『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
1988年 日本 主演:古谷徹
地球連邦軍のエゥーゴとティターンズ、そしてジオンの後継を語ったアクシズという三つ巴の戦争が終り、平穏が訪れた地球圏だと思われたが…先の戦争直後から行方不明だったシャア・アズナブルがネオ・ジオンを形成、アムロ・レイを中心とする地球連邦軍の必死の抵抗に関わらず地球に隕石を落とす事に成功する。しかしシャアの狙いはそれだけでは終わらず、更にもう一つの隕石と共に核を地球に落とし、『核の冬』を地球にもたらそうと画策する。ネオ・ジオンの行動に不審を持ったアムロ・レイ達は、シャア達ネオ・ジオンの狙いを打ち砕こうとするが…そんな地球を巡った戦いの最中、地球から宇宙へと非難したクェス・パラヤ、そしてハサウェイ・ノアと言った子供達も、戦争へと巻き込まれていく…
大体これまでの劇場版ガンダム映画というのは、テレビの何十話を纏めて、2時間くらいに無理矢理にまとめた感じで、あまりにもストーリー展開が早く、更にどんどん人物が登場しては死んでいって、物語から置いて行かれるのが常だったのだが…この『逆襲のシャア』は劇場版オリジナルと言う事で、そのストーリーに期待して、もう20年以上も前の作品なのに、ちょっと観てみた。しかし…まぁストーリーの流れが前作『Zガンダム』からの続くだと言う事もあって、ガンダムファンじゃなきゃ完全に置いて行かれるのは、良いとしよう。でもストーリー展開があまりにも他のガンダム映画と似通っていて、更に登場人物も魅力を感じず…残念だ。
まずストーリーだが、なんでガンダム物は全て、悪い側が地球に何かを落とす展開なのか…コロニーとか隕石とか、何にせよ地球に落ちてくるものを地球連邦軍が阻止する展開ばかり観てる気がする。更にこの映画では、そこから驚きの展開とか、驚愕のどんでん返しとか、皆無。感動も感嘆もない、かなりシンプルな展開だ。せっかくSFで何でもありなのに、もったいない。
更に残念なのが、登場人物たちの性格と言動。まぁアムロ・レイとかシャア・アズナブルは、それでも共感出来る部分はないが、まだ良い。クェス・パラヤとハサウェイ・ノアとギュネイ・ガス…いくら子供達とは言え、あまりにも性格が酷すぎる。みんなちょっと性格に難があるというか、病的というか。こんな面々じゃ共感持ちようがないし、例え死んだとしても「ふーん」としか感じない。この登場人物の魅力の欠如のおかげで、ストーリーが薄っぺらく、感動も何も無いストーリーになってしまっている。シンプルなストーリー展開はともかく、この登場人物の酷さは、かなり問題じゃないか…
もう20年以上前って事もあり、アニメとしても映像的に迫力や美しさがあるわけではないし、ストーリーも微妙とあっては…正直評価は低くならざるをえない。『ガンダム』系では『ポケットの中の戦争』とか本当に良い作品もあるんで、この映画の微妙さは『ガンダム』だからと言う言い訳は通じないだろう。正直、本当に残念だ。
[10段階評価]
お薦め度:
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
英語の勉強にお薦め度:
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
クェス・パラヤのめちゃくちゃさ:
★★★★★★★★★★
ばんばん人を殺すなガキ共!!:
★★★★★★★★★★★★
Reo.
1988年 日本 主演:古谷徹
地球連邦軍のエゥーゴとティターンズ、そしてジオンの後継を語ったアクシズという三つ巴の戦争が終り、平穏が訪れた地球圏だと思われたが…先の戦争直後から行方不明だったシャア・アズナブルがネオ・ジオンを形成、アムロ・レイを中心とする地球連邦軍の必死の抵抗に関わらず地球に隕石を落とす事に成功する。しかしシャアの狙いはそれだけでは終わらず、更にもう一つの隕石と共に核を地球に落とし、『核の冬』を地球にもたらそうと画策する。ネオ・ジオンの行動に不審を持ったアムロ・レイ達は、シャア達ネオ・ジオンの狙いを打ち砕こうとするが…そんな地球を巡った戦いの最中、地球から宇宙へと非難したクェス・パラヤ、そしてハサウェイ・ノアと言った子供達も、戦争へと巻き込まれていく…
大体これまでの劇場版ガンダム映画というのは、テレビの何十話を纏めて、2時間くらいに無理矢理にまとめた感じで、あまりにもストーリー展開が早く、更にどんどん人物が登場しては死んでいって、物語から置いて行かれるのが常だったのだが…この『逆襲のシャア』は劇場版オリジナルと言う事で、そのストーリーに期待して、もう20年以上も前の作品なのに、ちょっと観てみた。しかし…まぁストーリーの流れが前作『Zガンダム』からの続くだと言う事もあって、ガンダムファンじゃなきゃ完全に置いて行かれるのは、良いとしよう。でもストーリー展開があまりにも他のガンダム映画と似通っていて、更に登場人物も魅力を感じず…残念だ。
まずストーリーだが、なんでガンダム物は全て、悪い側が地球に何かを落とす展開なのか…コロニーとか隕石とか、何にせよ地球に落ちてくるものを地球連邦軍が阻止する展開ばかり観てる気がする。更にこの映画では、そこから驚きの展開とか、驚愕のどんでん返しとか、皆無。感動も感嘆もない、かなりシンプルな展開だ。せっかくSFで何でもありなのに、もったいない。
更に残念なのが、登場人物たちの性格と言動。まぁアムロ・レイとかシャア・アズナブルは、それでも共感出来る部分はないが、まだ良い。クェス・パラヤとハサウェイ・ノアとギュネイ・ガス…いくら子供達とは言え、あまりにも性格が酷すぎる。みんなちょっと性格に難があるというか、病的というか。こんな面々じゃ共感持ちようがないし、例え死んだとしても「ふーん」としか感じない。この登場人物の魅力の欠如のおかげで、ストーリーが薄っぺらく、感動も何も無いストーリーになってしまっている。シンプルなストーリー展開はともかく、この登場人物の酷さは、かなり問題じゃないか…
もう20年以上前って事もあり、アニメとしても映像的に迫力や美しさがあるわけではないし、ストーリーも微妙とあっては…正直評価は低くならざるをえない。『ガンダム』系では『ポケットの中の戦争』とか本当に良い作品もあるんで、この映画の微妙さは『ガンダム』だからと言う言い訳は通じないだろう。正直、本当に残念だ。
[10段階評価]
お薦め度:
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
英語の勉強にお薦め度:
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
クェス・パラヤのめちゃくちゃさ:
★★★★★★★★★★
ばんばん人を殺すなガキ共!!:
★★★★★★★★★★★★
Reo.