goo blog サービス終了のお知らせ 

Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

タイの衝撃ショー、を読み物風に

2012-01-06 14:17:36 | その他
『ショー』
① 舞台芸能などの見世物。特に、音楽・舞踊を中心とした、視覚的要素の強い芸能。「ミュージカル―」「トーク―」
② 展示会。「ファッション―」
③ 興行。「チャリティー―」「ロード―」
④ 大人の好みはもっぱら「ストリップ―」


「・・・あぁ、気持ち悪い・・・」


ここはインド洋の海を走る船上。おれは冬休みを利用して家族で来ていたタイはプーケットで、一人ダイビングのツアーに参加していた。プーケットの港から船で約1時間半、ダイビングスポットへと向かう船上で、おれは船酔いと戦っていた。


三半規管が繊細な(?)おれは、飛行機や船酔いに弱い。幼い時にパイロットや海賊になりたかったのに夢を叶えなかったのも、ここに理由がある。仕事で飛行機や船に乗る度に、毎日のように酔い止めを飲んでいたら、金が幾らあっても足りないし、胃が荒れてしまう・・・そんな酔いやすいおれに一番の特効薬なのは、やはり楽しい会話だ。気を紛らわせられれば、乗り物酔いもどこかへ行ってしまう。おれは、ダイビングツアーに参加している他の面々と少し話すことにした。


他の参加者は3人。たまたま全員男性だ。ダイビングツアー自体が日本人向けと言うこともあり、当然全員日本人だ。そして、ダイビングのインストラクターも、男性・・・30代前後の男5人が集まれば、話題は自ずと決まってくる。


「そういえば、もうバングラには飲みには行きました?」
「・・・はぁ、まぁ・・・」


プーケットには、バングラ通りという有名な夜遊びスポットがある。欧米人や日本人の観光客で大いに賑わい、ナイトクラブやバーなどが乱立している。しかし、酒を嗜まない事もあり、女遊びはともかく夜遊びにはあまり前向きではないおれは、バングラはちょっと歩くぐらいで遊ぶのは回避していた。


「いやぁもう行ったんだけど、ピンポンショーが凄くて!」
「・・・!?」


おれは、ついコーラを噴出してしまった。朝早くから唐突に聞く『ピンポンショー』という単語。それもその内容は、おれの想像通り、女性が披露するあれだ。日本でも昔は場末のストリップショーで披露されていたと思うが、あの、その、女性が大事なあそこでその、えっと・・・


一瞬で想像力を働かせたおれは、夜のバングラ通りへ乗り込む事を即決した。そのショー・・・いや奇術、是非観てみたい。


聞いた話によると、バングラ通りでは何件かでピンポンショーをやっていて、歩いているとショーの内容を書いたプログラムを持ったあんちゃんが誘ってくると言う。おれはピンポンで頭が一杯のままその日のダイビングを終え、ホテルに帰宅早々に夜遊び大好きな実兄にその話をした。


「あぁバンコクで行ったことあるよ。ワンドリンク制で、観光客プライスでぼったくられるんだよ。そんなの嫌だから、おれは行かないよ。」


もうタイに住んでいてナイトライフにも詳しい実兄はそんな事を教えてくれた。こんな観光リゾート地で、観光客プライスも何もないと思うが・・・まぁドリンクが相場より多少高くても、ショーの代金と思えば問題ない。実兄はバングラを歩いていても誘われた事が無いのと、そんなショーにはちょっと早い時間かと心配もしたが、おれはなけなしのタイ・バーツを手に、賑々しいバングラ通りへと歩を進めた。


「・・・兄貴は誘われた事無いと言っていたが・・・」
「ピンポンショー??」
「ピンポンショー!?」
「ピンポンショーー!!」
「・・・」


バングラ通りへと足を踏み入れた瞬間、おれはプログラムを持ったあんちゃん達に囲まれた。これで誘われたこと無いとは・・・どんだけ現地人化しているんだ、兄貴は・・・と思いながら、おれは適当にあんちゃんを一人選んで、話を聞いた。


