Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

『ホワイトハウス・ダウン』

2013-08-19 16:36:00 | 映画(オススメ!)
『ホワイトハウス・ダウン』
2013年 アメリカ 主演:チャニング・テイタム


下院議長の警護をしているバツイチのジョンは、別居しているホワイトハウス&大統領マニアの娘に良い所を見せようと、二人でホワイトハウス観光に訪れ、その合間に大統領警護の仕事であるシークレット・サービスの面接を受ける。面接は自身の経歴から巧くいかなかったが、興奮する娘の為に、ホワイトハウス見学ツアーに二人で参加する事にする。すると、テロリストによりホワイトハウス中央のホールが爆発、警護の面々もあっという間に制圧され、ツアーの面々も一室に集められてしまう。元軍人であるジョンはその経験を活かし、大統領の身、そしてトイレに行っていた為にはぐれた最愛の娘を救う為、一人戦いに乗り出すが・・・果たして大統領と娘エミリーは無事なのか?そして、ホワイトハウスを狙ったテロリストの、本当の狙いとは・・・?


アメリカ人にとってホワイトハウスとは、彼らの国を象徴するもの、とても大切なもの。そのホワイトハウスを大統領付きで襲われたとなれば・・・その衝撃度は、途轍もないものだ。まぁ過去の映画では宇宙人に破壊された事もあるが、これがテロリストの手に落ちたとなれば、衝撃度は計り知れない・・・そんな衝撃的な内容の映画、アメリカ留学していたおれが見逃せるはずがない。公開直後に、観に行ってきた。


ハリウッドのアクション映画、そして監督はパニック映画で有名なローランド・エメリッヒだけに、ストーリー自体はあってないようなもの。一応誰がテロの黒幕かと言うミステリー的要素と、衝撃の結末的なものも用意されてはいるが、ありきたりすぎて途中で分かってしまうような内容。ただ、そんな事は観る前から大体予想出来ていた。だから、そんな事はマイナス要素ではない(個人的に)。


この映画で何より面白いのは、世界一の国であるアメリカの中枢の機能の凄さと、それをボロボロに破壊してしまうアクション、そしてお父さんと大統領のコミカルさと現実離れした戦い・・・素晴らしい、これぞアメリカン・アクションムービーだろう。期待通りすぎて、130分楽しく観てしまった。もちろん、とんでも無い事をされているのにシリアスさは無い。そんなアメリカン・アクションに抵抗がなければ、期待通りに楽しく観れる映画だ。おれは大好きだ、こんなアクション。


ジェイミー・フォックスは大統領としてはちょっと若すぎてポップ過ぎると思うが、チャニング・テイタムはカッコいいな、さすがに。元軍人っていう設定も、説得力がある。新たなアクション・スターの誕生だな。メチャクチャ可愛い娘の演技も含め、さすがハリウッドの映画は演技が素晴らしい。そんな面でも、観て損はない映画だろう。


しかし、本当のホワイトハウスは、こんなテロに襲われても、全くビクともしないような警護体制なんだろうな・・・この映画では、あまりにも簡単に制圧されて、それが一番現実離れしてたな。数ヶ月前に日本公開していた『エンド・オブ・ホワイトハウス』も、ちょっと観てみたくなった。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★☆☆☆☆☆

ホワイトハウス陥落の早さ:
★★★★★★★★★☆

映画のテロリストはみんな核狙いなのね度:
★★★★★★★★★★★★


Reo.