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Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

日本の贅沢さ・・・、を読み物風に

2012-07-13 18:04:31 | その他
『贅沢』
① 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「―を尽くす」「―な暮らし」「布地を―に使った服」「たまには―したい」
② 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「―を言えばきりがない」「―な望み」
③ 世界でこれだけ平和で安全で恵まれている国など無いのに、まだまだ不満が耐えない国の国民


「…やばいな、前半が終わってしまう…」


仕事を終え、夕食も食べずに向かった国立競技場。どうにか手に入れた招待券を片手に、おれは前半ももう残り5分になろうとしている、ロンドン五輪日本代表の壮行試合の会場へと走った。


例え海外組が大半を占めるフル代表では無いとはいえ、Jリーグでも主力を勤める我等が代表の面々である事には変わりない。マリノスの主力に育った斎藤学も選ばれている事もあり、おれのテンションは高まっていた。


すぐに自分の席を探し当て、ピッチを見渡す…とそのピッチを観る前に、気になる光景が目に入った…





小学校高学年から中学生と思われる小僧二人が、ピッチで繰り広げられる試合に目もくれず、PSPでゲームをお楽しみになっている。見たところ一応サッカーゲームをしていたが、サッカーが好きなのか、別に興味が無いのか、良く分からない…


「…お、おまえら…ゲームはどこでも出来るだろう…チケット幾らだと思ってるんだ…」


そんなおれの憤りをよそに、二人は実際のピッチで展開される日本のゴールチャンスの数々と歓声を気にする事も無く、黙々とゲームをする。そして、ゲームを終えると、何とスマホ(エクスペリア)でメールチェックだ…なんと贅沢な。


世の中には5000円のチケットなんて到底手が出ない人も幾らでもいるのに…


子供に2万円近いPSPを買ってあげる余裕がない人など幾らでもいるのに…


スマホなんて6万円くらいするのに…らくらくフォンでも渡しとけよ…


おれの中学時代なんて、軍服着て、全寮制で、テレビも観れなかった…嫉妬もあるだろうが、こんな小僧がいるなんて、日本は恵まれすぎてるな…


と思案に耽っていると、日本の得点シーンを見事に見逃してしまったのは、言うまでもない。


ついでに後半ロスタイムのニュージーランドの得点シーンも、もう会場を後にしていたおれは見逃してしまったのは、これまた言うまでもない…


【続く】


Reo.

夜のモントリオール、を読み物風に

2012-07-10 15:33:40 | その他
『ストリップ』
① 踊り子が音楽に合わせて踊りながら、衣装を1枚ずつ脱いでいく扇情的な演芸。ストリップティーズ。ストリップ。
② 男としては腹筋が割れているとやりたくなる事。ただし、イエローカードの対象。例:クリスチアーノ・ロナウド、バロテッリ


眠い。昼間なのに、眠い。13時間差のカナダから帰国した直後の、時差ぼけの影響か・・・?


と思いながら、よく考えれば昼食後は出張前でもいつも眠かったではないか・・・と朦朧とした頭で、おれは出張先で経験した出来事を思い出していた。


場所はモントリオール、カナダ。フランス語が公用語とされている地域の都市で、フランスの影響を未だ残し、建物も北米と言うよりヨーロッパの趣を残すその街で、おれは夜の繁華街へと繰り出していた。


「モントリオールは初めてですか?」
「・・・あぁ、初めてだ・・・」
「同僚から聞いたんですけど、モントリオールは楽しいらしいですよ」
「・・・ほう、なぜだ・・・?」
「ストリップ・クラブが色々とあるらしいです」
「・・・もう良い時間だ、解散しようか・・・」


ヨーロッパの本社から来た同僚の女性からそんな話を聞いたおれは、夕食を終えた早々に、彼女に解散を告げホテルに帰した。まだ20時位ではあったが・・・さすがに女性を夜の街には連れて行けまい。ましてや、本社でおれの夜遊びの噂が立つのは・・・


