで陳列されておりました。
いや、実際に重いのです。
いま背表紙を計ったら3センチありました(笑)。
文庫本にもかかわらず1,000円もするし、どないな文庫本やねんっ
というつっこみを後から思いつきましたが(笑)、
きっと東野さんの小説ならすぐに読みきってしまうだろうと思い
迷わず買ってしまいました。



話の内容はまだ読まれていない方に申し訳ないので省きますが、
1日とちょっとで読み終えた、読み終えた直後の私は。
「ぬわ~~~~~んですとぉーぃ!?
という思いしかありませんでした(笑)。
いや、その終わり方もすごく潔いと思います。
でも。私にはキューサイの青汁を飲んだ後のような苦々しい後味です・・・(苦笑)。

単独で読んでも十分楽しめます。
でも解説者の黒川博行さんが解説でネタばらしをしてくれて
初めて私も気づきましたが
このお話は「白夜行」も併せて読むと
おもしろいヒントがいろいろ隠されているようです。
だからこそ私は余計に「ぬわ」っと思ったのですが(笑)。

でもやっぱりお話に引き込まれてしまいました。
また「鈴木成一デザイン室」製作のカバーデザインがとても綺麗。
私の思い描いた「幻夜」の世界を更に盛り上げてくれました。