「幾らなんねん?」
「ワンドリンクで、ショーはタダ」
「ソフトドリンクもあんねんか??」
「あるよ」


交渉成立。おれはあんちゃんに連れられて、どデカいバーの一番奥へと向かった。物々しい扉で閉じられた怪しい部屋、そこに入ると、既にステージ上では裸のタイ人女性が一般参加者の白人数人を交えてショーを展開していた。周りの席にはカップルや友人グループの姿が。もっぱら白人。こんなところに一人で来る恥ずかしさを感じながら、社会勉強の為と自分を納得させて奥の席に着く。ウエイトレスのおばちゃんがメニューを持ってくる。ビールもカクテルもソフトドリンクも、全て1200バーツ。日本円にして3600円・・・コーラ20バーツ、ビールでも60バーツの国だぞ。高すぎるだろ。まぁしかししょうがない、もとよりプーケットのピンポンショーの相場など知らないで来た。これでハシゴしてどこも同じような値段なら、面倒なだけだ。おれはソーダウォーターを頼んで、腰を落ち着けた。


お待ちかねのショーの内容は・・・まぁここまで読んでもらったのに、詳細に描写出来ないのが申し訳ない。とりあえず、お色気のショーと、ピンポンショー含む奇術が交互に展開される。お色気ショーの女性達は、流石に可愛くてスレンダーでスタイル抜群。一方のピンポンショーの女性は・・・まぁ数々の修練と経験を積まなければ出来ないような驚愕のショーだ、年齢が少し高めなのはしょうがないだろう。一応音楽に合わせて踊りながら入ってくるが、やっつけ感のあるテキトーな踊りなのは、ご愛嬌だろう。まぁ、綺麗な若い女性があんな奇術を展開していたら、それはそれでひいてしまうが。


ピンポンショー含む奇術の内容は、まぁ色々。手ぶらのおばちゃんがどこからかピンポン玉を出すと、これまたすっぽりとあんな所に収め、ビール瓶の上にピンポイントで産み落としたり・・・吹き矢で風船を割ったり、水を含んで一滴漏らさずビンに戻したり、タバコを吸ったり、剃刀や針を出したり・・・マジックだ。いわゆる、手だけで出したり隠したりするコインマジックの延長のようなものだろう(?)


小一時間ウォーターで粘ると、おれは席を立った。プログラムにあった『カエルショー』を観れなかったのは残念だったが・・・いや、良い社会勉強だった。


その後、他のピンポンショーをハシゴしたのは、言うまでも無い。


【続く】


Reo.

ダイビング器材、を読み物風に

2011-12-02 17:32:13 | その他
『オーバーホール』
① [名](スル)機械などを分解して点検や修理を行うこと。「車のエンジンを―する」
② 高額な商品ほど必要で、定期的に高額な費用を請求される恐るべきもの。例:時計、ダイビング器材


「購入されてからもう1年、定期オーバーホールの時期ですよ」


映画『海猿』の影響と言う短絡的な理由で、多少スキューバ・ダイビングを嗜むおれ。都内のダイビングショップからでもプール1回、海2回の講習でとれるからと、一番家から近いショップでライセンスを取得していた。


ダイビングの器材は、当初は毎回レンタルで、軽器材以外はいらないと思っていたが・・・ショップからの執拗な営業から、レギュレータとBCD(浮力コントロールのベストみたいなの)をセットで購入していた。限定『海猿』仕様、と言う事で・・・


毎回レンタルするよりお得、それも自分のだから慣れるのも早い・・・などとは言われ、ショップのメンバーはみんな買っていた。ついでに、冬ダイビング用のドライスーツもみんな買っていた。いいや、こんなクソ寒い冬に、海なんかには行きたくないぜ!と、おれはどうにか断れたが。


そんなレギュレータとBCD、1年に一回オーバーホールが必要らしい。まぁ命にも関わる事だし、断れない。まだ10本弱しか使ってないが・・・やむをえまい。おれはしぶしぶと、器材をショップに預けた。