とは言え、渡航先に噂のスポットがあれば、ピンポンショーでも分かるようにそこに突撃取材するのがワイルドなおれの流儀。おれは早速ホテルに引き返すフェイントを見せた後、モントリオール一番の繁華街へと向かった。


観光客も多いその通りを歩いていると、なるほどそこには数件のストリップ・クラブが存在していた。しかし21時前とまだ夜は浅いからか、客引きの姿は見えなかった。


しかしこのような大人のお店の常、入る時にはやはり少し躊躇してしまう。どの店に入ろうか色々と物色しながら歩き、入りやすそうなそのうちの一つに的を絞ると、ちょうどその店から一人の女性が出てきた。


「・・・!?」


その女性、ちょっと年齢がいっていて、そしてぽっちゃりとしていた。顔も、ターゲットが広く女性に優しい事で知られているおれが見ても、綺麗には思えない。と言うか、普通のお母さん的な女性だった。


「・・・まぁ、今日は良いか・・・」


突然興味を失ったおれは、また次の機会にしようとそのままホテルに帰ったのは、言うまでも無い。


しかし残念ながら、仕事の都合と疲れで次に挑戦する機会が訪れず、やむなくそのまま帰国してしまった・・・色々なことを経験したいおれは、酷く後悔したのはこれまた言うまでも無い。モントリオール、戻れるか・・・








【続く】


Reo.

不正利用の恐怖・・・を読み物風に

2012-05-24 17:20:24 | その他
『不正』
① 正しくないこと。また、その行為や、そのさま。「―をはたらく」「―な取引」
② 『不正利用』とは言うが、正しい利用を『正利用』とは言わない


「・・・へぇ~金環日食って、金星は関係無いんだぁ~」


その日おれは、オフィスで穏やかな時間を過ごしていた。仕事をしていないと責めないでくれ。客先やフィールドでの試験が本業のおれにとって、オフィスでは時間は比較的緩やかに流れているのだ。そんなのほほんで平和なおれの朝は、一本の電話によって簡単に切り裂かれてしまった。


それは、ちょうどおれがあくびをして涙目になっている時だった。鳴らずの電話と言われるおれのスマートフォンが、久しぶりに振動した。それだけでも驚いたが、電話の相手の第一声に、おれは目を覚まさせられた。


「お客様のクレジットカードの事ですが・・・いま、日本にいらっしゃいますよね?」
「・・・この電話に応答した事が、その答になっているはずだが・・・」
「最近はローミングで海外でも携帯電話をお使いになられますので」
「・・・あ、あぁすいません・・・はい、日本にいます・・・」
「カードの使用履歴によると、本日、カナダでサングラスをご購入された事になっているのですが」
「・・・え・・・いや、買ってません・・・」
「ネット等でもご購入されてませんか?」
「・・・買ってません・・・」


どうやら、遠くカナダの地で、おれのクレジットカードが使用されたらしい。そして、この使用履歴は怪しいと、クレジットカード会社がコンタクトしてきたらしい。海外出張とカードの海外での使用も多いおれ、どういう基準で怪しいと踏んだのか定かではないが、この調査部隊、良い目をしている。


クレジットカードは早速停止され、新しいカードが送られてくるという。そして、不正利用されたと言う書類にサインして送り返すだけで、不正利用の金額は請求されないと言う。なんと簡単な。素晴らしい。


唐突なカード盗難騒ぎにおれの寝ぼけてた頭は完全に起きたが、新しいカードが送られるまでの一週間くらいカードを使えないのと、毎月の支払いの登録を変えなきゃいけないこと以外は、特に大きく煩わされる事はなかった。



数日後、おれの元にカード利用履歴が送られてきた。不正利用は・・・


5/15 カナダ サングラスハット 4.5万円
5/15 カナダ サングラスハット 6.5万円
5/15 カナダ サングラスハット 5万円
5/15 カナダ サングラスハット 8万円
5/15 カナダ ペトロカナダ(ガソリンスタンド) 3千円
5/16 カナダ GAP 2.8万円
5/16 カナダ GAP 2万円
5/16 カナダ SEARS 不成立

おれのカード、完全にもてあそばれている・・・どうせオークショ行きとは言え、サングラス何個買ったんだちきしょう。それもかなり高額なのを・・・場所は4箇所全て変えているとは言え、カード使用者に対してどれだけノーチェックなんだサングラスハット!


