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Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

『エンジェル ウォーズ』

2012-07-23 22:32:11 | 映画(ふつう。)
『エンジェル ウォーズ』(Sucker Punch)
2011年 アメリカ 主演:エミリー・ブラウニング


母親が死に、継父との仲違いの末に精神病院に送られたベイビードールは、記憶を失くすロボトミー手術を受ける事になる…と目を覚ますと、そこはクラブと言う名の売春宿。5日後に富豪に売られる事になったベイビードールは、仲間達と脱出を決意し、5つのアイテムを手に入れようとするが…


5人の綺麗な女性達が、ガンガンアクションを見せて戦うこの映画、個人的にはとても期待していた。で、観た率直の感想としては、なるほど、予告編で想像するそのままの映画だな、と言う感じ。いや、それが悪いわけじゃなく、個人的にも楽しめたのだが、厳しく言えば『驚き』とか『感心』とかは無かった。


とは言え、本当にCGは凄くなったなぁ~と思わせるような迫力のアクションだし、そんなアクションを美女達が展開するのは、やっぱり良いなぁ…ゴスロリな衣装はどうかとは思うが。そのアクションは、5人の美女が、異なる舞台や環境で、戦っていくというもの。第二次世界大戦の設定もあるし、中世でドラゴンが出たりもするし…一貫性が無いのも、それはそれで『空想』の世界という設定があるので、悪くは無いと思う。

と、そんな事を聞くと、なんかゲームの世界ぽく感じるけど、確かにゲームを連想させるような映画。それも、とあるジャンルのゲームではなく、色々なゲームの組み合わせみたいな。あくまでもアクション部分の話だけど、メインストーリー自体に深みは無いので、そのゲーム性があるアクションを楽しめるかどうか、それが視聴者にとって重要かな。


個人的には楽しめた。でもゲームに似通う部分が大きいだけに、例えば女性向けではないし、シリアスな映画を求めている人には不向きな気がする。それでも興味があれば…



[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★★★☆☆☆

そんな凄いダンス、見たかったべ度:
★★★★★★★★★★

ん~おれはブロンディが好きかな度:
★★★★★★★★☆☆


Reo.

『処刑人II』

2012-06-17 23:58:51 | 映画(ふつう。)
『処刑人II』(The Boondock Saints II: All Saints Day)
2009年 アメリカ 主演:ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス


8年前に司法を無視して極悪人達を処刑し、ボストンの街を賑わせた『セインツ』と呼ばれた兄弟コナーとマーフィー。彼等の手法を真似た遺体が教会で再び発見され、ボストンの街は彼等がまた再来したと話題になる。その話を聞いた兄弟は、静かに暮らしていたアイルランドを離れ、再びボストンに降り立つ。彼等を呼び出した何者かの期待に応える為に…


前作の『処刑人』、結構楽しんで観たのだが…正直、ほとんど憶えてない。でも面白かった記憶があった為に、この続編も観たが…なるほど、面白い。しかし、ここまでコメディーちっくだったかなぁ…警察の手に負えないような極悪人を、個人的に暗殺する兄弟の話なのだが、暗殺が仕事と言うのにシリアスさは無く、笑いを絡めて実行していくのだが、こんなテキトーな仕事で良いのか?なぜ強いのか、なぜいつも無傷か全然納得いかないのだが、まぁコメディーならそれでもいいのだろう。


しかし、暗殺者の凄さ、ハードボイルドさを期待すると…裏切られる。アクションやミステリーを観ようと思ったら、拍子抜けさせられる。更に、勝手にメキシコ人やら何やら仲間が増えて、裏があるから全て都合の良いように事が運ぶ。そして結末も、あまりはっきりとしないのが悩ましい。そして、前作を憶えてないとフルで楽しめないのが悲しい。


まぁ続編もありそうだし、その続編も出たら観ちゃうんだろうな…っていくらい楽しめたので、悪い映画ではないのだが…設定を考えると、ちょっとおちゃらけ過ぎてる気がするな。悪人を司法で裁くのか、それとも真の正義を見せるのか…という大きなテーマがるのに。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★☆☆☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★☆☆☆☆☆☆☆

あんな細工しても、銃弾でバレるだろ度:
★★★★★★★★★★

ただ撃ってるだけ、アクションなし度:
★★★★★★★★★★


Reo.

