トランプ氏が開いた選挙集会で米ロックバンドのフー・ファイターズの楽曲が使用された
(7月)=ロイター
【ワシントン=時事】
米人気ロックバンドのフー・ファイターズは、11月の大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領が選挙集会で楽曲を使用したことに反発し、トランプ氏からの印税収入を民主党候補のハリス副大統領に寄付すると表明した。米メディアが26日までに相次いで報じた。
問題となっているのはトランプ氏が23日に西部アリゾナ州で開いた選挙集会。大統領選から撤退し、トランプ氏支持を打ち出した無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏が登壇した際に楽曲を使用した。
フー・ファイターズのX(旧ツイッター)公式アカウントは、トランプ氏の楽曲使用について事前に連絡はなかったと指摘。
さらに、CBSテレビなどによると、広報担当者は取材に「もし事前に許可を求められても認めなかった」と強調し、トランプ氏の陣営から受け取る印税収入をハリス氏に寄付すると付け加えた。同バンドのリーダーのデイヴ・グロールさんは過去にメディアでトランプ氏を批判してきた経緯がある。
2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、ハリス副大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。
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日経記事2024.08.28より引用