さらに、車で移動しながら、ガソリンにも使ってやがる。ガソリン代3千円とは・・・どれだけガソリン安いんだ、カナダ!!


そして最後に、GAP洋服をお買い物。その後に行ったSEARというデパートみたいなところで、やっと止まった。


おれはアメリカで何回もカードを使っているが、アメリカではIDチェックが必ず入った。日本人でもパスポートを見せなければならない。今回はガソリンスタンドでも使えた事を考えると、おそらく偽造カードを作られたのだろう。そうなれば、後ろのサインも全く効力がなくなる。


しかしそこで疑問なのは、どこで偽造されるような情報を抜かれたか・・・?そして、不正利用者は捕まるのか・・・?不正利用の操作をやらないとなると、偽造カードを止まるまでいくら使用してもノーリスクとなる理不尽さが考えられるが・・・


そんな事を考えながら、おれは今日もオフィスでのほほんとしている。ちなみに、不正利用で電話がかかってきたのは、これが二回目。前回は、パリで高級バッグ買われた・・・


おれの持っているカードはそこそこ良いカードなので対応も迅速かつチェックも的確だが、くれぐれも不正利用がないか明細のチェックを怠らないよう、気をつけて欲しい。


【続く】


Reo.

香港出張再び、を読み物風に

2012-03-30 12:22:52 | その他
『再び』
① 同じ動作や状態を繰り返すこと。副詞的にも用いる。「―の来訪」「―過ちを犯す」
② 二番目。二度目。
③ 最初の記憶が薄いと、大概同じ失敗をしてしまう。


おれは、出張で香港に来ていた。外資系の会社で働いている以上、必然的に海外出張は多い。これまでも多くの国へ、出張に行かされていた。そして、個人的に海外出張に抵抗は無い。さらに言えば、香港出張は二回目。前回は違う会社で働いていた時とは言え、不安は全く無かった。また今回も、緊張感も無く、香港に降り立った・・・


今の香港の季節は、春だと言う。気温は20度ちょっと。良い感じの気候だ。しかし、油断してはならない。海外では多くの場所で、異常なほど冷房が効いているケースある。香港でも例外では無く、外ではみんなジャケットを着ているというのに、室内や車内では冷房がガンガン・・・この矛盾、さすが原発事故や電力不足にさらされていない国だ。でも大丈夫、もう慣れたもののおれは、常にパーカーを持ち歩いている。


前回の香港出張では、タクシーを使ってホテルからオフィスに通っていた。そして、タクシーの運転手には英語が通じず、更にローマ字の地図を見せても分かってもらえず困った。しかし今回は大丈夫。今の会社は経営が危機的状況なので、タクシー通勤などは出来ない(と言っても、タクシーもかなり安いが)。毎日、地下鉄を使って香港人サラリーマンに紛れて通勤している。片道5香港ドル、約40円とめちゃくちゃ安いのに加え、地下鉄にはローマ字表記があるし、なんとICチップ搭載の「オクトパス」と言う名のスイカみたいなカードがある。言葉を交わす必要なく、通勤できる。素晴らしい。