『シェルター』

2012-06-07 22:49:34 | 映画(ふつう。)
『シェルター』(Shelter)
2010年 アメリカ 主演:ジュリアン・ムーア


多重人格と言う精神疾患は存在せず、ただメディアや興味本位な噂が広めたものと信じる精神分析医のカーラは、同じく精神科医の父親からとある青年のインタビューを依頼される。デヴィッドと名乗る気が弱そうな普通の青年のインタビューを終えたカーラは、しかしその直後にアダムと名乗る全く性格の違う青年に変わる姿を見る。再度インタビューを試みたカーラは、その性格に違いや身体的特徴の変化に戸惑いながらも、科学的・医学的な理由を分析しようとするが…果たしてデヴィッドとアダムの間に、二重人格は存在するのか?そして、彼の正体とは…?


何の予備知識も無く観たこの映画、最初の方は『多重人格』を扱う医療ミステリーなのかな…と思ったのだが、いやいや違う。この映画、ホラーだ。怪物やゾンビ的な存在は出てこないが、間違いなくホラーだ。そして、ゾンビ的なのが暴れるような単純な怖さではなく、むしろ精神面に訴える、未知の存在の謎を題材にしたホラーだけに、むしろアクションや残酷シーンなだけのホラーより怖い。


ただ…じゃあ面白いか、興味深いかと言うと…『多重人格』の在る無しを題材とした医療・心理ミステリーだったらノンフィクション的な怖さや現実感があって面白かったと思うのだが、完全にフィクションになってしまってるからなぁ…もう途中からはあまりにフィクション過ぎて、怖さが半減してしまった。時にミステリーは、実在するか否かが微妙なところに、恐怖を感じるからなぁ。『パラノーマル・アクティビティ』とか『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とか。


まぁでも、演じるのが難しい『多重人格』者を、ジョナサン・リース=マイヤーズはわりと巧く演じてるし、例えば娘とかのサポーティング・キャストの演技も素晴らしい。それだけに、途中まではドキドキしながら結末を待てる。そこそこ、良い映画だと思う。


でも、やっぱり精神面に訴えるホラーと考えると、例えば上にピックアップした二作とかの方が、どうしてもお薦めかな。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★☆☆☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★☆☆☆☆☆

電話で呼べば変身に!?度:
★★★★★★★★★★

ばあちゃん何歳だよ!?度:
★★★★★★★★★★


Reo.

『デュー・デート ‐出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断‐』

2012-06-06 22:30:57 | 映画(ふつう。)
『デュー・デート ‐出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断‐』(Due Date)
2010年 アメリカ 主演:ロバート・ダウニー・Jr、ザック・ガリフィアナキス


自身初の子供となる妻の出産を数日後に控え、アトランタからロサンジェルスへ向かう途中だったピーターは、飛行場で偶然会ったイーサンと言う男の起こす騒動に巻き込まれ、飛行機から降ろされるだけでなく他の飛行機にも搭乗拒否となってしまう。しかたなくレンタカーで移動しようとするピーターだが、不幸な事に荷物と財布は全て自身が降ろされた飛行機と一緒に空の上へ…途方に暮れるピーターだが、そこにレンタカーを借りていたイーサンと再び出会う。問題の元となったイーサンとの行動に乗り気にはなれないものの、妻の出産に間に合いたい一心のピーターは嫌々ながらも車に乗り込むが…アトランタからロサンジェルスへの車での長旅、ピーターとイーサンの二人に待つものとは…?


