まろ的、のほほん生活

まろは前にしか進めません。

大萩康司クラシックギターコンサート~解説者によるクラシックギターの歴史とともに~

2007-02-11 | 音楽

さて。
さっそくコンサートの中身について記録しておきますよ。
このコンサートでの面白い試み。
前半は、佐藤剛さんによるクラシックギターの歴史に関するレクチャー。
そして後半が大萩さんのコンサートになっています。
普段ギターを弾いてるりあも歴史については正直言ってホントに無知です。
楽器学・民族音楽学に造詣が深い佐藤さんのお話を
興味深く聞かせていただきました。

後半の大萩さんのコンサートのプログラムは以下の通り。
《19世紀ギターを使って》
★プレリュード・フーガ・アレグロ ニ長調(BWV998)【ヨハン・セバスティアン・バッハ】
★モーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲(Op.9)【フェルナンド・ソル】
《現代ギターに持ち替えて》
★「ギターのための12の歌」より
ロンドンデリーの歌~ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア~(ヘイ・ジュード*)~ミッシェル~イエスタデイ【武満徹 編曲】
*プログラムには載っていませんでしたが演奏には含まれていました。
★アルハンブラの思い出【フランシスコ・タレガ】

♪アンコール
そのあくる日(佐藤さんとのデュオ)
11月のある日
タンゴ・アン・スカイ
禁じられた遊び
“さくら”による主題と変奏
最後に、19世紀ギターを使って一曲。

19世紀ギターは、現代ギターに比べてはっきりとわかるほど小さい!
それを休憩を挟まずに続けて弾くのは至難の業なんだそうです。
(あまりに大きさが違いすぎて、弦を押さえる指の開き具合など
とっさに感覚を取り戻すのが難しいそうです)
19世紀ギターは少し音量的には小さく、調弦も少し難しそう・・・
でもふくよかな音色で現代ギターに劣らず素敵でした。

また1時間の演奏では物足りなかったか(笑)、
「時間が無いと言われ」ているのにもかかわらず
6曲もアンコールしてくれた彼。
本当にギター弾くのが楽しいのですね。
ぶっつけ本番でやった「そのあくる日」のデュオで
そこははずしちゃいけない!というところで
佐藤さんがトチッてしまったときに
集中していた様子だった大萩さんが思わず
がくっとずっこけたのがたまらなくおかしかったりあでした。

「支えるべき人」を、支えられる側が支える

2007-02-11 | 音楽
大萩康司さんのコンサートに行ってきました。
幸運なことに、地方ですけれども大体1年に1回は県内でコンサートを開いてくれるので
行ける限り足を運んでいます。東西に長いのであまり遠すぎると
県内でも行けないですけれど・・・(汗)

今回はちょっと趣がちがいます。
というのも今回のコンサートはなんと言いますか、
大萩さんありきの、というわけではなくて
音楽イベントを主催する為の人材を育成するためのセミナーを受講している生徒さんが、
今まで学んできたノウハウを生かし最後の集大成としてこうした音楽イベントを
自分達で全て企画・運営をするコンサートなのです。
そうして普段は支えられる側である大萩さんが、
今回は受講生を支える側として参加しているという面白いコンサート。

「自分の好きな演奏家が自分の街に演奏に来てくれたらなぁ」
と常日頃思うりあですが、また演奏家の方々もいくら
「いろんな土地にいって演奏したい」と思っても
彼らを招致するに当たりイベントを企画し、
運営してくれる主催者の方がいなければ
なかなか難しいですよね。
母が以前大萩さんに「是非ウチの方にも演奏に来て下さいね」
と言った時も、「呼んでいただいたら是非とも行きたいです」
とおっしゃっていたことを思い出します。
そういった意味ではこういった「主催者養成セミナー」というものが
開催されていることはとても興味深く、
これからも是非活動していただきたいなぁと思っています。
というかすごくりあ自身も興味津々!
ちょっとやってみたいなと思いました・・・(笑)