食事は、昼は地元香港人の同僚と一緒、色々と連れて行ってくれる。超ローカルな店から、イタリアンまで。イタリアンと言いつつ、ポークチョップの付け合わせがチャーハンなのには苦笑いしたが、まぁ海外では良くあることだ。夜は、当然海外に行ったらその国の食事しか口にしないトラヴェルマシンのおれだ、日本料理など行かずにローカルな店に行く事にする。メニューは漢字でさっぱりだが、とりあえず色々と予想する。魚か肉の種類は検討がつく。炒めてるのか、麺なのかも、検討がつく。そして量は、値段で検討をつける。一回何とか麺を頼んでみたら、味噌汁サイズで驚いた事がある。とりあえずメニューの中で安いジャンルに入るものは、小さな一品料理だ。とりあえずこれまで頼んだものは、トマトと牛肉とタマゴの炒め物や、牛肉とニラのホイル焼き・・・あまり典型的な中華料理とは思えなかったが、まぁ悪くない。とりあえず、タマゴは卵と書かないのは、分かった。


「・・・ふっ、香港も完璧だ・・・」


二回目の香港出張、そして数々の難関を抜かりなくこなしたおれは、溢れ出る自信をより一層深めた。さて、仕事以外でじゃあ何をやるか・・・相場は、怪しいマッサージか観光と決まっている。会社の経営危機と自身の将来を考慮したおれは、怪しいマッサージは諦めて、香港の観光地に足を延ばすことにした。


香港一番の観光スポットは、やはりヴィクトリア・ピークからの100万ドルの夜景なのだろう。確かに、興味はある。夜景は好きだ。東京タワーからも、六本木ヒルズからも、函館山も、札幌も、全て観た。しかし・・・一人で夜景スポットに行くのは、どんなものだろう・・・ナンパして現地調達しても良いが、いかんせん言葉が通じない。英語でどこまでコミュニケーションをとれるか・・・


おれは夜景を諦めて、とりあえずローカルな香港を堪能する事にした。まずは、いつもは地下鉄で通っている香港島のメイン通りを、2階建てのトラム(路面電車)に乗ってみる事にする。乗車賃、いくら乗っても一回約20円。うむ、ローカルだ。会社の最寄停留所から、2階建ての2階に席をとり、のんびりと香港の街並みを眺める。ここから街並みを眺め、興味深いところがあれば、降りて観光。ぶらり途中下車だ。





なるほど、20分くらいで飽きてきた。別に降りてまで観たいところはない。しかし予定ではこのまま行けば、ホテルまで着くはずだが・・・なかなか着かない。と思っていたら、どうやら逆方面のトラムに乗ってしまったようで、車両は回送モードに。何のアナウンスも無いので、終点に着いた事すら、分からない。5分くらい佇んでいると、唯一最後まで一緒に乗っていた中国人観光客のグループが降りていくので、一緒に降りる。運転手は、外でタバコを吸っていた。ショックだ。


あまりにも海外慣れしていて、さらに二回目の香港と言う事で、完全に油断していた。何より、地図さえ持っていないのが、痛い。金が無いので、自慢のスマホをローミングも出来ない。つまり、一回間違えると、修正がなかなか利かない観光に出てしまっていた・・・


ここから地下鉄で一気に帰るのもありだが、せっかくトラムの終点だ、ゆっくり先頭に座って帰るか・・・いくら乗っても20円だし・・・おれは、再びトラムに乗り込んだ。一度通った道を、もう一度・・・さらに先へと・・・100メートルおきに停まるトラム、ホテルに帰るのにクソ時間掛かったのは、言うまでも無い。


「・・・もう今日は観光は良いや・・・」


ホテルに帰り着くと、おれはもう観光する気を失っていた。なんせ、地下鉄で片道10分のところを、2時間近くかけたからな・・・これが、ノープランな海外観光の結果だ・・・どこかの歌では予定無しでトラヴェルする事を歌っていたが、いや無理だろ。次、三度目の香港出張の時は、しっかりと行きたい場所をプランしてきてやる・・・おれは、一人オフィスからの香港の景色を眺め、心に誓った。もちろん、一番の優先は、怪しいマッサージなのは言うまでも無い。





【続く】


Reo.

