goo blog サービス終了のお知らせ 

Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

アルゼンチン代表の惨状…

2011-07-11 17:32:11 | サッカー
自粛・節約と言われる世の中をあざ笑うかのように、関東では死ぬほど暑い日が続いている。例年は海の日くらいまで続く梅雨も、今年はかなり前倒しで終了だ。何より辛いのは、猛暑の中を歩いていて、やっとオフィスやデパートやスタバに辿り着いて涼めると思っても・・・中は節電中で暑い事・・・これは、外に出ずに扇風機の横でテレビを観てるしかない。


そんなこんなで、サッカー日本代表が参加するはずだった南米選手権(コパ・アメリカ)を観ていると、驚きの光景に遭遇した。自国開催で優勝候補筆頭のアルゼンチンが、酷い事になっていた・・・


世界No.1のメッシ(バルセロナ)は勿論の事、アグエロ(アトレチコ)にテベス(マンチェスターシティ)にイグアインと言った世界的な選手達を要するアルゼンチン、ライバルのブラジルが若返りの最中だけに、普通に自国優勝を果たすと思われていたが・・・ボリビア戦とコロンビア戦共に観たが、酷い事になっていた。ザック・ジャパンの緒戦で勝った時は本気出していないと思ったが、実はまぐれとかではなく、日本は普通に勝ったようだ・・・それくらい、今のアルゼンチンは酷い。


まず、フォーメーションはバルセロナを模して4-3-3、メッシをセンターに置くのも、バルサと同じ。両隣はラベッシ(ナポリ)とテベス、もしくはアグエロかディ・マリア(レアル・マドリッド)と、メンバー的に見たらバルサに負けずとも劣らない。


問題は中盤だ。守備専従のマスチェラーノのアンカーは、まぁバルサ所属の選手だしまぁ適任だろう。しかし、3トップの守備を懸念してか、2人のセンターハーフは攻撃センスより守備力に定評のあるカンビアッソとバネガ・・・つまり、トリプル・ボランチになってしまっている。たまにガゴとか出てくるが、基本的に守備的な散らし役というタイプは変わらない。攻撃を組み立てるシャビ&イニエスタを擁するバルサとは大違い。おかげで、メッシが組み立てに参加する必要性が出てしまっている。


ここ2試合もメッシは、中盤でボールを受けては、ドリブルを複数のディフェンダーに止められる、もしくは数少ないスルーパスを味方が外すシーンばかり。アルゼンチン代表バティスタ監督はメッシにやりやすいようにチームを作ろうとしているはずだが、メッシは中盤の選手が組み立て最後のフィニッシュに絡むというバルサのサッカーが出来ていない。


得点が必要な試合終盤にバティスタ監督はメッシを3トップのトップ下に置くが、これも間違いだろう。スペインで30得点以上獲ったメッシに求めるべきなのは、最後の締め。中盤でパサーに徹してしまえば、ドリブルも生きず怖さは半減してしまう。むしろ、中盤の構成力・創造性を上げ、メッシにはペナルティーエリア付近でゴールに集中してもらうべきだろう。


今のアルゼンチン代表にはそれが可能なのか・・・?トリプル・ボランチなんかやってちゃダメだ。ベンチには中盤を創れる若き才能、バルサも興味を示していると言われるパストーレ(パレルモ)がいるじゃないか。中盤の一角にパストーレを起用し、メッシはセンターフォワードのまま・・・これでアルゼンチンの攻撃は変わる。


まぁ、バルサでずっとサブのミリート弟が起用されているディフェンスは、GK含め不安も大きいが・・・アルゼンチンはまだまだまだ出来るはず、ブラジルも今回は弱いだけに、まだ優勝も可能だと個人的には思っている。


だが、もし第3戦ベネズエラ戦も引き分けたら・・・バティスタ監督は早くも解任だろうな・・・ベネズエラ戦は、明日朝9時45分からだ。



【続く】


Reo.

