アメリカの学校の初日！

子供たちは、アメリカの現地校の初日。
息子は中学校、ムスメは小学校なので、車で別の場所に送っていかないといけないけど、アメリカは登下校が送り迎えのせいか、小中学校の開始時刻がずれている。新学期の初日から短縮授業ではなく、いきなり全日授業だ。
毎日、恐怖の７時間授業らしい。それで、授業の間には休みが無いというから、
「トイレ行ってもいい？　Can I go to the bathroom?」の言い方の練習をしていた子供たち。

授業開始が早いのは中学校で、７時４０分には教室が開いて５０分には授業が始まる。だからその頃には学校の前は大渋滞。スクールバスに乗ってくる子たちは、７時くらいにうちを出ているという。すごいな～。
今朝は６時に起きて、二人分のお弁当をつめた。白いご飯と、鶏肉の炒め物と卵焼きとサラダに、昨晩の残りのナゲット。いつもの定番メニュー。
ダンナの運転で、新車のフィットで子供たちを送る。まずは私は道を覚えるところからだ。駐車できそうな場所もチェック。

まず、息子。
朝はいつも不調だけど、今日はがんばって起きてきた。夏休みの間に体力もずいぶん戻った証拠だろう。
クラスも先生もわからないので、校庭前にいた先生に聞くと、体育館で始業式？があって、そこで発表されるという。息子はまず英語もわからないので、そこにいた先生に声をかけて、探してもらうようにお願いした。
それから、子供たちは体育館へ吸い込まれていった。

次に、ムスメ。
先生が名前を書いた札を持って、校庭に立っているので、数日前に告げられた先生の場所の列に並ぶ。１クラス２０人くらいかな。クラスには日本人はいなくて、びびりまくり。今日が新学期のはじまりだとあって、父兄も写真を撮っていたりして、たくさんいる。子供たちは夏休みが終わって再会を喜び、おしゃべりをしている。結構孤独だなあ。
そこへかわいい金髪の女の子が、「Welcome Xxx! （ムスメの名前）」と書いたメモと、お菓子入りのミニバケツを持ってきてくれた。話しかけてくれても、引きつった状況のムスメ。先生に引率されて、校舎へ消えていった。

そんなこんなで、久しぶりに子供が手を離れて、大丈夫かな？と思いながらも、昼間はのんびり。
子供たちは２時を過ぎるとまた迎えにいかないといけないので、これからは、それまでが私の自由時間になる。

さて、まずは息子を迎えに。
校舎から子供たちが大量に排出されてくる。車をちょっと遠くで止めて、探しにいくと、金髪の女の子と話をしていた。
どうも、息子の学校生活をヘルプしてくれる、パートナーらしい。この学校ではパートナー制度？がとられている。ま、言っていることはチンプンカンプンみたいだけど、ジェスチャーを交えて、いろいろ教えてもらったようだ。
「明日も学校にきてね」と言われて別れていたけど、それにも首を傾げていた息子。
１つ年上の日本人の男の子も話しかけにきてくれた。
「日本語学校に行ってる？XX君という子もいるから、結構日本人もいるよ。何かあったらいつでも言ってね。」と言ってくれた。
結構親切じゃん、みんな。

さて、今日の印象は？？
息子「弁当食べてたらさあ、箸がすごく珍しいみたいで、これ何だ？と聞かれたよ。チョップスティックと答えたら、首かしげてたよ。」
　「日本人の女の子がいろいろ通訳してくれたよ。」
　「ELL（英語が解らない子のための特別授業）の先生は、日本語わからなかったけど、辞書をひきながら一緒に考えてくれたよ。」
　「社会では、世界の有名な場所のスライドを見せられて、答えたよ。ナイヤガラの滝やピサの斜塔やコロッシアムがあったよ。コロッシアムは手を挙げて答えたよ。」　
　「全然授業もわからなかったけど、まあ思ったよりは楽しかったよ。」
と笑顔だったので、安心した。
社会や理科の授業は、なんとなくわかったところもあったようだ。


で、次はムスメ。息子を迎えにいったその足で、学校へ。
出てきたムスメ、笑顔だった。
　「ママー、弁当ねえ、みんなおかしいよ。ポテトチップにイチゴだけなんだよ。パン２枚だけの子もいたよ。」
　「お弁当にデザート入れて。みんな、デザートはポテトチップなんだよ。」　。。それ、おやつじゃん。
　「授業、何言ってるか解んないから、つまんなかったよ。でも女の子４人とお友達になったよ。」
　「先生、おもしろかったよ。」
よかった、子供たち、へこんでるかと思ったら、結構元気そうだ。ま、疲れてはいるけど。
「母ちゃん！みんな水とか水筒とか持ってきてたよ！のどカラカラだよーー。死にそう。」

かえってきてからダラダラすごし、宿題をやりはじめたのが夜。

ムスメの宿題は、２０分本を読むことと、自分の好みを説明するものを５アイテム以上持ってくること、らしい。
ミミの写真やぬいぐるみ、剣玉、ゆかた、折り紙で作ったコマを入れていた。英語で説明の仕方を練習して、おしまい。

息子の宿題がやっかいだった。
まず、理科のプリント。授業では、生物の観察をしたみたいだ。カニやアリ、ミミズ、葉っぱや魚の観察をして、足が何本あるだの、特徴を書けだの、類推しろだの、質問がいろいろあるけど、まず質問の文章が読めないので、辞書を一緒に引く練習をしながら、決まり文句（How/Why）の文法を教えて、日本語で答えて、英訳して。。それがまた英作文って難しいよねえ。。。
２時間位かかったかなあ。

それが終わってホッとしたら、「英語で先生に手紙を書きなさい」という宿題があることが判明。自分の考えやアイディアを入れてかけとのこと。。
息子は、日本語で「英語は日本ではほとんど習ってないから、読めない書けない話せないで、ホームワークも大変だから、早くなれて学校生活を楽しみたい。」というようなことを書いた。
それを私が英訳している間に、ソファーで事切れた。

まあ、よくがんばったよ。
初日でここまでできれば上出来じゃないかな。

明日提出のプリントもありそうだし、英語のお便りたくさんもらってきたし、これから読まなきゃ。。
子供もしんどいけど、親もちょっとしんどいなあ。

ま、この一年はサポートに徹するつもりできてるので、子供たちとのんびり歩んでいこうかな。