この映画、主な登場人物は二人と一匹だけの、非常にシンプルなロードムービーだが…かなり面白い!基本、車の道中を真面目なロバート・ダウニー・Jrが天然でアホなザック・ガリフィアナキスに振り回されると言うだけのストーリーなのだが、そのイーサン役のザック・ガリフィアナキスが面白すぎて堪らない。本当に頭が悪すぎて、しかしそれを見事な演技で素でアホだと感じられて、本当に笑わせてくれる。そして真面目ってか常にシリアスなロバート・ダウニー・Jrとの組み合わせが、これまた秀逸。ところどころ本気でキレるところが、これまたかなり面白い。


あえて気になる点を挙げるとすれば、映画の前半はアホなイーサンの言動に振り回される「あるある」的な展開で感情移入出来るのに、後半はもうありえない様な展開になってもう意味分からなくなるところか。つまり、そんな意味分からないほどはっちゃけた後半に、二人はお互いを分かりあい親交をより深めるのだから…いやいや、無いでしょ!となる。


まぁでも、それでも総合的に見たらかなり笑えるし、主役二人とも良い味だしてて素晴らしい演技を魅せてくれる。犬も、可愛い。日本語の字幕で観た際にどれだけ笑えるのかは未知数だが…お薦めではある。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

国境警備隊はナンバープレートで追ってこないのか!?度:
★★★★★★★★★★

サニーの可愛さ:
★★★★★★★★☆☆


Reo.

『マイティ・ソー』

2012-06-02 20:52:32 | 映画(ふつう。)
『マイティ・ソー』(Thor)
2011年 アメリカ 主演:クリス・ヘムズワース


アスガルドと言う星を治めるオーディンは、宿敵の「氷の巨人」との戦いを続け、地球でも侵略を狙った巨人達を撃退していた。そして、最終的にオーディンは「氷の巨人」を撃退、彼等の力の源をアスガルドに持ち帰り平穏が訪れていた。そして数年後…オーディンの二人の息子も成年に成長し、その一人ソーに王位を継承する時、巨人達が王都に侵入し彼等の力の源の奪還に乗り出した。その潜入の撃退に成功したオーディンだが、息子のソーは激怒、巨人の国へ弟や仲間達と共に乗り込む。結局は逆襲され、父オーディンの力によりアスガルドへ帰還する事が出来たソーだが、オーディンの怒りを買い王位継承権の剥奪、そしてアスガルドからの追放を命じられる。そして力を失い地球に降り立ったソー、最初に出会ったジェーンと共に何も分からずにアスガルドへ帰還する方法を考えるが…果たしてソーはアスガルドへと帰還することに出来るのが?そして、アスガルドに待つ未来は…?


マーベルが製作したこの映画、やはりマーベル・コミックが原作のヒーロー物のアクション物。ただ、この原作のコミックは観た事無かったが。そして、最近のヒーロー物の例に漏れず、ヒーローの活躍だけではなく、その葛藤や苦悩も描く。つまり、ドラマ性も存分にある。


そしてこの映画で独特なのは、前半は神話チックな世界観、そして半ばでは現代のアメリカ、そして後編はそのミックスと、なかなか独特な世界観だ。前半は本当にシリアスで、アクションも凄くて、神話物好きなおれはなかなか興奮した。主人公と、弟と、仲間4人の個性も、なかなか面白かった。そしてその後、現代のアメリカにソーが降り立った後、ここから数分は全然違う世界に住むソーの破天荒な行動を描くコメディちっくな展開が続く。まぁ一度で二度美味しいと言うか、同じ映画で全然違うテイストを味わえると言うか。やもするとメリハリが無くて混乱するだけな気がするが、そこはしっかりと良い流れで演出している。そこは、まぁ良いとこかな。


しかし…この映画の凄さは、出演者の驚くほどの豪華さだろう。主人公は知らなかったが、まさかナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスをヒーロー物の映画で観る事が出来るとは…更に、なぜかアカデミー賞受賞作『ハートロッカー』の主人公だった程の大物ジェレミー・レナーが、かなりのちょい役で出演しているとは…凄いな。そこはそれぞれさすがの演技を魅せるので、現実離れしたストーリーもしっかりと締めてくれる。素晴らしい。


全然原作を知らずに観たが、結構楽しめた。まぁ個人的にヒーロー物や神話物が好きなのもあると思うが、悪くは無い映画だとは思う。そこまで心に残るとか、感心するほどのストーリーでは無いが…普通に楽しくてオススメ。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★☆☆☆☆☆☆

『巨人』って呼ばれてもあまりデカくないんだな度:
★★★★★★★★★★

主人公は破格のデカさだな!度:
★★★★★★★★★☆


Reo.