横浜F.マリノスの冬

2010-11-30 17:27:11 | サッカー
おれは、憤っている。


天皇杯も敗れ、来年のACL出場の可能性も無くなり、残留を決めた大宮との消化試合を残すのみとなった横浜F.マリノスが、計8選手の契約未更新を発表した。契約未更新・・・つまり、ゼロ円提示、戦力外通告だ。


その戦力外通告リストの中に、マリノス一筋の松田直樹と、今シーズンもエース番号を着けてレギュラーとして活躍していた山瀬功治が、含まれていた。正直、完全に出番を失っていた坂田や河合は危ないだろうなと感じていたが、ここ最近もスタメンで試合に出場していた松田と山瀬が、まさか戦力外とは思わなかった。


確かに、チーム第3位の推定5千万円を貰う山瀬と、推定4千万円の松田はチーム経営にとっては重荷だったかもしれない。それに、過去にも井原正巳や小村徳男などの生え抜きや、功労者の奥大介にチーム得点王だった大島秀夫に戦力外通告を叩き付けた事もある。今や大活躍のセレッソの乾や甲府のハーフナーを手放すと言う、スカウティング能力の欠如も認識している。しかし・・・


チーム補強ってのは、使える見込みの無い選手を切り、現有戦力をキープし、そして新戦力で上積みを期待するものだろう。『若手の出番の妨げになるから・・・』って言って今だ実力が上なのにベテランを切るってのは、戦力ダウンの何物でもないじゃないか。だいたい、自身の力でポジションをとれないようでは、大して期待出来る若手でもないだろう。いつまでこんな事を続けてるんだ、マリノスは・・・


まぁしかし、マリノス首脳陣の判断力はともかく、山瀬が自身のブログで書いていた通り、戦力外通告を受けるのはそれぞれの力不足ってのも、やはり否定出来ないところだろう。おれもサラリーマンながら戦力外通告(リストラ)を2回受けたが、やはりそれは『会社が厳しい状況でもいて欲しい』と思われるような実力を発揮出来なかったから。反省こそするべきで、会社を恨むなんて逆恨みとも言えるかもしれない。


ましてや松田も山瀬も、高額年俸を貰うプロのサッカー選手。例え所属チームの首脳陣がどれだけアホでも、放出したくないと思わせるほどの成績と実力を示し続けるのは、やはり必要な部分なのだろう。厳しいが・・・こうなれば、彼らが次のチームで「絶対放出できない」と思われるような、横浜F.マリノスのアホな首脳陣を見返すような活躍を、来年以降期待したい。


そしておれも、今の会社にとって不可欠な存在になれるよう、日々努力を続けないと、いかんのぅ。



【続く】


Reo.

次期日本代表監督

2010-08-30 15:09:22 | サッカー
今、日本代表が、混乱している。大方の期待以上の成績で盛り上がったワールドカップ後の最初の試合で、注目されていた日本代表監督がまだ不在と言う事実。まぁ確かに慌てて決めて名も実も無い監督を連れてくるよりは、じっくりと信頼するに足る名将を探すべきではある。ただ、じっくり時間かけている日本サッカー協会が、本当に名将を連れてこようとしているのかが重要で・・・


じゃあどんな監督を期待するかだが・・・まず、日本代表と、日本国内のワールドカップ後の盛り上がりについて、おれは違和感を感じた。日本代表のワールドカップでの戦いを終えた時、おれはちょうど海外出張中だったのだが、日本では日本代表の帰国で盛り上がり、帰国会見では和気藹々としていたという・・・おいちょっと待て、日本代表の目標はベスト4だったんじゃないのか?それが、目標より2試合も勝ちが少ないベスト16で満足とは・・・大会前の本気度に、疑問符がつく。