「器材がオーバーホールから戻りました!パーツの交換・修理含め、合計2万4570円です!」
「・・・!!!」


おれは、コーヒーを噴き出しそうになった。これが必要な修理代だったら、まぁ良いだろう。しかし、数十万払ってかったマイ器材に対し、毎年2万5千円とか更に払うのか・・・!?海外や沖縄だったらフル器材レンタルなんて数千円だぞ。自分の器材買ったからといって、全然お得じゃないじゃないか。大体、こんな話聞いてないぞ。これなら、いくら『海猿』仕様とは言え、間違いなく器材購入しなかっただろう。


ショップには、当たり前のようにドライスーツと器材を購入した面々が来ている。どんだけ金持ちなんだ、連中は。しかし、メンバーの多くが、おれより若い女性達だが・・・資金難になるのが目に見えている。可哀想だ。


スキューバ・ダイビング、恐ろしいほど金がかかるな。器材を購入させる都内や首都圏のショップ、『悪徳』とは言わない。しかし・・・もしもう一度チャンスがあるなら、おれは間違いなくリゾートでライセンスを取得する。間違いなく、器材の購入は勧めてこない。


そして、もしダイビング始めたい人に相談されたら、おれは間違いなくリゾートでのライセンス取得を勧める。


「来年の年会費はどうする?」
「・・・また今度、お金持ってきます」


音信不通なおれになるのは、言うまでも無い。しかしこの器材、どうすっぺ・・・


【続く】


Reo.

マリノスのゴミ拾い

2011-10-25 16:16:45 | その他
『ゴミ拾い』
① 街中でゴミを拾うこと
② 街中でゴミを拾うひと
③ やるやらないより、ゴミをポイ捨てしている人がいる時点で悲しいと思わせること


「・・・はぁ・・・疲れた・・・」


最近、なぜかつとに忙しい。以前より俄然多い仕事量を、俄然少ない人数でこなしているので、割り振られる仕事が多いのだ。つまり、人的コストを賄えないほど、会社が苦しいと言う事だ・・・会社が残るか無くなるかと言う瀬戸際、文句は言えまい。


「・・・休憩するか・・・」


おれは束の間の癒しを得ようと、オフィスのあるビル最上階から1Fにあるコンビニに行く為に、エレベータに乗った。コンビニで何を買うか・・・肉まんか・・・スニッカーズか・・・その時、1Fに降り立ったガラス張りのエレベータの中から、おれは驚きの光景を見た。


「・・・あ、あれは・・・小野裕二!」


外では小野裕二を含む横浜F.マリノスの若手が、なぜかトングとビニール袋を手にゴミ拾いをしていた。周りには、ビブスを着けたスタッフのような連中が取り巻き、ローカルなメディアらしい面々もいて、ちょっとした人ごみが出来ていた。


「・・・こ、これは・・・小野裕二と写真が撮れる!!」


おれはすぐに乗っていたエレベータの最上階のボタンを押すと、そのままオフィスへと駆け戻った。自分のデスクで携帯電話を手に取り、同僚に声をかける。


「・・・マリノスの選手が、下でゴミ拾いしてるぞ!」
「なにっ!!」


おれと同僚は、すぐにエレベータへと駆け込んだ。これで写真を撮ってくれる人を確保したが・・・二人はちょっとしたパニック状態だ。


「・・・あっ!もういない・・・!!」


1Fに着くと、マリノスの選手達と取り巻きはもう移動した後で、だれもいなかった。おれ達はすぐに外に出て、後を追いかける。角を曲がった通りに、彼等の姿を見つけた。


「・・・い、いた・・・あ、あの、写真を・・・」
「今、ゴミ拾いしてるんで。」
「・・・え・・・」


さぁ声をかけようとしたその時、スタッフの一人と思われる人が、おれを止めた。いや、ゴミ拾いをしているのはわかるが、別に人だかりも出来てないし、ギャラリーよりスタッフの方が多いくらいだし、むしろ平日の昼間のオフィス街でマリノスの若手選手を認識出来てるのは、マリノスを愛するおれぐらいだろう・・・


そんな想いむなしく、彼等はどんどんと遠ざかって行った。携帯電話のカメラを起動したまま、一人立ちすくむおれを残して・・・あ、同僚も隣にいたが。


「・・・何が地域密着型だ、大して忙しそうでもないのに、写真一枚撮ってくれないなんて・・・ツイッターでつぶやいてやる、一気に評判ガタ落ちだ」
「ツイッターやってないだろ」
「・・・ブログに書いてやる」
「一日のアクセス数二人ぐらいだろ」
「・・・」


まぁ良い、とりあえずそれでも書いてやる。


【続く】


Reo.