公衆トイレでの自己紹介、を読み物風に

2012-03-14 16:31:30 | その他
『自己紹介』
① (スル)初対面の人などに自分の名前・職業・身分などを、自分で知らせること。
② 何も言わなくても、姿を見せアピールするだけでも可。自身の印象を見た目からアピールする事が出来る。


「・・・次は、桜木町に止まります・・・」


それは、とある日曜日の夕方に起こった。個人的な用事があり降車した横浜駅、おれは待ち合わせ時間にまだ5分くらいあるのを確認すると、ちょっとした小用を済まそうと、中央改札にある公衆トイレへと向かった。膀胱が小さい、もしくは敏感でトイレが近いのは日本人のサガ・・・出掛ける前にスタバでコーヒーを飲んでいたおれは、その利尿効果もあり、膀胱がパンパンだった。


説明しよう。個人的な見解ではあるが、自分も含め、日本人は基本的にトイレが近い。欧米人やアフリカ人と比較して体が小さくて膀胱が小さいからという説もあるが、膀胱が敏感だからという説もある。また、日本人は一般的に他の人の事も気にする控えめなタイプが多い為、自分がトイレに行く度に他人に立ってもらうのは悪いと、国際線の飛行機ではもっぱら通路側が大人気。これが海外では、ここまで通路側に希望がかたよることは無い・・・


ともかく、おれは駅のトイレへと急いだ。トイレ自体は、それほど混んでいなかった。これは日本でも海外でも共通だが、小用の便器が空いている場合、隣り合うのではなく、極力合間を空けて使う。人間、他の人が入ってくると違和感を覚えるスペースと言うものがあるからだ。ましてやトイレ、近くで他人に見られたくは無い。


そのトイレでは、あまり人がいなかったので、おれは両隣に人がいない便器へと進み、用を足そうとした。すると、何故か間髪いれずに、どこかの知らないおっさんが、おれの右隣に陣取った。他が沢山空いているにも関わらずだ。そこはハンディキャップ者用なのに、だ。


しかしそこまでは、おれも気にしなかった。まぁ、一番入り口から近いところだし・・・と思っていたら・・・


「・・・えっ!?」


おっさんは、その便器に着任早々、おれの息子・・・シャウエッセンをガン見だ。いや・・・シャウエッセンは言い過ぎかもしれない。限りなくポークビッツに近い、おれのシャウエッセンを終始おっさんはガン見している。


更に悪い事に、おれは小のはねっ返りを浴びるのを嫌い、用を足す時は少し隙間を空けている。まさか他の男が好奇心旺盛に覗いてくるとは思わないからだ。つまり、おっさんはおれのシャウエッセンをまぁ良く見ていた事になる。おれもまさか途中で小を止めて移動するわけにもいかず、そのままガン見されるままにしておいた。


用を足し終わりシャウエッセンをしまうと、おれはどんなおっさんが見てたのかという興味から、その右隣のおっさんを見てみた。するとおっさんは、一滴も小を出さないまま、残念な、満たされないような顔で、他の便器へと移動していった。おれの厳ついゴリラ顔からホットドッグやジャンボフランクを期待していたのかもしれないが・・・残念だったな、人は見かけによらないんだ。


「・・・悪かったな・・・」


良く考えると、おれの粗末なシャウエッセンはおっさんの期待に沿えなかったという事実に、悲しくなった。おっさんにがっかりされるなら、まさか女性にも・・・いや、これ以上は考えないようにしよう。おれは自身と息子を慰めながら、横浜駅の改札を出た。春なのに冷たさが続く横浜の風は、おれの心を余計に痛めつけていた。


その翌日、この話をすると横浜在住の同僚に、そのトイレは変態が出るので有名!と知らされた。どうやら、昔からそんなおっさんがいるらしい。しかし、異性に見られるならともかく、同性に見られるのは犯罪なのかなぁ・・・とその後議論になったのは、言うまでも無い。


・・・その話を同僚にする際、おれはシャウエッセンではなくジャンボフランクだと見栄を張ったのは、これまた言うまでも無い・・・


【続く】


Reo.