それに、負けた試合は、パラグアイ相手のPK負け。決勝トーナメント一回戦でパラグアイと対戦する、つまりシード国以外と対戦するなど、何十年に一回のチャンス。このベスト8へ駒を進める千載一遇のチャンスで、それもPKで負けるという紙一重の結果・・・感じるべきは満足感ではなく、悔しさだろう。こんなんで満足しているような国民のプレッシャーじゃあ、代表は強くならないぞ。


と言う事で、おれが日本代表監督に求めるのは、厳しさ。国民からのプレッシャーが緩いなら、監督に選手達にハッパをかけてもらおう。なので、おれは常々前ブラジル代表ドゥンガ監督就任を期待していたのだが・・・あの怖さ、厳しさ、そして闘志。結果は残せなかったが、元ブラジル代表監督という箔もついている。しかし・・・残念ながら、ドゥンガは候補にも入っていないようだ。


あとおれが代表監督に期待したいのは、個人の能力が世界レベルではない、つまり世界的に劣っている面々を纏め上げ、どうにか強豪とまともに戦えるチームを作ること。錚々たる面々を率いて見事な実績をあげてきたと言っても、世界的に見た日本代表の立ち位置を考えると、全く理に適わない。弱小チームで好成績をあげた・・・そんな監督が必要だ。


各メディアでこれまで多くの名が、次期日本代表監督として挙げられている。誰が信憑性があり、誰が完全なデタラメかは分かる術も無いが・・・ともかくも、これまで挙げられている面々の評価を、個人的にしてみよう。その中で、おれが推す監督は・・・前マジョルカ(スペイン)監督の、グレゴリオ・マンサーノだ。


【ペジェグリーニ(前レアル・マドリッド監督)】
実績は、申し分ない。レアル・マドリッドという個に特化したチームを率いたが、彼の一番の成功チームはビジャレアル。ビジャレアルでペジェグリーニは、リケルメを王様としたチームでチャンピオンズ・リーグ準決勝まで勝ち上がったと思えば、数年後にはリケルメを外したチームでリーグ2位になりチャンピオンズ・リーグでベスト8に入るなど、ファンタジスタの有無に適応出来る程の戦術的な幅を持っている。また、当時のビジャレアルは金満クラブとは違い小粒な面々で構成され、そんな彼らを成長させた手腕をペジェグリーニは持っていた。

なかなかの名将だと思うし、代表監督になってくれたら面白いとは思うが・・・残念ながら、可能性はなくなったようだ。ちなみに、名の挙がった候補の中で、一番のビッグネームだろう。


【エルネスト・バルベルデ(現オリンピアコス監督)】
上記ペジェグリーニからビジャレアルを引き継いだ、比較的若い監督。50歳にもなっていない若さで代表監督はどうかと思うが、実績的にも微妙だと思う。ビジャレアルでは前年度のメンバーを残しているのに失敗したし、エスパニョール監督時代にUEFAカップで準優勝したとは言え、この大会ではビッグチームの本気度が微妙で、常々伏兵が優勝している。つまり、あまり真の実力が反映されない大会で・・・正直、バルベルデ就任は、手放しで喜べる話ではない。とは言え、こちらもオリンピアコス監督就任で、可能性はなくなった。


【ビクトル・フェルナンデス(前ベティス監督)】
攻撃的なサッカーを標榜し、なかなか面白い監督ではあると思う。サイド攻撃を中心としたセルタのサッカーは、本当に素晴らしかった。とは言え、それはもう10年も前の話。その後、トヨタカップを獲ったとは言え、ヨーロッパのチームならほぼ当然と言える事。ポルトガルでの失敗含め、泣かず飛ばずでここまで来ている。去年はスペイン2部で戦っているように、これからの就職活動はかなり厳しいと思われる。落ち目の監督だとは思う。

ただ、成功に繋がるか否かは微妙なところだが、その攻撃的サッカーは興味深い。日本がワールドカップで展開したサッカーから大きな方向転換となるが、まぁ任せて良いのかもしれない。