脅威の食欲・・・、を読み物風に

2011-09-05 17:08:26 | その他
『食欲』
① 仏語。食物に対する欲望。
② 性欲、睡眠欲と並ぶ三大欲の一つで、個人的には基本無抵抗。


「・・・また、出張か・・・」


スケジュール管理の甘さからか、外資系の会社の出張は、大概急に決まる。出発日から1週間をきった時点での打診を受け、おれは戸惑いを見せた。


場所は、アメリカ。嫌いでは無い。いや、思春期を過ごした国なので、むしろ大好きだ。ただしかし・・・30代に入り新陳代謝の低下からか最近体脂肪率が気になりだしたおれにとって、大味で豪快で基本高カロリーなアメリカでの食事は、少し抵抗があった。目標に向けて毎日エアロバイクでせっせと頑張っていたのに・・・


「・・・まぁ良い、『サブウェイ』で食べれば、大丈夫だろう・・・」


日本でも健康面を謳って好評を得ているサンドウィッチ、それがおれのアメリカ生活での生命線だった。





「・・・なっ、何も無い・・・」


おれはホテルに着いて、周りを見回す。近くには、『マクドナルド』、同じくハンバーガー系ファーストフードの『Jack In The Box』、そしてファミレス的な『Sizzler』(日本にもある事を最近知った)、そして高速道路・・・サンフランシスコから車で1時間、サンタクララと言うシリコンバレーの一角だが、車が無くては何も出来ない場所がおれの宿泊地。しかし、出発まで間が無く、国際免許の取得に行けなかったおれは、レンタカーが無い・・・


「・・・一週間半ファーストフード確定だ・・・」


毎日ファーストフードのおれだったが、体重に気を使うおれは毎回必ずSサイズのセットを頼んだ。当然、サイドオーダーも無しだ。しかし・・・アメリカのSサイズ、何故か日本のLサイズと同じくらいの大きさだ。コーラも、ポテトも・・・分かってはいたが、それでも日本に慣れると・・・ポテトだけで腹いっぱいだ。おれの予想では、ビッグマックのSサイズセット、計1000キロカロリーだ。





「・・・今日こそは、『サブウェイ』だ・・・」


数日後、おれは仕事で向かったサンフランシスコで、待ちに待った『サブウェイ』に入った。ここのサンドウィッチなら、揚げてもないし、カロリーも低いはず。しかし・・・


「(英語)バッファローチキンサンドを、ウィートのブレッドで頼む。」
「(英語)大きさは?1フット(約30センチ、ブレッドを半分に切らないそのままのサイズ)??」
「(英語)いやいや、6インチ(日本の標準サイズ、半分に切った大きさ)だ」
「(英語)1フットでも5ドル、6インチだと4ドルで変わらないから、1フットにしとけ」
「(英語)・・・わ、分かった・・・」


『サブウェイ』に来ても、標準サイズは日本の倍の大きさ。つまり、カロリーも2倍の多さ・・・ってか、デカ過ぎて喰えない・・・が、同僚は当たり前のように1フットのサンドウィッチを平らげる。おれの予想では、6インチのサンドウィッチ400キロカロリーの2倍、800キロカロリーだ。『サブウェイ』で800キロカロリーって・・・





「・・・もう最後だ、今日はファミレス行くか・・・」


おれは一人、『Sizzler』の門を潜った。遂に明日は帰国日、最後ぐらいファーストフードではなくしっかりとアメリカ料理を食べたい。そんな想いからだ。


ここ『Sizzler』の売りはサラダバー。減量にも優しいサラダが好きなおれは、一人興奮していた。メインを一番ボリュームの少ないものにして、サラダをたくさん食べる。摂取カロリーを考えても、素晴らしい作戦だ。