【ホセ・ペケルマン(現UANLティグレス-メキシコ-監督)】
アルゼンチンのユース代表でアイマール、サビオラ、マスチェラーノ、テベスといった錚々たるメンバーを成長させ、ワールドユースに3度優勝。自身が育てた面々を率いて2006年ドイツワールドカップでアルゼンチン代表として戦うも、メッシを何故か最後まで温存し、ベスト8で敗退。その後、メキシコのクラブで監督を続けるも、ユース以外の実績は乏しい(と言うかアルゼンチン代表のみ)監督。と言う事で、勝負強さを試されてないし、力の劣るチームを率いた経験も無いので、真の実力は未知数。じゃあ育成に期待とは言っても、アルゼンチンの天才達と、日本人の面々を比べてもねぇ・・・それに、ユース監督に就任するわけじゃないんだし。

一部メディアからは最有力と言われるペケルマン、個人的には危険な香りがするが・・・穏やかで厳しさは感じないし、弱いチームで結果を残す術もなさそう。ってか、メンバー揃っていたアルゼンチン代表で、ベスト8で敗退ってのは・・・マラドーナと変わらん結果って・・・おれは、やめたほうが良いと思うが・・・どうなるんだろう。


【アルベルト・ザッケローニ(前ユベントス監督)】
突然メディアで取り上げられ、一気に最有力候補になったイタリアの老将。地方クラブのウディネーゼで衝撃的な成績を上げ、ACミランの監督に就任しスクデット獲得まで果たした名将。だが、これまた10年前の出来事・・・旬は確実に過ぎた監督で、去年はユベントスの暫定監督として登場、久々に表したその姿は完全におじいちゃん。ユーベも低迷し、やっぱり終わった監督感を存分に醸し出してたが・・・本当に日本代表監督にしちゃうのか・・・?衝撃的だ。

話では、攻撃的なサッカーを展開する人物を次期監督に推しているそうだが、ザッケローニは確かにイタリア国内では3トップを用いて攻撃的だったが、それは執拗にサイドで攻撃を展開するサッカーで、スペイン代表のようなパスで試合を支配する戦術ではなかった。目標としていたのはスペインサッカーだと思っていたので、このイタリア人監督の就任の話は、寝耳に水で、本当にビックリだが・・・確かに実績は申し分ないが、本当に良いのか?おれは、良くないと思う。


【ハビエル・アギーレ(前メキシコ代表監督)】
先のワールドカップでメキシコ代表を率い、見事フランスを出し抜いて決勝トーナメント進出。一回戦では衝撃的な誤審もありアルゼンチンに粉砕されたが、期待通りの結果と言う事で名を落としたわけではなかったが、大会後に辞任した。代表の前はスペインのオサスナとアトレチコ・マドリッドで指揮を執り、海外経験もある。更に、小クラブのオサスナで好成績を残すなど、メンバーが揃わない中でも結果を残す手腕を持つ。

なによりおれが気に入っているのは、めっちゃ怖いと評判な事。ちょっとドゥンガちっくな怖さだという。更に、日本人はわりとメキシコ人の特徴に似ている。海外経験もある。なかなか良いチョイスじゃないかと思う。是非、日本代表を任せたいが・・・どうだろう。


【グレゴリオ・マンサーノ(前マジョルカ監督)】
高校のサッカーチームの監督からキャリアを始め、スペインのトップリーグまで上り詰めた成り上がりの名将。去年は、毎年のように主力を放出するマジョルカを率い、なんとリーグ5位でシーズンを終えた。過去に10チーム以上を率いた苦労人だが、それでもスペイン代表監督の候補に名が挙げられた事もある。確かにスペイン以外の経歴も無く、代表監督の経験も無いが・・・弱者を勝たすサッカーを考えると、マンサーノはかなりお勧めだ。

マンサーノの素晴らしさは、戦術とメンタルのコントロールが両方とも素晴らしいところ。言ってみれば、鹿島アントラーズのオズワルド・オリヴェイラ監督みたいな感じ(オリヴェイラは更に体調管理も得意だが・・・)。マンサーノが選手達に贈った言葉「勝利を求めているからこそビビるのだ。恐怖心を恐れるな、それすらも力の源だ」、これだけ聞いても、マンサーノの手腕が窺い知れる。



他の候補として、オランダのクーマンやファン・バステンが挙がっていたが・・・信憑性も微妙だし、もう良いだろう。


おれの希望トップ3は、彼らだ。
1.マンサーノ
2.アギーレ
3.ペジェグリーニ


ただ・・・もうザッケローニで決まりらしい・・・大丈夫か・・・3バックとかにしないよな・・・


【続く】


Reo.

ワールドカップ日本代表決定

2010-05-12 17:36:48 | サッカー
[最終選考23人]
GK
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎F)

DF
中沢佑二(横浜)
田中マルクス闘莉王(名古屋)
駒野友一(磐田)
岩政大樹(鹿島)
今野泰幸(FC東京)
長友佑都(FC東京)
内田篤人(鹿島)

MF
中村俊輔(横浜)
稲本潤一(川崎F)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎F)
松井大輔(グルノーブル)
阿部勇樹(浦和)
長谷部誠(ボルフスブルク)
本田圭佑(CSKAモスクワ)

FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(神戸)
矢野貴章(新潟)
岡崎慎司(清水)
森本貴幸(カターニア)


[予備登録7人]
DF
徳永悠平(FC東京)
槙野智章(サンフレッチェ広島)

MF
小笠原満男(鹿島アントラーズ)
石川直宏(FC東京)
香川真司(セレッソ大阪)

FW
前田遼一(ジュビロ磐田)
田中達也(浦和レッズ)


ワールドカップに向けて、FIFAは各国に12日までにまずは代表候補30人の選出・発表を義務付けていた。そして、その後最終的には23人にまで絞るという流れなのだが…我らが日本代表率いる岡田監督は、落選する7人への気持ちを配慮したのか、それとももう競争は必要ないと踏んだのか、10日に早くも23人にまで絞ってワールドカップに挑む日本代表メンバーを発表した。そして注目されたメンバーだが、その中に驚きはなかった…


発表された23人、全員が岡田ジャパンの主力として戦ってきたメンバー。確かに矢野はそれほど代表試合に出ていなかったが、それでもこれまでの代表選出歴を考えると、他のFW候補と比べるとやはり驚きは無い。そして川口、今季は怪我で試合に出ていないのに選出と言うことで一部驚きがあったようだが、所詮は第3キーパー、一試合も出る事は無く、要はピッチ上の駒としては計算していない枠。前回大会優勝国のイタリアが第3キーパーで36歳のペルッツィを選考した成功例もあるし、そんなにビックリする事でもないだろう。


それよりサプライズ選出が無くて残念なのは、岡田監督がJリーグでの好調さより、自身のチームの経験を重視した事。ここ最近は頻繁にリーグ戦を視察しているので、てっきり何人かは好調な選手を選出してチームの底上げとマンネリ感の払拭を狙うと思ったが…リーグで得点ランキング上位の前田(磐田)に香川(C大阪)、怪我上がりながら好調さが伺える石川(FC東京)や田中達也(浦和)、そして日本が誇る才能の小笠原(鹿島)や小野伸二(清水)…彼等のうちの数人は、代表メンバーに入ると思ったが…


それでもやっぱりリーグで特に結果を出していない大久保や玉田、そして矢野に執着するあたりが、岡田監督の限界なのかな…一時期の好調さより経験を重視する気持ちも分かるが、そんなマンネリ化した代表チームは今年に入って全然ダメじゃないか。そこに何も加えずにワールドカップに挑むと言うのは…


ちなみに、上に書いたリーグ好調組はほとんどが予備登録メンバーに入ったけど…予備登録メンバーは最終メンバー23人の誰かが怪我でもしないかぎり入れ替える事は出来ない(仮病も無くは無いけど)。残念だ…


Reo.