「・・・」


その考えはあっという間に覆された。ステーキがメインのメニューの中で、おれの頼んだのは、シュリンプフライ12個。ちなみに、12個か24個かのチョイスがあった中での12個だ・・・おそらく、揚げ物だが一番量的には少ないだろう。しかし、サラダバーには、なぜかサラダ以外に、ベイクド・ポテトなりタコスなりチキン・ストリップなりの前菜も食べ放題。シュリンプの横に大量のフレンチフライが付いてきてるのに・・・いや、それだけではない。スープも食べ放題。デザートも食べ放題。コーラも飲み放題。


「ガーリックブレッドが良い?それとも普通の??」
「・・・」


更にウェイトレスが、無料サービスのパンのオーダーを聞いてくる。いや、いらないって。無理だって。スープ一杯と、サラダ一皿・・・それだけでもう完食するのに必死だった。この驚異的な『サラダバー』、メインのシュリンプと合わせて1600円くらい。恐ろしい国だ、アメリカは。おれの予想は、フレンチフライ大量付きのメインと、サラダ一皿と、チキンスープ、合計で1400キロカロリー。ちなみに周りで食べてるアメリカ人達の摂取カロリーは、おれの倍は下らないのは、言うまでも無い。





「・・・あぁ・・・体重が・・・」


帰国したおれは、翌朝さっそく自分の体重を量る。体重、そして体脂肪率に内臓脂肪、全てが減量前の数値に戻っていたのは、言うまでも無い。僅か1週間半で・・・恐るべしアメリカ・・・


おれみたいな「出されたものは全部食べる!」的な人間は、アメリカの食生活で体重増加は間違いない。アメリカに行く時は、お気をつけて。


【続く】


Reo.

チップの真実・・・、を読み物風に

2011-06-06 17:47:03 | その他
『チップ』
① サービスや芸などに対する慰労や感謝の気持ちとして与える少額の金。心付け。祝儀。「―をはずむ」
② もっぱらアメリカでのみ主流らしい・・・が、おれは貰った事がないもの


「・・・おれが、アメリカの風習について教えてやる・・・」


久々のアメリカ出張、一緒に同行したのは、スウェーデンとドイツからそれぞれ来た二人だった。その二人は、チップをどれほど渡すべきなのか、どう渡すべきなのか、不安がっていた。アメリカで8年の生活経験があるおれは、一人得意げに、色々とご教授してうやっていた。


「・・・そうだな、まぁレストランでは10%から15%だな・・・」


どうやら、ヨーロッパでもチップは主流ではないらしい。高級レストランではまぁ置く事もあるらしいが、他では無いらしい。確かに、中国でもタクシーの運転手にチップを渡したら、極端に態度が変わっていた。


「・・・ちなみに、ホテルでも1ドルくらい、枕の下に置いておくんだぞ・・・」
「・・・!?」


おれの渾身の雑学、海外での経験が多いであろうヨーロッパ人の二人も、驚愕だ。ホテルでハウスキーパーにチップを渡すなど、考えも及ばなかったらしい。さすが、おれだ。鼻高々になったおれは、おれ自身がヨーロッパはオランダに行った時、同じように枕の下にチップを置いたら部屋が綺麗になったのにそのままチップが残っていた笑い話を交え、鼻を高くしていた。


「昨日話を聞いたから、今日は2ドル枕の下に置いておいたら、今日はちゃんとコーヒーが補充されてたぞ!」


翌日、ドイツ人からさっそくそのホテルでのチップの効果があった事の報告を受けた。しかし・・・実はその日、おれ自身はベッドメークを受けたのにチップはそのままだったのは・・・とても言えなかった。ホテルで枕の下にチップを置くのはガセだったのか・・・!?おれはガセネタを得意満面に説いていたのか・・・!?そのまま出張が終わるまで、知らん振りをしていたのは、言うまでも無い。


そして、アメリカで生活してから10年以上も経っているのに、未だアメリカのエキスパートを演じているのは、これまた言うまでも無い・・・内緒だぞ。



【続く】


Reo.

翌日