3/3 フランス代表vsスペイン代表

2010-03-05 16:02:06 | サッカー
【フランス代表 0-2 スペイン代表】


サッカー日本代表がバーレーン代表に勝った日の夜更け、遠くパリではヨーロッパの強豪国が、ワールドカップ本大会への準備の為、意義の深い親善試合を戦っていた。WOWOWでハイビジョン放送されたその試合を観て、スペインに完敗したフランス代表が、われらが日本代表に重なって見えてしまった…日本が目指しているのは、同じく中盤にタレントを揃えたスペイン代表の方であったはずなのに…


フランスが日本に似ているとは言っても、さすがに選手個々のレベルは大違い。アフリカ系の選手はピークを過ぎたアンリ以外はみんな早くて力強いし、ジダン無きチームの中心であるグルキュフの視野やプレーレベルは、やはり日本のエース中村俊輔と比較にならないぐらい高い。しかし、そんな世界レベルの選手達を擁しててもスペインに全く歯が立たなかったのは、やはり戦術のレベル、つまり監督の無能さ故か。アジアでは突出したレベルの選手を揃えながら、それでもアジア各国に苦戦する日本も、同じ問題を抱えている気がする。


試合前の下馬評は、やはりスペイン有利。そんな余裕もあったからか、スペインはシャビにフェルナンド・トーレス、そしてカプデビラといったレギュラーをベンチに座らせ、控え組みを試すような先発組で試合を始める。とは言え、代わりに先発したのがアーセナルのセスク、バルセロナのブスケツ、レアル・マドリッドのアルベロアなのだから、スペインの選手層の厚さには恐れ入る。


一方のフランスは、負けたら監督解任もありえそうな不人気さのドメネク監督だけに、用意出来るベストメンバーで親善試合に挑む。テストという意味合いは、かなり薄かった。この辺も、消化試合のバーレーン戦で勝負にこだわった日本代表岡田監督と似ている。そんな勝負へのこだわりは、選手交代にも現れる。後半開始から選手を入れ替え、最終的には6人の選手交代を行ったスペインのデル・ボスケ監督に対し、ドメネク監督は試合終盤に3人代えるに留まった。


そこまで本気で勝負にいっても、フランスはスペインに歯が立たなかった。試合を支配されながらも最後はフィジカルの強さで必死に防いだが、中盤をコントロールされる状態が続き綻びも何回か見せれば、それは負けて当たり前だろう。中盤でパスを回そうにもプレスを避けられずに最終ラインでのパス回しに終始…日本代表と同じような展開で、日本代表と同じようにドメネク監督は試合中に修正を施すような事は出来ず、ホームで完敗した。


岡田監督で戦う事が間違いない日本代表、ワールドカップでの活躍は期待出来ないだろう。同じように、ドメネク監督で行くしかないフランス代表も、かなりグループ分けには恵まれたとは言え、好成績は期待出来ないだろう。しかし、フランスには将来に向けて良いサインがある。ワールドカップ後のドメネク監督の後任候補に、なんと5人の監督の名が挙がっているという。ボルドーのブラン、マルセイユのデシャンを始め、ボゴシアン、ジャン・ティガナ、ルイ・フェルナンデス…人選の評価はともかく、本気度は伺える。


一方の日本代表、岡田監督に敬意を払っているからかなのか、後任人事の話は全く無し…そんなこんなのうちに、ロシア代表監督を退任したヒディングがワールドカップ後にトルコ代表監督に就任(ワールドカップまではコートジボアール代表監督就任が濃厚)するというニュースが…日本サッカー協会の人脈の無さは分かるが、もうちょっと希望を持たせてもらいたい、そして岡田監督の尻に火をつけるぐらいの事はしても良いと思うが…


個人的な希望は、ブラジル代表のドゥンガ監督を、どうにか…(ブラジルがワールドカップ優勝したら続投だろうが)


Reo.